集団食中毒のフーズ社が破産開始 「焼肉酒家えびす」で5人死亡

 2011年に5人が死亡した「焼肉酒家えびす」の生肉集団食中毒事件で、運営会社「フーズ・フォーラス」が金沢地裁から破産開始決定を受けたことが3日、分かった。3月28日付。

 東京商工リサーチなどによると、12年の特別清算申し立て時の負債総額は約17億7800万円だった。

 事件では神奈川、富山、石川、福井の4県6店舗でユッケや焼き肉を食べた客約180人が食中毒を発症し、うち6歳児を含む5人が死亡した。

 元社長は業務上過失致死傷の疑いで書類送付されたが、富山地検が16年、嫌疑不十分で不起訴に。富山検察審査会は19年に不当と議決。だが、富山地検は20年、再び不起訴とした。

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