■一色一生
さて、「セーラー服と機関銃」的なタイトルをつけてみました。殺人的な暑さの昼下がりを皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私は夫に勧められて人生初「人間ドック」というものを体験してきましたよ。
健康診断なんて10年ぶりくらいに受けました。そろそろ健康が不安になってくるお年頃なのでちょうど良かったです。
乳がんも近頃話題ですしね。乳がんと子宮がんの検査もオプションで受けてきました。
近頃食事をすると毎日尋常じゃなく胃もたれするのでピロリ菌がいるんじゃ無いかとずっと不安に思っておったのですが、「胃の中すごく綺麗なのでピロリ菌が居る可能性はほとんど無い。」ということでした。ほっ。
「胃そのものは状態が良いので、働きが悪くなっているのだと思います。」
とのこと。つまりババアになったということでしょうか。まー、そうなんでしょうね。(* ̄∇ ̄*)
さて、「セーラー服と機関銃」的なタイトルをつけてみました。殺人的な暑さの昼下がりを皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私は夫に勧められて人生初「人間ドック」というものを体験してきましたよ。
健康診断なんて10年ぶりくらいに受けました。そろそろ健康が不安になってくるお年頃なのでちょうど良かったです。
乳がんも近頃話題ですしね。乳がんと子宮がんの検査もオプションで受けてきました。
近頃食事をすると毎日尋常じゃなく胃もたれするのでピロリ菌がいるんじゃ無いかとずっと不安に思っておったのですが、「胃の中すごく綺麗なのでピロリ菌が居る可能性はほとんど無い。」ということでした。ほっ。
「胃そのものは状態が良いので、働きが悪くなっているのだと思います。」
とのこと。つまりババアになったということでしょうか。まー、そうなんでしょうね。(* ̄∇ ̄*)
40歳を過ぎて子育ても一段落したので、今までと同じものを同じペースで食べてたら食べ過ぎで胃に負担なんだと思うんですよ。
子育てに体力がいる時期ってストレスもあったのか食べても食べてもお腹が空いていたし、「痩せの大食いだね。よく食べるからびっくりした。」と一緒に食事をする人たちから驚かれていたのですが、今ではすっかり少が細くなりました。
食べ盛りの子供がいるからつい肉料理とか揚げ物とか子供が喜ぶメニューを頻繁に作ってしまうのですが、もしも私が未婚で子なしだったら今頃食事は宮沢賢治的風(玄米と味噌と少しの野菜を食べ…)ですませていたかもしれません。もともと食べるという行為に熱心ではないので家族がいなかったらものっそい適当な食生活だったと思います。
今まで胃の検査を今まで一度もしたことがなかったので、病院では「バリウム飲むの初めてだなぁ。激マズなのかなぁ」とドキドキしていましたが、「近頃気になる症状は?」と言われて「すごく胃もたれするんです。」と話したら「じゃあ、レントゲンより胃カメラで中を見たほうがいいですね」と言われたので急遽胃カメラに変更しました。
胃カメラ…あぁ、なんて衝撃的な体験なのでしょうか。
おげっ。ほげげっつ。ごふぅっ。うぐっうぐっ。
って感じでした。(´;ω;`)
気持ち悪かったけど、自分で見ても綺麗な胃壁と十二指腸だったので一安心。
様々な検査の結果胃に限らず内臓は全て綺麗だったので「優秀です」とドクターからお褒めの言葉もいただきましたよ。
齢(よわい)40年、酸いも甘いも噛み分けて心の中はススけていますが、体の中はまだキレイだということが証明されました。祝!
