もうひとりのブッシュで再び先制戦争?
ジェブ・ブッシュ 北朝鮮に対する軍事攻撃を支持
(Democracy Now Japan 2016年2月8日)
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安倍政権は2015年の11月に、
ドナルド・ラムズフェルドや
リチャード・アーミーテージに、
旭日大綬章を与えていましたが、
そのラムズフェルドが、
1983年頃には、
レーガン政権などの戦略的都合から、
イラクのフセインに、
化学兵器や生物兵器の材料を横流しする手伝いを
していたばかりでなく、2000年前後には、
電力やオートメーション技術を手掛ける、
スイスのグローバル大企業ABB社の重役として
就いていたが、
そのABB社が、北朝鮮に原子炉を売っていた、
というスキャンダルを、
2003年にガーディアン紙が報じた記事を
今回は見ていただきます――今回の訳出ぶりは、
かなり拙く不出来ですが――。
安倍政権にとって、北朝鮮は、
敵というよりは、改憲のための「便利な向かい風」、
アメリカにとっては、北朝鮮は、
極東に緊張をもたらし分断できる
「便利な“ならず者”国家」なのではないか?と
穿ちたくなるほど、
“馬鹿げた”《ラムズフェルドの二面性》を
のぞきみることができます。
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20131228 R/F #051「小出裕章ジャーナル」
【イランの核開発について】
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《ラムズフェルドの二つの顔(The two faces of Rumsfeld)》
(2003年5月9日「ガーディアン」紙、ランディープ・ラメシュ記者
ラムズフェルド
2000年――北朝鮮に、2億ドルの原子炉(/核分裂反応装置)を
売却する契約に成功する、或る会社の重役。
2002年――北朝鮮を、レジーム・チェンジ(体制転換)の標的、
悪の枢軸、テロリスト国家の一つと宣言する
〔2003年現在では〕
アメリカ合州国国防長官であるドナルド・ラムズフェルドは、
3年前に、
北朝鮮に軽水炉の原子炉を2基売却した会社の重役に就いていた。
その北朝鮮は、
いま現在ラムズフェルドが「悪の枢軸」の一角と見なし、
ワシントン政府のレジーム・チェンジの標的としてしまっているのだが、
〔そもそも〕その理由は、
〔ラムズフェルドが重役に就いている会社が原子炉を融通した〕北朝鮮が、核兵器を造り上げてしまったからだ、というのである。
〔スイスの〕チューリッヒに拠点をおく、
ヨーロッパで有数の巨大工務企業であるABB、
原子炉についての設計と限界成分とを提供する2億ドル(1億2500万ポンド)の契約に成功してみせた会社、の非常勤取締役であったのだ。
いま現在でこそ国防長官である者が、
19万ドルの年俸をもらう重役席に、
1990年から2001年まで座っていたのだ。
その彼が、ブッシュ政権に入閣するのに、
その会社を去っているのだ。
北朝鮮を西側との積極的会合化体制になってもらうことが、
ビル・クリントン大統領の政策としてあったのだが、
北朝鮮とABB社との原子炉契約は、その一環であった。
原子力技術/核技術の売買は、注目を集める契約であった。
その当時の最高経営責任者であるゴラン・ランダールが、
1999年11月に北朝鮮に訪れていて、
この共産主義政府とABB社との
“広範囲におよび、長期間にわたる協定”であったと公式に発表している。
又このABB社は、
この北朝鮮の首都ピョンヤンに事務所/オフィスも開設していて、
その翌年の2000年に、この原子炉契約が調印されているのであった。
こうした事があったにもかかわらず、ラムズフェルド氏の事務所は、
常勤の重役に就く前に、この売買契約が交わされたので、
国防長官は思い出せない、と発言した。
アメリカの雑誌であるニューズウィーク誌に語ったことで、
ラムズフェルドのスポークス(ウー)マンであるヴィクトリア・クラークが
こう発言している。
“この契約に関して議決する権利を持っていなかった”のだ、と。
“軽水原子炉のシステム類や装置を
〔北朝鮮に〕渡すプロジェクトであることを重役たちは知らされていた”
とABBの或るスポークスマンが、昨日ガーディアン紙に語っている。
ラムズフェルド氏が就任した数か月後に、
クリントン氏が追及していた会合や交渉に関する政策を、
ジョージ・ブッシュ大統領が終わらせ、こう言った。
自分は北朝鮮を信頼せず、外交を断ち切る、と。
数基の核ミサイルを建設する事でもってこれに応えるつもりである
とピョンヤン/平壌が警告を発した。
アメリカ政策についての展望が発表され、
その事により、
クリントン氏の政策の根幹であった緩和外交という格好の
相互的な信頼醸成ステップが、止まった。
2002年1月までに、ブッシュ政権が、北朝鮮を、
イラクやイランと並ぶ「悪の枢軸」のひとつとして位置づけた。
