【厳選】女性向けラノベのおすすめ作品

2022年9月17日

女性向けラノベ

女性が読んで楽しめる、おすすめの女性向けライトノベルです。
以前はライトノベルは男性向け作品がほとんどでしたが、今では女性向けライトノベルのレーベルも増え、多種多様な作品が増えてきました。
女性目線で語られる物語は男性が読んでも面白いものも多く、男女問わず読んでもらいたい良作のラノベです。

「花守の竜の抒情詩」淡路帆希

花守の竜の抒情詩

王位継承に敗れた第二王子。そして、その王子の国が侵略した国の王女。支配した者とされた者。互いを憎みながらの長い旅が始まる――。「紅牙のルビーウルフ」の淡路帆希が贈る、宿命のファンタジー!

憎しみと愛の宿命のファンタジー

王位継承争いにより居場所のない第二王子と、その王子に侵略された国の王女のお話です。お互いを憎しみ合いながら、長い旅をすることになります。登場人物たちの心情が丁寧に描かれていて、憎しみが愛に変わっていく様子がすんなりと心に染みてきます。旅の途中で出会い、引き取ることになった孤児の女の子との関係性も微笑ましく、若い女性だけでなく、子供のいる女性にもおすすめです。(30代女性)

「指輪の選んだ婚約者」茉雪ゆえ

指輪の選んだ婚約者

社交や恋愛に興味がなく、刺繍だけをして生きていたい伯爵令嬢のアウローラ。今日も夜会で壁の花になっていた彼女にぶつかってきたのは、ひとつの指輪。そして、"氷の貴公子"と名高い美貌の近衛騎士・クラヴィス次期侯爵の「私はこの人を妻にする!」というとんでもない宣言で……!? 第三回アイリス恋愛ファンタジー大賞銀賞受賞作が、大量書き下ろしで満を持して登場☆

まっすぐお嬢様と美貌の騎士の溺愛物語

中世ヨーロッパ文化と魔法などのファンタジーが融合した世界観で繰り広げられるこころ綺麗な真っ直ぐなお嬢様と溺愛する美貌の騎士様の恋愛ライトノベルです。
作者さんが丁寧な文章表現なのですごく細かくドレスなどの世界が思い浮かびます。主人公のお嬢様を溺愛する騎士がめちゃくちゃカッコいいですし、主人公のお嬢様はまっすぐでとても好感が持てます。巻数を経て、どんどんラブラブになっていくところも良いと思います。(30代女性)

「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」香月美夜

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~

<あらすじ>
幼い頃から本が大好きな、ある女子大生が事故に巻き込まれ、見知らぬ世界で生まれ変わった。貧しい兵士の家に、病気がちな5歳の女の子、マインとして……。おまけに、その世界では人々の識字率も低く、書物はほとんど存在しない。いくら読みたくても高価で手に入らない。マインは決意する。ないなら、作ってしまえばいいじゃない!目指すは図書館司書。本に囲まれて生きるため、本を作ることから始めよう!

本好き必見!ファンタジーあり、ヒューマンドラマありのビブリア物語

平民に転生した本好きの少女が、本を作ったり、本を求めて下剋上していくお話です。設定がとても丁寧に描かれており、作品の序盤は、本に必要な紙やインクと言った材料の話がメインから金属活字や活版印刷の話が解りやすくストーリーに組み込まれています。
その中には工程上、挫折したものもあったりなど、昔の本づくりに関わった偉人たちの苦労が伝わり、進化してきた今が現代なのだと感じる構成になっているように感じます。

登場人物の心理描写も丁寧に描かれており、特に第2部のラストは転換の章と言われるほどの下剋上がおこります。それゆえに一緒にいられた家族と離れるという決断をするのですが、そのシーンは本当に見事でタオルとティッシュを片手に読みふけりました。
離れた後も、細いつながりを大事に守りあう家族の姿や男女不平等や身分・世界文化の差などで生じる主人公の葛藤や苦しみなどをのり超え、持ち前の本から得た知識だったり突飛な発想を使い、下剋上だったり、突破していくお話となっています。
各所に散りばめられた伏線もしっかりと回収されつつある物語は今現在第五部がスタートしており、クライマックス直前でとても続きが気になる作品です。(20代女性)

「魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~」甘岸久弥

魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~
「もう、うつむくのはやめよう」
転生者である魔導具師のダリヤ・ロセッティは、決められた結婚相手からの手酷い婚約破棄をきっかけに、自分の好きなように生きていこうと決意する。
行きたいところに行き、食べたいものを食べ、何より大好きな“魔導具”を作りたいように作っていたら、なぜだか周囲が楽しいことで満たされていく。
「これも、君が作ったの!?」「この際だから商会、立ち上げない?」
ダリヤの作った便利な魔導具が異世界の人々を幸せにしていくにつれ、作れるものも作りたいものも、どんどん増えていって――。
魔導具師ダリヤの、自由気ままなものづくりストーリーが今日ここからはじまる!
《あらすじ》を見る

