◆息抜き


梅雨ですね。先日久しぶりに夫と休みが合ったので、紫陽花を見に出かけました。
まだあんまり咲いてなかったけれど。

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紫陽花の花は好きです。
好きな人多いですよね。ハンドメイドが好きだった頃は、紫陽花モチーフの作品に心惹かれたものです。

好きだった、と過去形で語るのはおかしな話で、今でもハンドメイドのアクセサリーや雑貨は好きなのです。ただ、以前と同じものは好まなくなり身に付けなくなりました。

私がハンドメイドの世界を知り、イベントに出かけたり仕事を始めたのは30代でしたが、今は40代も半ばに差しかかろうとしています。
レジンやプラパン、樹脂粘土やガラスなどで作られたアクセサリーや雑貨類は、今でも可愛いと思うけれど、眺めて楽しむだけになりました。

夢中だった頃に買い集めたものも出番がなくなり、人に譲るなり処分を考えています。


今でも素敵なハンドメイド作品があれば買い求めていますが、それは「ハンドメイド作家」や「アクセサリー作家」よりも、「職人」や「ジュエラー」という呼び名が似合う人たちの作ったもの、「アクセサリー」よりは「ジュエリー」と呼ぶのが相応の作品に限ります。

それでも、ただ自分には似合わなくなってしまっただけで、手頃な価格で販売されている工夫を凝らしたハンドメイド作品は好きです。
例え市販のパーツを組み合わせたものであっても、どれもオシャレで作った作家さんの個性やセンスの良さが光っており、眺めているだけでワクワクします。


たまに東京や大阪に出かけると、百貨店やファッションビルにはそうしたハンドメイドアクセサリーのコーナーが普通にありますし、いろんなお店の店頭でもハンドメイド作品が売られているのを見るようになりました。

「主婦がハンドメイドで起業!」だとか、「ハンドメイドで儲ける!」ブームの最中には、ハンドメイドイベントがうんざりするほど乱立したり、ハンドメイドコンサルが雨後の筍のように出現して、「ハンドメイドで儲ける」のではなく「ハンドメイド作家から儲ける」為のセミナーが花盛りでしたが、そういう喧噪や狂騒も落ち着いて、ハンドメイドは作家も賢くなり商品としても洗練されて、しっかり女性ファッションの中に根付いたように思えます。

もちろん競争が激しく甘い世界ではないけれど、一部の作家さんたちは脚光を浴びて活躍し、少なくない作家さんたちも仕事として成り立たせていらっしゃる様子を見るにつけ、作家の皆さんの逞しさを頼もしく感じるのです。


ハンドメイドコンサルの中には詐欺師みたいなのも多かったけれど、多くの作家さんたちは食い物にされることなくしっかりキャリアを築いていらっしゃいます。
反対に食い物にする側だった人たちは、勢いを落としながらもどうにか細々と食いつないでいる様子。

残念ながら、どんなに彼らのしょうもなさを暴露しても注意喚起しても、絶滅はしていません。
けれど、世界からゴキブリを駆逐するのが不可能なように、詐欺師や中途半端な連中のコンサルやセミナービジネスの息の根を完全にとめることもできないようです。
害虫とは共存していくしかないのでしょう。餌となるゴミがあるからこそ、彼らも存在しているのですから。


私がかつてその活動を「なんじゃこりゃ」とブログで紹介した人の中には、廃業して名前を変え、今は全く違う活動をしている人も居ます。
偽名を使うようになったのか、以前の名前が活動名に過ぎなかったのか分かりませんが、検索に引っかからないよう名前を変えたくらいなのですから、追いかけられたくないのでしょう。
所詮は小悪党。情けをかけて「この人とこの人は同一人物ですよー!」とこの場で暴き立てることはしませんが、コンサルを自称するのはやめてもセミナー稼業からは離れられないようで、根っこが腐っている人は腐ったままなのだという残酷な現実を教えられます。

もちろんパートナーや家族のサポートを得て、腐りきる前に足を抜くことができた幸運な人もいます。
今はもう普通にお暮らしのようですから、やはりここで現在の姿を晒すことはしません。
二度とおかしな世界に足を踏み入れることのないよう彼女とご家族の幸せを願いつつ、観察を打ち切ります。
私がひっそり観察を続けていた人は大金払ってセミナーやコンサルを受けまくっても「結局1銭も稼げなかった」そうですが、キラキラ起業やスピリチュアル起業の世界では、結果を出せない人の方が幸運なのだと思います。
結果を出せないことで、「何かがおかしい」と疑念が生まれますからね。


人は道に迷うもの。
私だって迷いながら生きてきました。
このブログ一つとってももずいぶん迷走していますw

私自身がうっかり忘れてしまいそうになりますが、このブログは元々ハンドメイドについて書くブログだったんですよね。そんな時代があったと遠い目になりますねぇ。

それがいつしかキラキラ起業の告発ブログになり、ブロガーやスピリチュアルへの興味も加わってトンデモ物件観察記録になり、今は「個人の日記」というブログというものの原点に戻ろうとしています。

寄稿用にコラムの執筆を始めたこともあり、力を入れて書くのはコラムで疲れてしまって、ブログは息抜きできる場所として、気負わず気軽に書き綴りたいなと思う次第です。