激戦の県都、支持拡大へ懸命 定数11の長野市・上水内郡区、17人出馬 長野県議選
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県議選長野市・上水内郡区(定数11)は、前回選より4人多い17人が立候補する激戦となっている。長野市区(定数10)と上水内郡区(同1)が合区して2回目の選挙。市内では各候補が支持拡大にせめぎ合い、市内を地盤とする候補の中には郡部の票を積極的に取り込もうとする動きもある。引退した現職の票獲得にも思惑が交錯する。一方、近年の投票率が下がり続ける中で、各陣営は有権者の関心の度合いをつかみあぐねている。選挙区内では2019年の台風19号災害からの復興など重要課題もあり、候補者には有権者に響く活発な論戦が求められる。
「事務所の前で演説していて、驚いた」。ある候補者は告示前、自身の事務所前で、同じ地域を地盤とする別の候補者に演説をされたと神経をとがらせる。複数の候補者が事務所を構える地域もある長野市・上水内郡区。候補者同士の「つばぜり合い」は、告示前から熱を帯びていた。
候補者の選挙事務所の所在地を見ると、17人中・・・
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