女性職人に元気をもらう作品

転生者であるダリヤは前世でうつむきながら死んでいったことを後悔していた。魔道具師の師としての父の急死や、信頼していた相手からの婚約破棄などで再度うつむきかけていた時、友人や仕事先の人、さらには新しい出会いを経て彼女は再度前をみて歩き出すことを決める。
ダリヤは前世の知識をいかし様々な商品の開発を進め、その商品はどんどんと世間に普及、彼女を取り巻く環境はどんどんと変化しつつも頼れる仲間、友人、恋人?達の支えによって彼女はさらに精錬された強く美しい女性になっていく。そのがんばっている姿に元気をもらえる。

さらには出てくる魔道具が、現代社会においては当たり前のものをアレンジしたもので、なじみ深く想像しやすいというのも読みやすい。そして何より合間合間に出てくる料理がなんともいえずおいしそうである。仕事人間でありながらも飲兵衛という側面をもつ彼女の魅力がよりひきたっているのではないかと思う。(30代女性)

「“文学少女”と死にたがりの道化【ピエロ】」野村美月

“文学少女”と死にたがりの道化【ピエロ】

天野遠子・高3、文芸部部長。自称“文学少女”。彼女は、実は物語を食べる妖怪だ。水を飲みパンを食べる代わりに、本のページを引きちぎってむしゃむしゃ食べる。でもいちばんの好物は、肉筆で書かれた物語で、彼女の後輩・井上心葉は、彼女に振り回され「おやつ」を書かされる毎日を送っていた。そんなある日、文芸部に持ち込まれた恋の相談が、思わぬ事件へと繋がって…。新味、ビター&ミステリアス・学園コメディ!

「普通の高校生」と「普通じゃない高校生」の織り成す人間ドラマ

有名な文学作品が関連する事件を「普通の男子高校生」の主人公・井上木葉と「文学を食べる不思議な女子高校生」の天野遠子が解決していくドタバタ劇あり、恋愛模様有りの青春作品です。
自分が読んだことのある文学作品が題材となっていることもあるので、『”文学少女”シリーズ』の中でその作品の新しい解釈を見ることもできます。
一方で題材となっている文学作品を読んだことが無い人でも楽しめる内容になっており、この本を読み終わった後は思わず題材となった文学作品に手が伸びてしまいます。
また、悲恋・片思い・両想い・ハーレム(?)などの様々な恋愛模様も展開されており、登場人物たちの行く末を読み進めていく楽しさの一つです。柔らかなタッチとカラーの挿絵も魅力的です。(30代女性)

「聖女の魔力は万能です」橘由華

聖女の魔力は万能です

20代半ばのOL、セイは異世界に召喚され……「こんなん聖女じゃない」と放置プレイされた!? 仕方なく研究所で働き始めたものの、常識外れの魔力で無双するセイにどんどん“お願い事”が舞い込んできて……

女性にも楽しめる異世界転生作品

よくある主人公が日本から異世界にいってしまうものですが、女性向けな点は、主人公が男子でなく女子なことにあります。主人公ヒロインは異世界に聖女として転生し、品位のあるイケメン達とドキドキとした日々を送ることになります。主人公の特性はその世界ではありえないくらいに技術が進んだ医療アイテムを生成できることです。その能力を用いた上で、イケメンとのドキドキする恋愛が楽しめる内容になっています。(30代男性)

「捨てられた妃 めでたく離縁が成立したので出ていったら、竜国の王太子からの溺愛が待っていました」里海慧

捨てられた妃 めでたく離縁が成立したので出ていったら、竜国の王太子からの溺愛が待っていました
「愛妾が懐妊した、離婚してくれ」――天才魔道具開発者として王太子である夫に能力を搾取されてきたロザリア。初夜もないまま結婚6年目の記念日を迎えるが、名ばかりの妃生活はあっけなく終了する。しかし、ようやく自由を手にしたロザリアの心は羽のように軽かった!――「すぐに王城を去ります!」執事のアレスとともに、竜人国でのセカンドライフをスタートさせたロザリアは、規格外の力を発揮して魔道具を作り、悠々自適な時間を大満喫! そんなある日、ずっと支えてくれていたアレスが実は竜人国の王子だったことが判明して・・・!?

愛妾>チートな魔道具 で本当にいいんですね?無能な夫に捨てられた妃の大逆転劇、ここに開幕!

《あらすじ》を見る

夫から離れて自由を手にいれたロザリアの生きざまを楽しめる作品

この作品が女性にお勧めである理由は、主人公のロザリアが夫の搾取から自由になって、イキイキとした姿を見せてくれるからです。夫になんて頼らずとも、自分の人生は自分でも切り開いていけるんだと言うポジティブなメッセージが込められているようか感じがします。
さらに離縁したロザリアに意外な展開が待ち受けていたり、ストーリーもかなり面白いのでお勧めできます。(20代男性)