会社名
株式会社CAMPFIRE
受講者・チーム
家入一真
会社名
101-200名
受講者・チーム
パーソナルトレーニング・パーソナルコーチング
会社名
株式会社CAMPFIRE
受講者・チーム
家入一真
会社規模
101-200名
利用サービス
パーソナルトレーニング・パーソナルコーチング
受講生インタビュー
2021/2/15
人を活かしチームを育てるリーダーになるための3ヶ月のコーチング習得プログラム「CoachEd」。 CoachEdを修了された株式会社CAMPFIRE代表取締役の家入一真さんに、CoachEdでの体験をお伺いしました。 投資家・起業家としてご活躍される家入さんは、起業家や社員を育てるためにはコーチングのスキルが必要であるという気づきから、CoachEdを受講されました。 メンバーの成長のカギは、リーダーのコーチング力にあるーー人を育てることに携わるすべての人に読んでいただきたいインタビューです。
期待
●起業家や社員を育てるためにコーチングスキルを身につけたい
●願いや思いのみでなく、その人自身から生じた思いに対するアクションを引き出したい
効果
●コーチングを受けながらコーチと同じような関わり方を身につける事ができた
●自ら関わり方を変えることで、関係性が変化し、その変化した関係性の中で、また自らも変わっていくことを体験出来るようになった
CoachEdの顧問をして下さっている家入さんが、ご自分でもCoachEdを受講しようと思ったきっかけを教えていただけますか。
僕はこれまで十数年間、若い起業家へ投資をし、相談に乗ってきました。その経験を通じ「起業家のメンタルは強くあるべきだ」という考えの元で、起業家たちのメンタルヘルスの問題が見過ごされてきていることに気づきました。
「起業は良いものだ」「みんな起業しよう」というメッセージは、途切れることなく発信されています。
僕自身、起業家でもあり投資家でもあり、起業を促進する立場でした。しかし、起業した人が必ず上手くいくとは限りません。上手くいかなかったときときや、疲れてしまったときの受け皿もつくらないまま起業を促すのは無責任なことではないかと思い始めました。
そのような考えから、起業家のための心のセーフティーネットをつくる一方、僕も含めた「メンター」と呼ばれる立場にいる人が、自分の人生経験の中で得た成功体験や、学びをもとにしたアドバイスしかできないことも無責任なのではないかと感じていました。
そうした課題を意識し始めると、起業家たちから相談された際に何も言えなくなってしまったんです。そんな折に「コーチングとは願いや思いを引きだしていくだけでなく、その人自身から生じた思いに対して、どうアクションしていくかを含めて引き出していくスキルである」ことを知りました。
それはまさに僕が起業家に対してとりたいアプローチだったため、CoachEdを受講する事にしました。
そうだったんですね。受講前はどのような期待がありましたか?
はじめはコーチとしての技術を学ぶことのみに興味があって、それが目的になっていました。CoachEdを選んだのは、コーチングを受けながらコーチの技術も学べるからです。コーチングは技術を必要とする部分も多くあるので、僕がその技術を習得すれば、会社や起業家と会話する際に再現可能だなと思っていました。
なるほど。逆に不安だったことはありますか?
受講する前にコーチングについての説明を受けましたが、そんな上手い話があるわけないだろうと思っていました(笑)。
コーチングは「本人の中から引き出すもの」と言われても、自分の中には引き出すものなどないと思っていたんです。
僕は昔から自分の中には、「こうなりたい」というものが「ない」と思って生きてきたというか、ないことを大事にしていました。良くも悪くも、変化する時代の中で、その時々に必要とされるサービスや事業をつくることへの興味で、これまでやってきたんですよね。
僕は「こうなりたい」というものがないからこそ上手くいっていたし、その思いを持たないことで、絶望せずにここまでこられたのかなとも思っていました。
例えば、「孫さんみたいになりたい」と思っていると、なれなかったら絶望するし、そこに至るまでの果てしない道のりを思い浮かべるだけで絶望するじゃないですか。だから、「こうなりたい」だとか、夢を見たりせずにやってきたんですよね。それだけ怖がっていた、ということだと思うんですが。
根が臆病なので、コーチングを受けるときに警戒心というか、自分の考えを変えられちゃうんじゃないかという不安がすごくありました。
自分が変わってしまう可能性がある体験に対して、すごく恐怖心があるんですよね。
そのような不安もあった中で、実際にCoachEdを受けてみてどうでしたか?
