今年1月、福島県郡山市で乗用車が軽乗用車に衝突し、家族4人が死亡した事故で、被告の男の裁判が16日から始まり、男は起訴内容を認めました。

過失運転致死の罪に問われているのは、福島市の会社員・高橋俊被告(25)です。

起訴状によりますと、高橋被告は今年1月、乗用車を運転し、郡山市の市道の交差点で優先道路を走っていた軽乗用車に衝突し、炎上した軽乗用車に乗っていた家族4人を死亡させたとされています。

16日に地裁郡山支部で開かれた初公判で、高橋被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

この後、検察は「被告が前方左右を注視せず安全確認を怠った」と指摘。一方、弁護側は、「起訴内容に争いはない」としたうえで、「被告が一生をかけて償うと反省している」と情状酌量を求めました。