福井大学 工学部
川路 航平 さん水沢高卒
まず、福井大学に合格して今一番の気持ちといえば「感謝」です。中ゼミに通わせてくれた親、面接・出願書類の指導をしていただいた先生、僕を一年でここまで成長させてくれた中ゼミ、辛いときに励ましてくれた友人、いろいろな人に感謝しています。
僕はAOⅡという方式での受験で、センターの点数と面接の点数によって合否を判定するというものでした。センター試験の勉強をしながら、志望理由書や自己PRなども書かなければならないので大変でしたが、自分が高校時代に積極的に参加してきた活動を評価してもらえるということで、こだわりをもって勉強をしました。面接は特に中ゼミの先生方の指導のおかげで落ち着いて受け答えすることができ、無事合格できました。
中ゼミでの一年間は苦しいこともたくさんありましたが、得るものも大きかったです。
4月、5月は、まだ中ゼミの授業に慣れることができず、苦しい日が続きました。特に80分という授業時間は、なかなか集中力が続きませんでした。6月頃になると、だんだんと中ゼミの生活に慣れていき、模試を受けたときに、いつもより集中して解くことができ、これが中ゼミの普段の80分という授業時間のおかげであると思い知りました。
8月の夏期講習は高校にはない、自分で授業を選べるという点がとても良かったです。自分の苦手な部分を基本的なとこからやり直して理解できるようになりました。
センター試験本番では、自分のやってきたことを信じろという言葉をいただき、自分の力を出し切ることができました。
浪人生としてこの一年間、正直楽しいことよりも辛いことの方が多かったです。おそらく今までで、一番辛い一年間だったかもしれません。しかしとても大きな意味のある一年間であり、自分の信念を貫き、第一志望合格を勝ち取ったことは今後の大きな自信になると思います。
皆ができないような経験をして僕自身も大きく成長することができました。改めて、本当にありがとうございました。
徳島大学 薬学部
髙橋 永 さん盛岡第三高卒
初めに、徳島大学薬学部の合格が決まり、本当に嬉しくホッとしています。小学生の頃から漠然と医療を通して、人を助ける仕事に就きたいと思い、中学2年の頃に薬剤師になるために薬学部に行きたいという目標をもちました。高校3年間のオープンキャンパス、国内研修、色々なものに触れるうちに、企業の中で、新薬やジェネリック医薬品の再開発をする企業薬剤師になりたい、と強く思うようになりました。そのため、薬学部でかつ研究に力を入れている大学に行きたいと思い、東北大学薬学部を現役の時に受験しました。当時は合格の見込みがない中、私の夢を理解してくれた両親は浪人覚悟の受験を許してくれました。私がこの一年、めげずに勉強を続けられたのは確固たる夢があったからだと思います。どんな理由でも良いので、浪人してまで入りたい、という活力の源をはっきりさせるべきだと思います。私は、「企業薬剤師になりたい」という目的がはっきりしていたので、研究力養成に力を入れている徳島大学に合格できて、大学生活もその先も楽しみです。
一年間勉強する上で計画を立てるのに模試を受けるのがおすすめです。数週間後に成績表が届きますが、全統マーク・記述や駿台のどれでも、どの教科のどの単元が弱いのかを示してくれます。弱点を紙に書き出して、その弱点を克服する為に何の参考書を使っていつまでにやるのか、おおまかに決めた上で、手帳に1日にやることリストを設定し、こなすことを繰り返していました。最初はこなせないこともありましたが、自分はどこが弱いのか把握しながら勉強するのとしないのでは全く違います。また、注力したところが次回の模試で克服できるのはとても気持ちが良いですし、その積み重ねは糧になります。
みなさんが自分に合ったやり方をみつけて、志望大学合格を達成できるよう、応援しています。一年間、本当にありがとうございました。
岩手県立大学 ソフトウェア情報学部
藤原 拓巳 さん花巻北高卒
春から大学生になれると同時に、一年の浪人生活で自分のしたことを振り返ってみると、懐かしさを感じ、清々しい気持ちです。去年の春は、これからの一年に嫌な思いや緊張をしていましたが、この一年の中で良き友、良き先生に恵まれ、生活も勉強も充実した一年になりました。授業をしてくださった先生方には本当に感謝しています。これからも学ぶ気持ちを大切にして、大学でも勉学に励んでいきたいです。
学習方法について、現代社会は模試の間違った所で何の知識が無かったのかを中ゼミのテキストで確認しました。数学は青チャートの1~5のレベルの中で、3以上の問題だけ解き、「問題を解く、授業の復習をする、分からなかったら、先生に聞きに行く」ということを繰り返しました。苦手だった英語はセンター前にひたすら赤本を解きました。また、物理に対しても苦手意識を持っていたのですが、吉田副校長先生に丁寧に教えていただき頑張る気持ちになりました。自習は空いている教室をどこでも使いましたが、本館201があまり人がいなくて勉強しやすかったです。アイーナにも行ったり、地元の図書館にも行ったりしました。中ゼミでは別の学校の人と仲良くなって話すことも楽しかったし、模試の結果を見て、成績が伸びていくのを見ていて勉強も楽しかったです。でもセンター試験が終わってからの二次対策の期間が辛かったです。数学だけしかやらなくなって、飽きてしまい集中力が持ちませんでした。英単語帳を開いたり、小説を読むなど気分転換できるものを入れたりしてやり通しました。