北朝鮮についてホワイトハウスが、どのような考え方を持っているのだろうか、というモヤモヤがあるとすれば、
昨年にワシントンポスト紙に
“〔北朝鮮の指導者である〕金正日が大嫌いだ”と語ったブッシュ氏によって、そのモヤモヤは晴らされている。
アフガニスタンやイラクでの作戦の成功は、
ワシントンにおけるラムズフェルド氏の地位を高めた。
ABB社を去った2年後の、いま現在ではラムズフェルド氏が、
北朝鮮を、“崩壊寸前で揺れるテロリスト体制”で、
それはまさに、核兵器の増殖因子になりつつある、と見なしているのだ。
クリスマス期間中の外交活動の連続の間に、
間近に来るべきイラクとの紛争に関連している/当てはまる一つとして
同時に二つの国家との戦争を、アメリカ合州国は行なうことができる、
とラムズフェルドは、警告している。
バグダッドが陥落した後に、ラムズフェルド氏は、
ピョンヤン/平壌は〔このイラク戦争から〕“適切な教訓”を引き出すべきだ、
と発言している。
北朝鮮への政権のケンカ腰な言葉に対する批判として、
問題は、クリントンが発案した外交政策やABBによる取引を、
ラムズフェルドがサポートしたことではなく、
ラムズフェルドが“逆上して反対”しなかったことである、というものがある。
〔しかし、そうした類の批判の他方で〕
「経済的かつ利己的な関心のほうが、拡散防止/非核散よりも、
上回って優先されたのだ、
という結論を引き出すことも出来るのではないか」
とワシントンにある軍縮&核非拡散センターのアナリストの一人である
スティーヴ・ラモンターニュと言っている。
ブッシュ政権のメンバーたちは、
公式にクリントン氏の計画に反対し、
そして〔ラムズフェルドが重役として在籍していた〕ABB社が売却した
軽水炉原発のタイプから、
兵器級の核物質/兵器として通用するの核物質を精製することが
可能になってしまった、と言う。
ラムズフェルドが防衛顧問の役を勤め、その選挙キャンペーンを
取り仕切っていた共和党大統領候補のボブ・ドールの政策を、
ラムズフェルド氏の副官(=国防副長官)であるポール・ウォルフォウィッツと、国務省〔他国で言う外務省的なもの〕のNo.2であるリチャード・アーミテージとの両人が共に、反対していた。
ラムズフェルド氏は、
ABB社のための、タカ派のトモダチへのロビー活動に関与していた、
と或る一人の取締役が、匿名で「フォーチュン」誌に語っている。
クリントン政権の政策は、
平壌が核施設への視察監査を許し、
また兵器級プルトニウムの製造になる重水型原子炉を解体した見返りに、
石油供給と軽水炉型原子炉を差し出すことで、
朝鮮半島の緊張を緩和しようとした。
軽水型原子炉は、「増殖に耐え得るもの」として知られているが、
ところが、或る専門家いわく、「増殖に耐えられない」という。
ABB社が関わってるこのタイプの原子炉によって、
核兵器に転用するのに必要なプルトニウムが、精製されることになる。
北朝鮮の政権に対して批判的な、或るアメリカ合州国の下院議員は、そのABB社が関わった原子炉を「核兵器爆弾工場」と表現した。
北朝鮮は昨年、査察官を追い出し、
ABB社の原子炉プロジェクトを続行させるための350万ドルを
ブッシュ政権が許可したのと、ほぼ同時期の1月に、
核拡散防止条約から手を引いた。
核施設やミサイル計画を廃棄し、北朝鮮へ国際核査察の入国を、北朝鮮が許可するよう申し出をしたのではないか、と考えられる。
しかし、ピョンヤン/平壌は、安全保障とアメリカからの援助が、いちばん最初であるべきだ、と要求した。
〔しかし〕ブッシュ氏は、
平壌/ピョンヤンが、核プログラムを廃棄した後にのみしか、
新たな協定の交渉をするつもりが、自分には無い、と主張している。
提供した誘導が、
ピョンヤン/平壌の“ゆすり”に報いるものとなり、
北朝鮮の他の“ならず者”国家による、大量破壊兵器の開発を
助長させてしまうのではないか、とワシントン政府は信じている。
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〈関連記事》
〇①「イラクに大量破壊兵器がある」論は根も葉もない話ではなかったけど兵器は結局なかったが、米政府は
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3月30日 (水)
『TPPを批准させない3.30国会行動』
【17~18時30分】 憲政記念館にて決起会
【19~20時】 国会誓願キャンドルデモ
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〈AEQUITAS〉
「3.20@新宿アルタ前街宣」
【日時】 3月20日15時~17時
【場所】 新宿東口・アルタ前
【ゲストスピーカー】
本田由紀、大西連、小池晃、福島みずほ、
石橋みちひろ、水野和夫
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