ずっと思っていた&年々膨らんでいく不安があります。
こんなことを書き記し 残していいのかと思ってズバリと書きませんでしたが、やっぱ残しておこうかと。
もしレオ君が読んだら…と思うと書けなかったのですが、当分読むことはないやろうし、「やっぱあかん!」と思ったら削除…またはアメ限にするかもしれません。
そんな、ちょいネガティブな記事…
うちのかわいいレオ君は【支援学級】で 国語と算数を学んでいます。
レオ君は、普通学級の5年生と比べると 勉強はできません。
国語と算数は当然遅れており、理科や社会なんかは理解できていないけどとりあえずイスに座っている…という感じだと思われます。
レオ君には支援学級の通知表と普通学級の通知表があり、支援学級の通知表には◎が多いけれど、普通学級の通知表では ◎は……
だいたい毎年の通知表は、◎は1つか2つくらいなんですが ○が多い印象でした。
でも4年生の1年間のおいては、例年通りに◎が1つだけでしたが、○も少なく △が断然多くて…
ボー(レオ君と同い年のイトコ)の通知表と レオ君の通知表では◎の数が全然違うことに、私は焦ります。
更に去年は△が増え、更に焦ります。
年々、同じ年の子達との【差の広がり】を感じて焦っちゃうのです。
理解力がなかなか進まないように見え、算数では手順で覚えていくので応用が効きません。
音読も、意味を考えたり情景を思い浮かべながら読む感じではなく 一文字をただ発音していくだけなので、間違ってもわからないようやし 私も聞いていてよくわからないことも多い。
「そのこのこののこきのこもきれぬ」をたどたどしく切るところを間違えて読むとよくわからないけど、「その子のこのノコ、キノコも切れぬ」とわかって読むとそう伝えられるのになぁ…
ボーが泊まりに来ていた時に 一緒にお友達の“ジェント君”が来て、我が家で宿題をしました。
レオ君は 国語(先生の書いた漢字を上からなぞる)と算数(二桁のひっ算)だけなのでササッと済ませ、ボーとジェント君は国語と算数と社会の宿題をしていました。
国語は漢字、算数は三角形の角度、社会は地形の名前。
ジェント「ここわからんなぁ…
こういう時、
どうしたらいいか知ってる?」
「どうすんの?」
「とりあえず何か書くねん。
とりあえず(空白を)埋める。
『平野』……っと…
」
「はー! 確かに…
間違ってても、宿題をやってはいるわな…」
「そういうこと〜」
そういう“ズル”とも言えることをし始めていることに、賢いなぁ…と感心しました。
この賢い彼らに、何年か前に…たぶん3年生頃かな?レオ君を褒めていたら言われたことがあります。
「レオ君の宿題は簡単やから!」
だから早く終わる。えらいわけではない!みたいな…
確かにそうやねんけど……
でもそれはジェント君には簡単でも
レオ君には難しいことやから
『がんばった!えらかった!』
でいいねんで
と言ったような気がします。
それはそれでなんか複雑で…
でも今回は、ササッと宿題を済ませ「もう終わった〜」と言うレオ君に、彼らは何も言いませんでした。
ちょっとしたことでマウントを取り合う彼らが、レオ君に何も言わなかったこともまた複雑で…
でも感じていました。
最近のボーは、レオ君には兄のように寛大で優しいです。ジェント君とはライバル、レオ君は弟。そんな感じ。
ひょっとしたらジェント君や他の子もそんな感じで大目に見るようになってきたから、レオ君は居心地良く学校に居れるようになったのかもしれませんが。
勉強の内容が全然違うのはしょうがないことだし、年月が進めば進むほど差が広がっていくのは当たり前なのですが、ね。
かといって、普通学級の授業を受ければいいわけでもないし…
高校は行けるのかな?
