遊佐町の5つの小学校が統合し、この春開校した「遊佐小学校」の校歌を、タレントのさかなクンが作詞・作曲した。校歌の歌詞には町の魅力がたくさん詰まっていて、子どもたちが5日の開校式で元気に披露した。
「山形の『おでこ』のあたり、あるよわれらの遊佐町が 空気おいしく湧き水きれい~」
5日の開校式で子どもたちが元気に披露したユニークな「校歌」。歌詞には豊かな自然の美しさのほか、鳥海山やアマハゲ・特産品のサケが登場し、町の魅力と郷土愛にあふれる内容になっている。
作詞・作曲したのは魚類学者でタレントのさかなクンで、8年前に町内で講演した際に子どもたちに人気があったため、「持ち前の自由な発想で、夢や希望を伝えるものを作ってほしい」と、町が依頼した。
5日は、さかなクンから子どもたちに「ビデオメッセージ」が届いた。
(さかなクン)
「遊佐小学校の皆様のたくさんの幸せを祈っております。それでは元気にレッツ『魚』~!」
(6年・菅原美空さん)
「遊佐町の特徴が歌詞にいっぱい入っていて歌うのが楽しい。『遊佐町には宝がいっぱい』という歌詞が気に入っている」
(6年・仲鉢陸人さん)
「1年間、僕たちがしっかり歌って後輩たちにも『ちゃんと歌うんだよ』と教えていきたい」
町内の5つの小学校が統合した新しい船出に、子どもたちも決意を新たにした校歌となった。