【独自】豚肉の重量、不適切処理 大信畜産工業(中野市)、伝票上軽く 農家への支払い減少の可能性 2015~21年

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豚肉の計測値を実際より軽めに変更していた信畜産工業の本社=中野市

 食肉加工の大信畜産工業(中野市)が、県内などの畜産農家から出荷された豚の「枝肉」(内臓などを取り去った骨付き肉)の重さについて、計測値より軽い数値を伝票に記入する不適切な処理をしていたことが6日、複数の関係者への取材で分かった。一定量を差し引いた重さを基に農家への支払いを行い、こうした処理は少なくとも2015年ごろから21年まで続いていた。同社はマルイチ産商(長野市)の子会社。

 農家が出荷した豚は、大信畜産工業や中野市などが出資する第三セクター「北信食肉センター」(中野市)で頭部や内臓などを取り除き…

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