ご挨拶 在ガーナ日本国大使館特命全権大使からのメッセージ

令和3年11月22日
特命全権大使 望月寿信
駐ガーナ特命全権大使として、2021年11月18日に着任しました望月寿信です。
実は、2回目のガーナ赴任です。アクラには旧知の方々も多く、妻ともども非常に楽しみにして参りました。前回は約10年前になりますが、2009~12年に大使館の次席として勤務しました。

当時を振り返ると、皇太子殿下のガーナ御訪問、東日本大震災後に日本人社会が一丸となって行ったチャリティーイベント等、様々な思いが蘇ってきます。その後、皇太子殿下は天皇陛下に即位されました。

日本人には、ガーナというとまずチョコレートのイメージだと思います。もちろん世界有数のカカオ豆の産地であることは言うまでもありませんが、日本にとってガーナは外交上も非常に重要な国です。

野口英世博士が黄熱病の研究中に亡くなられたこの地において、野口記念医学研究所が設立されたのは1979年です。今日では、アフリカ大陸の感染症研究の拠点として重要な役割を担っています。日本のグローバルヘルス戦略を推進すべく、ガーナとの協力強化に取り組んでいきたいと思います。

また、この10年間を見ると、ガーナに進出する日本の企業数は倍増しています。多角的かつ新たな取り組みを進められている会社も少なくないものと承知します。日本大使として、日・ガーナ経済関係の更なる発展をできる限り後押ししていく所存でございます。

昨年来、世界中でコロナ禍が続く中、ガーナにお住まいの方々も大変な苦労をされたことと拝察します。日本、ガーナともに状況は改善しつつあります。来年は元の生活に戻れることを信じ、在留邦人の皆様が安心して安全な生活を送って頂けるよう、大使館員一同、取り組んで参ります。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 駐ガーナ共和国 特命全権大使
 望月 寿信
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