人間ドックは各種検査の待ち時間に暇かなと思って文庫本を持ち歩いていたのですが、読み応えのある本でした。人間国宝の志村ふくみさんの紡ぐ言葉は美しくてため息が漏れます。

もう、本の出だしから魅せられてしまいますね。
染織家の志村さんは本の中でこのように言っておられます。
あぁ、これぞものを作る人の言葉だと思いました。
そして全ての検査を終えた後に軽い食事をとりながらFacebookを覗くと、あるセミナー案内のブログが目に入りました。
「起業して手っ取り早く売れるためには、アメブロの読者登録1000人、FBお友達申請1500人の次は売れてる人に会いに行って見た目(洋服や持ち物)や行動(会話やランチする場所)を真似るといい。売れてる私に会えば会っただけで売れるようになります!」
とか書いてあってぶぶぶぶぶぁかじゃないの!と思いました。
世の中には多種多様な起業セミナーがありますが、このテはあまりにヒドイです。
手仕事で身を立てようと思われる方はぜひ志村さんの本を読んでいただきたいと思います。人間国宝の言葉と胡散臭いコンサルの言葉には、本物のダイヤモンドのプラチナリングと縁日で売ってるガラス玉のおもちゃくらいの違いがありますよ。
子育てに体力がいる時期ってストレスもあったのか食べても食べてもお腹が空いていたし、「痩せの大食いだね。よく食べるからびっくりした。」と一緒に食事をする人たちから驚かれていたのですが、今ではすっかり少が細くなりました。
食べ盛りの子供がいるからつい肉料理とか揚げ物とか子供が喜ぶメニューを頻繁に作ってしまうのですが、もしも私が未婚で子なしだったら今頃食事は宮沢賢治的風(玄米と味噌と少しの野菜を食べ…)ですませていたかもしれません。もともと食べるという行為に熱心ではないので家族がいなかったらものっそい適当な食生活だったと思います。
今まで胃の検査を今まで一度もしたことがなかったので、病院では「バリウム飲むの初めてだなぁ。激マズなのかなぁ」とドキドキしていましたが、「近頃気になる症状は?」と言われて「すごく胃もたれするんです。」と話したら「じゃあ、レントゲンより胃カメラで中を見たほうがいいですね」と言われたので急遽胃カメラに変更しました。
胃カメラ…あぁ、なんて衝撃的な体験なのでしょうか。
おげっ。ほげげっつ。ごふぅっ。うぐっうぐっ。
って感じでした。(´;ω;`)
気持ち悪かったけど、自分で見ても綺麗な胃壁と十二指腸だったので一安心。
様々な検査の結果胃に限らず内臓は全て綺麗だったので「優秀です」とドクターからお褒めの言葉もいただきましたよ。
齢(よわい)40年、酸いも甘いも噛み分けて心の中はススけていますが、体の中はまだキレイだということが証明されました。祝!
人間ドックは各種検査の待ち時間に暇かなと思って文庫本を持ち歩いていたのですが、読み応えのある本でした。人間国宝の志村ふくみさんの紡ぐ言葉は美しくてため息が漏れます。
あやうい色を追いかけて、足元の地が崩れるような思いを繰り返しながら、ますます深みに落ちてゆくようです。
もう、本の出だしから魅せられてしまいますね。
染織家の志村さんは本の中でこのように言っておられます。
工芸の仕事はひたすら「運・根・鈍」につきると言われました。
「運」は、自分にはこれしか道がない。不器用で我儘な自分はこれしか出来ないのだと思いこむようなもの。「根」は粘り強く一つのことを繰り返し繰り返しやること。そして、「鈍」とは、材質を通しての表現である工芸は、絵や文章のように、じかの思いをぶちまけて表現するものを鋭角とすれば、ものを通しての表現であるから、直接ものをいうわけにはいかない「鈍」な仕事なのだ。しかしそこにまた安らぎもあると。
これこそ工芸の本質についての教えなのだったと、二十年経った今ようやくその意味の深さを思うのです。
あぁ、これぞものを作る人の言葉だと思いました。
そして全ての検査を終えた後に軽い食事をとりながらFacebookを覗くと、あるセミナー案内のブログが目に入りました。
「起業して手っ取り早く売れるためには、アメブロの読者登録1000人、FBお友達申請1500人の次は売れてる人に会いに行って見た目(洋服や持ち物)や行動(会話やランチする場所)を真似るといい。売れてる私に会えば会っただけで売れるようになります!」
とか書いてあってぶぶぶぶぶぁかじゃないの!と思いました。
世の中には多種多様な起業セミナーがありますが、このテはあまりにヒドイです。
手仕事で身を立てようと思われる方はぜひ志村さんの本を読んでいただきたいと思います。人間国宝の言葉と胡散臭いコンサルの言葉には、本物のダイヤモンドのプラチナリングと縁日で売ってるガラス玉のおもちゃくらいの違いがありますよ。