2020-2-9(日)
ソーラー発電のお話です。
私は、ソーラーパネルとバッテリーなどで発電する、オフグリッド・ソーラー発電をやっています。
詳しくは、“エコ発電カテゴリー” の記事を見てください。
前回,前々回は、“接続箱” と蓄電池まわりの製作をしましたが、部品が足りず、中途半端に終わっていました。
前々回の記事。ソーラー発電の接続箱を作ったのですが……。
ソーラー発電システム2台目①(2019/10/01)
http://semiritaiayume.blog.fc2.com/blog-entry-535.html
前回の記事。ソーラー発電の蓄電池まわりを作りました。
ソーラー発電システム2台目②(2019/10/06)
http://semiritaiayume.blog.fc2.com/blog-entry-537.html
不足していた部品が手に入ったので、接続箱と蓄電池まわりを完成させます。

左から、ショットキーバリアダイオード (SR5100),ショートバー,サーキットブレーカー,CE5 (絶縁被覆付閉端接続子),ラッチングスイッチです。
すべてアリエクスプレスで買いました。
ショットキーバリアダイオードは、電圧降下が小さいダイオードで、電流の逆流防止に使います。
今回は、100V,5A (まで耐えられるものを買いました。テスターで測ったところ、1.1Aの電流で、電圧降下が0.37Vと理論どおりの結果でした。
ショートバーは、端子台の各端子を短絡するための金属片です。
割安な12端子用を買いましたが、3端子で切断して、マイナス用はマジックで黒く塗ります。
これ、亜鉛メッキなので、“まさか鉄!?” と思いましたが、磁石にはつかず、断面が黄色だったので真鍮 (製でしょう。
サーキットブレーカーは、いわゆるブレーカーです。家庭用の分電盤についていますね。
これは直流用のもので、“DC32V” と書いてあります。電流が15Aを超えると遮断されます。
CE5は、電線の接続に使われます。
CE型接続子には、その大きさによって、CE1・2・5・8のラインナップがありますが、私が使ったのはCE5です。
最後に、ラッチングスイッチです。これは、オンならずっとオン,オフならずっとオフという、ごく普通のスイッチです。
6ピン型で左右にそれぞれオンがあり、回路を選択できます。
前回は、間違って “モーメンタリースイッチ” を買ってしまいました。
そちらは、自動でオフになるタイプです。
他に、3端子の端子台も3つ買いました。
締めて481円 (送料込み) です。(ダイオードとCE5は10個、ショートバーは2個セット)
では、前々回の記事に載せた、『こんな感じで作りたいなという図』通りに改造します。

さて、『こんな感じで作りたいなという図』ですが、ダイオードの向きが逆だったので、差し替えました。
参考にした人がいたなら、ごめんなさい。
前々回のコレを改造します。

コレでも使えますが、かっこよくはないですね。

改造後。窮屈ですが、スッキリしました。

端子台の部分。
白い線がプラス (赤の代わり)、黒がマイナスです。
上と真ん中の端子台は、逆流防止ダイオードを入れるために使っています。
それぞれ、左の端子は、パネル1枚用で逆流防止ダイオードなし、真ん中と右の端子は、2枚以上を並列するとき用です。ダイオードを3つにすれば、最大3枚まで増設できます。
赤いボタンなのがサーキットブレーカーです。
下の端子台はマイナス用で、黒く塗ったショートバーを取り付けました。
プラスの端子台の下を、マイナスの線がくぐるというのが工夫した点です。

チャージコントローラーです。
ソーラーパネルのプラスとマイナス,蓄電池のプラスとマイナスをそれぞれ接続しました。
右の端子は負荷で、ここに使いたい電化製品をつなぎます。
インバーターは、負荷端子ではなく、蓄電池に直接つないでください。
ここにつなぐと、過電流や異常電圧でコントローラーやインバーターが壊れます。
右の白いのがCE5です。
2sq (の太さの電線が3本なので、CE5を使いました。
コントローラーからの線と蓄電池のプラスをここでつないでいます。

万が一の延焼を防ぐために、通常は接続箱の蓋を閉めています。
次に、蓄電池まわりです。

前回のコレから……

スイッチだけが変わりました。
このスイッチで、バッテリーを切り替えと、夜間の電源オフをしています。
とりあえずは、これで完成です。
今後は
- 30W (のパネルを増設
- 昼夜のオンとオフをリレーで自動化
- 蓄電池と切り替えスイッチを金属製の箱で覆う
- バッテリーの容量アップ
次回は、“ソーラー発電を始めたいけど、何から揃 (えればいいの?” という声に答えます。(誰にも聞かれていないけど)
ソーラーパネルやインバーター,バッテリーの容量の選び方を、使いたい家電やスペースの制約などから考えます。
閲覧ありがとうございました。
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