なりたい職業には…就けないのかもしれない
自立してやっていけるようになるのだろうか…
【勉強ができないことに不安】ではなく、【将来に不安】を感じることが増えてきました。
それはまだ私だけのものであり、レオ君に伝染していないのですけどね。
4年生の時に支援学級の通知表の書式が変わったようで、区分みたいなものの記入があり衝撃を受けました。
そこには『知的障害B』と書かれてありました。
勉強があまりできないし
少々幼いことはわかっていたけど
知的障害だったのか…
それから私の気持ちや対応が緩くなったというのは確かにあります。
何か名のある発達障害なら 特徴や対応を学ぶべきだと思い、懇談の時に4年生の時の支援学級の担任である“プーちゃん先生”に 何か検査とか受けなくていいのか聞いたことがありました。
でも結局はそれはただの“区分”であり、何にも当てはまらない“その他”のようなものが その『知的障害B』だということでした。
先生のお見立て的にも、何かの発達障害に当てはまる行動が無いので検査の必要はない とのこと。
私的には『何か』がある方がスッキリしたんですけどね。対応もハッキリするし。
でも無いので、そのままの今のレオ君を受け止めることが大事だと思い、
できないこともいつかできるんだ
今までだってそうだった
レオ君はただゆっくり成長するタイプなんだ
無理をさせてはいけない
1、2年生くらいを見る気持ちで
大目に、ゆったり見ていこう
そんな風に思ったんですよね。
それで余計に緩んで甘くなっちゃって、都合よい放置をしちゃったというところもあると思います。
でもさ、社会に出てからも必要な勉強って何ですか?
必要な勉強?……無いと働くのに苦労するような勉強って?…………
あーー。なんや…
ちょびっとやな
足し算・引き算・九九・簡単なかけ算・簡単なわり算がわかってたらなんとかなるんちゃう?
漢字を書けなくても、読めたり 正しいのを選べたらいいんちゃう?
あとは、働いてから その仕事に必要な知識を学べばいいんちゃう?
そうか!
なんとかなるなる!レオ君!
っていうか君も、
お父さんのような男になれ
でもね、なりたい職業があるならそれに就いてほしいしなぁ…
一生の仕事は好きなこと!がいいもんね。
それになるには大学行かなあかんかもしらんし、なりたい職業が今無くても 勉強していればなれる職業も増え なりたい!と思った時にすぐに方向転換できるもんね。
今のところ、レオ君のなりたい職業は、電車やバスの運転士だと私は思っています
だからこそ、勉強ができるに越したことはないんやけど……
きっとうちの親も、どの親も、同じ事を考えていますよね。
そう思って育ててもらいながら、うるさい!放っとけや!好きにさせろ!と思っていた私も居るのですが…
それに、急にレオ君の理解が進むかわからんしね。
グングン理解が進んで、いつやる気が爆発するかわからんしね。
なんか、昔ヤンキーやった人が急に勉強に目覚め 結果的にハーバード大学より上の大学に行った話を見た…
その時その時のレオ君を丸ごと抱きしめつつ、いざやる気が爆発した時にはすかさず支援できる親でいたいです
先日レオ君が こんなことを言いました。
「IQよりEQやんなぁ?」
「おお!よく知ってるね〜
かぁちゃんも、IQよりEQやと思うわ」
社会で生きていくのに…より豊かな人生を送るのには、EQ(心の知能指数)が高い方がいいと思う!
勉強はレオ君のペースでいい。
私が無意味に焦るのはやめます。
今は、生活力やEQ高めるための【レオ君超進化計画】、やっていくかの……
先生からの連絡帳には、
なぜかケーキを貼っていますが、
お母さんへの気持ちはしっかり書かれています。
ぜひ見てあげてください。
と書かれてあったから……【母の日のカード】として皆で作ったのかな?
いえいえ先生、コレでいいのですよ!
レオ君は「ちょっと早いけど…」と言ってからくれたので
来月は私の誕生日だということ、お返事に書いておこう