公開日付：2015.01.26
～近畿圏を中心にゲームセンター「ＫＣＡＴ」を運営～
（株）ケイ・キャット（TSR企業コード：571250033、堺市堺区甲斐町西１－１－２５、設立平成９年１０月、資本金５０００万円、保澤邦昭社長、従業員３２名）は１月２５日、事業を停止し、破産手続きを中嶋隆則弁護士ほか（北浜法律事務所・外国法共同事業、大阪市中央区北浜１－８－１６、電話０６－６２０２－１０８８）に一任した。
負債総額は約１６億円。
「ＫＣＡＴ」の店舗名でゲームセンターを展開していた。大手ゲーム会社が運営していた複数店舗を継承し、大阪府を中心に京都府・兵庫県・奈良県などのロードサイドや大型商業施設内に出店。平成１９年３月と同年９月に関連会社を吸収合併して１２店舗に拡大し、２１年２月期には売上高４０億９１１８万円を計上していた。
しかし、レジャーの多様化や携帯電話ゲームの流行などもあって減収推移をたどり、２５年２月期は売上高が２８億９６３８万円にまで減少。同期は減価償却負担なども重く、１億９９１７万円の赤字を計上した。２５年９月に１店舗を閉鎖し固定費圧縮に努めていたが業績悪化に歯止めは掛からず、資金繰りは逼迫の度合いが高まっていた。
中小企業再生支援協議会に支援を要請し、各金融機関より２６年４月から３年間の返済猶予を受け、財務体質の改善を図ることとなっていたが、依然として業績は厳しく当初の計画を下回って推移。資金繰りも限界に達したため、今回の措置となった。
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