■グルーデコとかプラバンとかすごく楽しそうでした

すみません。先週の記事世の中に甘い夢って無いんだなぁで「その話はまた明日」とか締めくくりつつ何日も先延ばしになってしまいましたが、「ハンドメイドの楽しみって売れるとか売れないとかだけじゃ無い」という話の続きをやっと書きます。

先月末に上京してホビーショーに行ったときの話なのですが、結論から先に言うと予想外に楽しかったんですよね。

会場のお客さん達の年齢層は高めで、各企業のお買い得資材やワークショップに殺到している姿には圧倒されて遠巻きに見ているしかできませんでしたが、皆さん目が輝いてました。


会場中央にはどどーんと貴和製作所が陣取ってます。さすがです。

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人だかりすぎて近寄れませんでしたが、その場で貴和製作所のパーツを簡単に組み合わせてアクセサリーを作り(店員さんたちが丁寧にアシストしてくれる)、その場で買って帰れるので人気のようでした。


私が会場でまず気になったのはフェイクスイーツの展示の多さ。フェイクスイーツは作家さんがたくさんいるらしく、あちこちのブースで奇抜なアイディアや小さな作品の精巧さを競っていました。

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minneの会場でもフェイクスイーツ系の作品を売っている作家さんは沢山いたのだけど、正直こんなに作家が多くちゃ珍しくもないしさほど売れているようにも思えない。 
だけど、あちこちのブースを見ているうちに「お金じゃ無いんだろうな〜」と思えてきました。

だってフェイクスイーツはものすごく手間がかかるのに、作家人口が増えて競争は激しい。供給過剰な商品は値崩れするからお金になるとも思えない。にも関わらず作り続けるのは


作っていること自体が楽しい 


からなんだろうなと。
私もハンドメイド作家としてのデビューしたのはフェイクスイーツがきっかけでしたが、好きだからやってたわけじゃないんですよね。
あれは娘が小さかったので作ってあげたら喜ぶだろうと思って作ってみたら、それがたまたま人の目に止まってワークショップの講師に呼ばれるようになって、フェイクスイーツ作家がまだ珍しかったのでよく売れたというだけのことなんです。
よく売れてお金になったからやってたので、作家人口が増えてお金になりにくくなったらあっさりやめてしまいました。


私が作っていたのはもう3年以上も前の話なので、あれからどんどん技術が進歩して今ではもうついていけません。さすがは日本人。こういうのやらせたらどこまでも突き詰めますよね。

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技を極めること自体が目的


でもあるんでしょうね。武士道のようです。おみそれしました。


それから、次に気になったのがグルーデコ。
私はスワロがキンキンキラキラしてるアクセサリーは趣味じゃありません。ちょっと眩しすぎて。(笑)

でも、会場のあちこちでグルーデコのワークショップをして、どこもかしこも人だかりでしたから人気があるんですね〜。高知に帰ってきてからSalon de Ritzの生原さんに教えてもらったのですが、土台になる粘土を作っている会社だけでも数社あるんですってね。呼び方もグルーデコの他にもあるとか。

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もう、キンキンキラキラどころかギンギンギラギラなブースもあって目が痛いくらいでしたが、みんなスワロフスキーが好きなんだなぁ。グルーデコが流行ることでスワロフスキーの会社はどんだけ儲かってるんだろうと思いましたよw

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趣味じゃ無いとい言いつつも大勢の女性達がワークショップに列をなして楽しそうに作っているのを見ていたら、だんだん自分もやりたくなってしまったのですが、ワンコイン(500円)で出来るストラップは売りきれで、ブレスレットや指輪など2千円〜の高いワークショップしかできなかったので諦めました。
ストラップなら娘へのお土産になるけど、ブレスレットや指輪は作っても使わないし。



グルーデコは簡単そうだけど集中力と根気が必要な細かい作業だからこそ、作っている時の充実感や作り上げた時の達成感が気持ちいいんだろうなと思いました。



そして、ワークショップに参加したかったのにできなくて悔しかったのはプラバンです。

いや、私はもともとプラバンて好きじゃ無かったんですよ。
安っぽいなぁというか、若い子にはいいけど私みたいにちょっと年を食いすぎた大人には似合わないというか、プラバン素材の似たようなアクセサリー(印刷した星座とか動物のやつ)を作っている作家さんがあまりにも多すぎて飽きたというか。

だけど、ホビーショーやminneのマーケットででプラ版を見直しました。

だって、ほら、この水仙とか紫陽花とか可愛く無いですか?

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技術と工夫が光りますよね。ここまでされると安っぽいとは思わない。

もう予約で満席だったので入れなかったのだけど、作ってみたかったなぁ。この紫陽花は展示品でしたが、この本↓にレシピが載ってるんだったかな。



う〜ん、でもわざわざ本を買ってまで作りたいんじゃなくて、ちょっと作る体験をしたいだけなの。だって自宅で作るには道具が要るじゃないか!材料揃えるのだって大変だし!


しかしminneに出店していた作家さんの作品も可愛かったし、プラバンで可能性のある素材なんだなと思いましたよ。画力の高さに感心して金魚は買いましたしね。

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素材なんてセンスと工夫次第でどうにでもなるんだなと思いました。

 

そんなことより、今回ホビーショーの会場で
私が一番ぐっときたのはこの作品↓です。


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 これぞ心温まる手作り!ヾ(=^▽^=)ノ


ハンドメイドって、起業とかお金を稼ぐことを考えなくても、こうやって楽しめばいいんだよね。