北広島[市](読み)きたひろしま

百科事典マイペディア 「北広島[市]」の意味・わかりやすい解説

北広島[市]【きたひろしま】

北海道中央部の市。1996年9月1日札幌郡広島町が市制。札幌市の南東に接し,千歳線,道央自動車道が通じる。東部石狩平野の一部で,広島県人が開拓農業は野菜栽培や酪農を行うが,1970年代から北広島団地や工業団地造成が進み,都市化が進む。札幌市,江別市との間に広がる広大な野幌原始林(特別天然記念物),クラーク記念碑がある。119.05km2。6万353人(2010)。

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世界大百科事典 第2版 「北広島[市]」の意味・わかりやすい解説

きたひろしま【北広島[市]】

北海道中央西部,札幌市の南東にある市。1996年9月札幌郡広島町が市制,改称。人口5万3536(1995)。JR千歳線,国道36号,274号線が札幌へ通じる。1884年ころ広島県から和田郁次郎ら25戸が一村形成をめざして集団入植した。水害冷害などの自然災害を受けながら,西側の台地では酪農と畑作,東側の石狩低地では稲作を行う純農村として発達してきた。1968年の道営北広島団地の建設決定以後は急速に都市化が進み,大学,専門学校の設置,民間の住宅団地の造成も盛んに行われ,工業団地への企業進出も活発である。

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