なんか、朝方冤罪逮捕がどうこうっていうかなり長いツリーを見かけたので、実際に冤罪誤認逮捕をされたことのある経験でどういうことが起こって、どんなリスクがあるのかを説明させて貰うとするかな
相当長いツリーになるぞ
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返信先: さん
まず僕のケースは痴漢の冤罪誤認
電車痴漢や当日現行犯とかではなく、僕の生活域で起きた路上痴漢が対象で、たしか実際に事件が起きてから僕が逮捕されるまで半年?ぐらい経過していたと思う
朝方いきなり家に警察がきて、逮捕状がでているからと連れて行かれる、パソコンとかスマホを全部押収される
そこから取り調べには48時間っていう時間制限があって、この間はずっと警察署で身柄を拘束されるの
一通り取り調べを受けたら送致っていうのがあって検察に連れて行かれたはず、でここから勾留決まるまで24時間だから
この時点でほぼ3日間ずーっと監禁されるわけ
でもって検察が、こいつやっぱ間違いなく怪しいから勾留して取り調べ続行決定ねってなると本格的に勾留開始
多分このタイミングかその前の段階かなあ?色々指紋取ったり全裸でボディチェックなんかをされる
この辺は罪が確定しているとかそういうのに関係なく逮捕されて勾留されるって時点でやられるぞ
んで勾留期限って基本10日間、延長最大で20日間なんだけど
冤罪とか誤認逮捕の場合は当たり前だけれども証拠がまずでてこない(例えば日本で痴漢の場合DNA検査が超絶精度が高いらしくて、やっていたらほぼDNA検査で確定するらしい※とあとで調べた)ので意地でも最大延長で自白を取ろうとしてくる
20日の期間で、3日に1度ぐらいは1時間2時間の取り調べがあってその度に手錠で繋がれて移動、警察と検察でそれぞれ別々に取り調べがあるけど回数は圧倒的に警察取り調べが多め
たぶん検察は管轄の関係で超絶忙しいから基本は指示された所管の警察が主体でやるんだと思うね
勾留中ってのはかなりしんどくて、基本的に檻の中でただいるだけの状態
外から差し入れとかがない場合は貸与されるボロボロの本を読んだり腕立てしたり檻の中歩いたりするだけ、しゃべるのは厳禁だから声の出し方を忘れる
風呂はたしか5日に1度、体中が痒くてたまらなくなるし、ギトギトのボロボロ
取り調べはそうね、基本的に警察取り調べの場合だと自分の言ったこと行ったことはほぼほぼ全部否定の言葉を浴びせかけられるって感じ
逆に検察の取り調べはめちゃ淡々としていて事実に基づいて検察はこっちが言ったことをただメモしたり質問を返してきたりするだけ
周囲に対しても結構ひどくて、当時事情聴取を受けた弊社の社長や取締役は「絶対こいつです、俺の警察人生かけてます、100%有罪にします」とまで言われて「俺たちですらお前と警察のどっちを信じるか揺らいだ」と酒の席で話してくれた
これで面会で周囲から説得されて自白ってパターンもあるみたい
こういう取調室以外での盤外戦術も使うんで、よほど周囲からの信頼が厚かったり自分自身を強く持てる人でないと実際にはやっていなくても苦しくて自白してしまうのはしょうがない部分もあるのかもね
と、当時の弁護士からも話を受けながら思った
正直周りから信じてもらえないつらさは相当だろうと思う
これらを20日間耐えきった場合に限り、不起訴で留置から解放されるっていう感じ
勾留中の保証は当然ないし、押収された品も全部自分で持って帰らなきゃいけない
出るその時まで警察からは「俺はお前が犯人だって諦めてねえからな、将来どんだけ時間掛けても絶対ぶち込むから覚悟しとけ」とも言われる
これが誤認逮捕、冤罪逮捕された人間の現実
こういうリスクは、ただ日常生活を営んでいるだけで起こりうる
正直ほぼ運なので諦めて欲しい
ちなみに取り調べ担当の警察は相当に厳しいけれども、留置担当の警察は管轄が全然違うのかだれに対してもかなり優しいし親切
留置のルールがとにかく厳しいだけ
僕は元々職場での業務実績や信頼が強かったのもあって運よく解放後に職場復帰したけれども、かなり多くのケースで留置の段階で会社から自主退職勧告を受ける現状があって、職場復帰できなくなるらしいと聞いた
本来は推定無罪だからそうあってはいけないんだけど、事実そういう状況になっているらしい
基本的に生活の地盤はボロボロになると思っていいので覚悟して欲しい
あと僕は23日の勾留期間中に体重が8kg落ちた
以上、よろしく
返信先: さん
出る制度そのものはあるみたいなんだけれども、ほぼ使い物にならなくって少なくとも僕の時には適用してもらえなかったよ
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