結果から言うと、CoachEdを受けて本当によかったと思っています。
最初のうちは戸惑うこともたくさんありました。例えば、問いを投げられた後、考えるために無言になる時間があるんですけど、僕は無言の時間が苦手なんです。無言が気まずすぎて、何か言葉をひねり出さないといけないとか、試されている感じがするなぁとか、そういう戸惑いがありましたね。ドキドキしたというか。
そんな中で、自分の思いを少しずつ口にする経験を重ねていくと、「こんなこと今まで誰にも言ったことなかったな」といった思いが生じるようになり、とても新しい体験でした。
一定の緊張感は最後までありましたが、それは嫌な緊張感ではなく、必要な緊張感でもありました。コーチにも自分にも真摯に向き合っていることを感じる緊張感でした。
3ヶ月を振り返ってみて、一番印象的だった出来事を教えていただけますか。
半年後や一年後の自分をイメージして、どういう自分であるかを五感で感じる時間があったのですが、最初は全然イメージできませんでした。でも、できないと思い込んでいるだけかもしれないと考えて取り組んでいくと、ぼやっとしていたものが、だんだんと具体的にイメージできるようになりました。
一年後に僕はこうありたいんだな、ではそこを目指してどう行動していこうかと、より解像度を上げてイメージできたのは、はじめての経験でした。
「なりたい自分はない」と言っていましたが、それは嘘だったのかもしれません。
昔の僕は将来像を描いていたけど、挫折の連続だった失敗体験がずっと呪いのように残っていて、将来像を描かないようにして生きるようになったのでは、と思い至ったんです。
本当は、何かしらのイメージは持っていたんだけど、しっかりイメージしてしまうと、その差分に苦しんでしまう恐怖心があったので、あえて解像度を粗いままにして生きてきたし、それでいいと思うようにしていたのだと感じました。
今回、コーチが僕のイメージを引き出してくれて、それを実現するためにどうアクションしていくかまで一緒に引き出してくれたので、イメージすることにポジティブになれましたね。
未来のイメージの解像度があがることによって、家入さんの現実の生活にどのような影響がありましたか?
近くの人たちへの感謝が欠けたまま、突っ走ってきたという感覚が芽生えてきてました。一年後を想像したときに、みんながニコニコと楽しそうにしているところに僕がいる。そういう関係であるために、今どうしたらいいのかを考えました。
一人一人に自分の言葉を伝えていくことは難しいけれど、小さなところで「ありがとう」と感謝をすること。近しい人と時間をとって会話をする関係性がつくれていってこそ、何かを成し遂げたときに、一緒に笑顔で居られるんじゃないかなって。ちゃんと近くの人との関係性を見直そうと思いましたね。
家入さんの優しさや温かさが伝わってきます。とても素敵ですね。他にも、家入さんが得た大切な学びや気づきはありますか?
コーチングを受ける中で、これまでの僕には、人を育てる観点がすっぽり抜けていたことに気づきました。
僕はずっと、居場所があるから人は挑戦できるという思いから「居場所」をキーにして活動してきました。起業家のメンタルヘルスの受け皿を作ったのも、居場所づくりの一貫です。
居場所があって、機会を与えられたら、人はなんとかなるものだと思っていたんですよね。
組織をつくっていく中でも、僕はよく「チャンスや機会はたくさん与えたいし、望む人がいれば今の能力や経験で無理と判断せずに、一回挑戦させてみる。それでモノに出来るかどうかは本人次第だから」という言い方をしていました。
それがハマる人もいますが、ときには適切に成長をサポートしていくというか、本人の中にある「こうなりたい、こういうことを学びたい」といった思いを引き出したり、促したりして、人の成長をサポートしていくことが必要だと気づきました。
挑戦するための場をつくることも大切なので、これからも続けていきますが、場をつくった上で、その場にいる人の成長を促す関わり方をこれからはやっていきたいと思いました。
居場所づくりに加え、成長のサポートも。まさに人を生かし育てるリーダーですね。家入さんは、リーダーやマネージャーがコーチングを学ぶ価値は、どこにあると感じますか?
