大河アマゾン河



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アマゾン川はいくつもの支流が交わって、世界最大の大河となり大西洋へ流れ込んでいます。水の色や水質などが異なる支流によってさまざまな環境が生み出され、2,500種類以上の魚とさまざまな生き物を育んでいます。

生物紹介

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レポリヌス ファシアータス
分布:オリノコ川、ラプラタ川
幼魚の時期には黒いバンドは5本しかありません。成長するにつれて8~10本と増えていきます。雑食性で大人しい性質ですが、ときどき他の魚の鰭をかじることがあります。

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レッドフックメチニス
分布:アマゾン川流域
全長20cmほどで、大きな群れをつくって生活します。外見はピラニアに似ていますが雑食性で、主に水草などを食べています。

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グリーンイグアナ
分布:中・南米の熱帯雨林および西インド諸島
全長1.8mにも達する大型のトカゲで、体の半分以上を尾が占めます。この尾は外敵に襲われた時の武器となり、また泳ぐときにも役立っています。

熱帯雨林の重要性

アマゾン川流域に広がる世界最大の熱帯雨林は、莫大な量の二酸化炭素を吸収して酸素を産出しているため“地球の肺”と呼ばれています。
また中南米、東南アジア、中央アフリカの熱帯域に広がる森林を世界三大熱帯雨林と呼び、この森林が作り出す酸素の量は地球全体の植物が産出する量の40%にも及びます。
熱帯雨林の働きは酸素を作り出すだけではありません。木々の根は土を堰(せ)き止める働きをしています。木を失うと土は川へと流れ込みます。土が流れ込めば川は濁り、その濁った水が海へと注げば光を必要とするサンゴにも影響を及ぼします。サンゴが死んでしまうと、そこにすむ生き物たちもいなくなってしまいます。このように自然は一つにつながっているのです。

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熱帯雨林の分布


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