大学生になったら、勉学とバイトに励み、少しでも親孝行しながら、将来何になるかを探しながら生活できたらと思います。第一志望の大学に合格できてよかったです。
秋田県立大学 生物資源科学部
ハチンス きらら さん三本木高卒
私は寮生で一人暮らしをしながら予備校に通っていましたが、私にとって浪人の一年は自分を成長させる時間になったと感じました。一年前、もう1回チャンスがもらえた嬉しさと、自分の好きなように生活できるという解放感でいっぱいでした。生活にはすぐ慣れて、1カ月程たって寮の人達とも仲良くなりました。その辺から正直、現役の時の悔しさが薄くなり、やらなきゃと分かっていても本格的に勉強できない時期が8月くらいまでありました。前期の勉強は授業についていく程度でした。
私の寮は専門学校に通っている人がほとんどで、流されやすい私は外に遊びに行ったりして部屋での自習が思うようにできていませんでした。そこから勉強するモチベーションを上げてくれたのは友達でした。高校の友達で、進学はしていますが受験で苦しい思いをした人が、親身に怒ってくれました。ハッキリ言うか悩んだらしいのですが勇気を出して注意をしてくれたのが心から嬉しかったです。同じ予備校の友達も同じことで心配してくれていたので自分勝手な事はできないと思って頑張ることができました。親には相変わらずお金のことで迷惑をかけてしまいましたが、けんかをしても結局は私に任せてくれて、応援してくれて、これらの人達にはとても感謝しています。
本格的に勉強を始めて、まず勉強尽くしの生活に慣れるのが大変でした。場所を変えたり、気分転換に買い物に行ったりして勉強を続けました。後期になると、予備校内で仲良くしている人同士でも個人戦の雰囲気になってきて、自分としては息苦しい気もしましたがそれで良かったと思います。寮のみんなはいい人たちばかりなので勉強してる様子を見て自然と応援してくれるようになりました。
一年間支えてもらって無事に大学合格できました。ありがとうございました。
群馬県立女子大学 文学部
菅原 美月 さん黒沢尻北高卒
私にとってこの一年間は、長いようであっという間だった気がします。単なる高校の授業内容の復習だけではない、とても充実した日々でした。
私は中ゼミでいろいろなことを学びました。知識面はもちろんですが、特に、学び方を学んだ気がします。それも具体的な何かではなく、心のもちかた、授業への臨み方を学びました。以前はよく途中で投げ出したり、人のせいにしていました。しかし今はこんな自分でも合格することができたんだなという自信をもつことができました。人より時間がかかっても、続けていれば達成できるという確信がもてました。一年間頑張ってきて本当によかったです。
他にも、私は中ゼミで友達の大切さを改めて実感しました。入学したてのころは、友達は一切作らず一人で勉強しようと考えていましたが、不思議な縁がたくさんあり、話しかけてくれる人が何人かいました。そして話していくうちに自分の考えのせまさ、自分に対する甘さを知り、勉強の取り組み方を見直すことができました。正直、友達がいなかったら、私は合格できなかったと思います。高め合える友達ならモチベーションを保つことにもつながるので、とても良いと思います。
不安もまだまだありますが、学んだことを忘れずに生きていこうと思います。本当にいろいろな人に感謝します。ありがとうございました。
<勉強方法>
私は何時間もまとまった時間、机に向かうのがすごく苦手なので、細かいすきま時間にいろいろと勉強していました。机で勉強するときは切り替えを意識していました。量ももちろん大切ですが、質も意識して学ぶべきだと思います。
首都大学東京 経済経営学部
西田 晏凜菫 さん八戸高卒
まずは前期で第一志望の大学に合格できて嬉しく思います。高校2年生の時から第一志望に決めていた大学でしたが、去年はセンター試験で思うように点数を取れず受けることすらできなかったので、一年間中ゼミで勉強してよかったと改めて感じます。この場を借りて、一年間ご指導してくださった先生方に感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました。
勉強法に関して言えば、私は模試の復習を徹底的に行っていました。模試直しノートを作りコピーして切り貼りして復習に役立てていました。また授業のテキストは絶対にコピーして使っていました。授業後に復習ができるからです。4月に吉田勝先生が言っていたのでこれも徹底的にやり続けました。
苦手教科は英語でした。正直言うと大がつくほど嫌いです。克服したとは言い切れませんが、一年間で英語力は上がったと思うので私の勉強法を紹介します。吉田勝先生のアドバイスで長文の中で分からない単語を覚えることにシフトしたら自然と長文がスラスラ読めるようになりました。次に文法についてです。中ゼミの文法の授業は先生の説明が分かりやすく、河合塾のサブテキストもすごく良いので1番楽しかったです。授業前の予習・授業後の復習をやれば、センターレベルであればだいたいの問題を解けるようになります。
私はセンター試験で得意のはずの数学で失敗して、志望校を変えようと何度も考えました。それでも4月に志望校を決めて一年間頑張った自分を信じたかったので、志望校を変えずに強気で出願しました。
正直一年間楽しいことはなく辛いことばかりでした。怖くて逃げようと思ったことも何度もありましたし、辛くて泣いたことも沢山ありましたが、振り返ると浪人を選択し、一年間頑張って良かったなと思います。浪人できる一年は、自分のために使える、本当に贅沢な時間です。悔いの残らないように頑張ってほしいです。