リーダーやマネージャーの定義はそれぞれあると思いますが、つまりメンバーの才能を伸ばしてあげられる人ですよね。
僕はよく、「リーダーとは打席に何度もメンバーを立たせて上げられる人である」と表現します。
「三振したのだから才能はない、もうダメだよ」ではなく、誰しも三振するのだから、何度でも何度でも打席に立たせて上げられる人がリーダーだと思っていました。
しかし、機会を与えるだけでなく、その人自身がどうしたら成長していけるのかを促し、伸ばしてあげられるのが、リーダーなのかなと思うようになりました。
会社のリーダーやマネージャーはコーチングを学ぶべきだし、ゆくゆくは学校の先生をはじめ、様々な領域において必要なスキルになると思います。
人に関わる人、人に対して責任を持つ立場にある人、役割を持つ人には有用だと思いますね。
たしかに、画一的な価値観の中で「これが正解です」と教えられて育つ時代ではなくなってきていると思うので、教師も含めてコーチングが当たり前になると、人の可能性は大きく変わっていきますよね。
大学を卒業して社会人経験もないまま先生になると、生徒を持った際の関わり方に戸惑いますよね。経験がないわけですから、自分が親に受けた教育や、自分の価値観を生徒に押しつけてしまうことは大いにあると思います。
自身の経験だけに頼って他者と関わってしまうと、往々にして不幸を招いてしまうのですが、コーチングを正しく学べば、経験に頼らない関わりができるはずです。
僕自身、中学生や高校生の頃から、コーチングスキルを持った大人と関係性を作れていたら、学校生活も違っていたのではないかと思いました。
学校に限らず、年齢や入社年次だけでリーダーになる場合もある会社組織でも同じだと思います。
コーチングはスキルだけでなく、マインドも大事ですよね。
マインドも大事ですね。「人を育てるとはこういうことである」という思いこみもあるので、こんな関わり方があるんだと、気づけるだけで大分違う気がします。
家入さんは、CoachEdで学んだことを今後の未来にどのように活かしていきたいですか?
CoachEdの期間が終わって、他者との関わりの中で活かすということは、少しずつ実践でできているかなと感じています。
CoachEdを受講する前の1on1は、情報共有と雑談で終わっていましたが、受講後はコーチング的な関わり方を取り入れ始めました。
具体的には、メンバーに「3カ月後どうなっていたい?」と聞き、その目標達成までに何をするかを聞く。すると、「学びたいと思っていた本があるので読んできます」などと返ってくる。じゃあそれを読んでまた次回教えてね、という関わりができてきたんですよね。
そうした僕の変化が、少しずつ社員にも伝わっているといいなと思います。
機会があれば会社のリーダー達にもCoachEdを受講させたいと思っています。それがきっと他のメンバーにも伝わっていくと思うので。
そして、社員に限らず僕が関わるすべての人に、今後はCoachEd的要素を活かしていけたらいいなと思っています。
家入さんの進化が、1on1という場も進化させていますね。家入さんにとってCoachEdは、一言で表すとどのようなサービスですか?
CoachEdは、「自ら関わり方を変えることで、関係性が変化し、その変化した関係性の中で、また自らも変わっていく」ことを体験出来るサービスでしょうか。変化の相互作用の中で自分も変わっていくし、関わった人も変わっていく素晴らしいサービスだと思いました。
素敵に表現していただきありがとうございます! 最後に、CoachEdが気になっている方に向けて一言いただけますか。
僕がCoachEdをオススメするのは、CoachEdで学ぶことで、自分自身が他者に対してコーチと同じような関わり方ができるようになることが素晴らしいと思うからです。
コーチングを受けながら自らがコーチのスキルを高めていくことができ、そのスキルを使って周りとの関わり方が広がっていくので、コーチングに興味ある方にはCoachEdを勧めたいですね。
家入一真
2003年株式会社paperboy&co.(現GMOペパボ)創業、2008年JASDAQ市場最年少で上場。2011年クラウドファンディングサービス運営の株式会社CAMPFIREを創業、代表取締役に就任。2012年Eコマースプラットフォーム運営のBASE株式会社を設立、共同創業取締役に就任、2019年東証マザーズ上場。その他ベンチャーキャピタル「NOW」代表、オンラインカウンセリングサービス運営の株式会社cotree顧問などを務める。
[文]栗原京子
[編集]代麻里子
[撮影]大倉 英揮
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