最近、遠方にある対人レーダーから電磁波ビームを頭部に照射することにより、人間の自由意思に介入するというテーマが頻出しています。この機械の基本特許は、米国特許3951134号、米国特許7150715号になります。
「電磁波ビーム」というブログ記事では、一つの方向にマイクロ波を発射するときに、このマイクロ波ビームを細くするのには、どうしたらよいかという課題を述べました。
この課題を解決する技術的手段は、米国特許6377436号に記載されています。
具体的には、マイクロ波ビームの外側が、スパイラルになっている赤外線で覆い、マイクロ波が赤外線の外側に漏れないようにします。
筒61の内側をマイクロ波ビームが左から右の方向に直進します。
赤外線送信機71から赤外線ビーム72が鏡73に照射され、赤外線ビームは鏡73で反射し、更に、鏡74で反射します。その後、赤外線ビームの進行方向とマイクロ波ビームの進行方向は並行になります。
赤外線送信機75から赤外線ビーム76が鏡77に照射され、赤外線ビームは鏡77で反射し、更に、鏡78で反射します。その後、赤外線ビームの進行方向とマイクロ波ビームの進行方向は並行になります。
筒60は回転するので、赤外線ビームはスパイラルになります。
ところで、電線では、銅線が絶縁体で被覆されているのですが、その断面形状としては、中央に円形となっている銅線があり、銅線の外側に環形状となっている絶縁体が被覆します。
電力が電線で伝送されるときに、電力エネルギーは銅線に集中し、絶縁体から外側に漏れません。
マイクロ波ビームと赤外線ビームの関係は、電線と同様です。マイクロ波ビームが赤外線スパイラルの外側にはみ出さないのです。
なお、赤外線レーザーから赤外線ビームを照射する点については、説明を省略している事項があります。