事故後に「豪遊写真」をアップ…プレジャーボートで母子が死傷の元社長「知人に自慢したセレブ生活」 | FRIDAYデジタル

事故後に「豪遊写真」をアップ…プレジャーボートで母子が死傷の元社長「知人に自慢したセレブ生活」

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佐藤被告が自身のSNSにアップしていた写真。夏場は毎週のようにボートレジャーを楽しんでいた

「できるだけ日常から離れたツラい生活を送ってもらえたら。(自分たちと)同じツラい思いをしてほしい」

遺族となった両親は、判決後に報道陣の取材に応じ悲痛な思いを語った。

3月24日、福島地裁は猪苗代湖(同県会津若松市)でプレジャーボートを操縦し母子ら3人を死傷させた元会社社長の佐藤剛被告(45)に禁錮2年の有罪判決を言い渡した。亡くなったのは千葉県松戸市の豊田瑛大君(当時8)。愛息を失った母親も両足を切断する大ケガを負った。安全確認を十分行っていたとし無罪を主張した弁護側に対し、三浦隆昭裁判長は判決理由を次のように説明している。

「事故の起きた水域は陸地に近く、人が浮かんでいる可能性は予見できた。前方左右の見張りをすれば人が認識でき、停止、進路の変更で(事故を)回避できたことは明らか」

『FRIDAY』は’21年10月8日号で、事故の様子や佐藤被告が自慢していたセレブ生活について詳しく報じている。再録して、事件前後の状況を振り返りたい(内容は一部修正しています)――。

週3~4回は銀座で豪遊

シャンパンを片手に高級和食を堪能。ミャンマーからの帰りにタイで贅沢なバカンスを楽しむことも(佐藤被告のSNSより)

「事故から3日後、佐藤さんから『大丈夫や。弁護士を雇ったから捕まらん』と電話がきました。別の人には『ミャンマーへ逃げる』とも漏らしていた」

本誌の取材にこう語っていたのは、猪苗代湖でプレジャーボートによる死亡事故を起こした佐藤被告の部下だ。

’20年9月6日、猪苗代湖で遊んでいた瑛大君が大型プレジャーボートに巻き込まれ死亡。近くにいた母親も、両足を膝から下を切断する大ケガを負った。

「物証が残りにくい水上事故とあり捜査は難航します。しかし翌年になり、同乗者が事件当時の動画を提供。’21年9月14日、会津若松署が業務上過失致死傷の疑いで佐藤被告を逮捕しました」(地元紙記者)

取材を進めると、逮捕までの約1年間、佐藤被告は「セレブ生活」を送っていたことが明らかになった。佐藤被告の知人男性が語る。

「佐藤さんは東京の勝どきにあるタワーマンションの最上階に住んでいて、事故の翌週も銀座の高級クラブへ通っていました。頻度も事故前と変わらず週3〜4回。一晩で50万円は使っていたと思います。お気に入りの女性がいて、事故当日もボートに同乗させていたようです。彼女にはゴールドカードを渡し、自由におカネを使わせていましたよ」

地元の友人は、佐藤被告のゴルフやパーティー三昧の生活をこう明かす。

「逮捕の約1週間前にも茨城県で一緒にゴルフをしましたが、特に変わった所はありませんでした。数年前には、当時まだジャニーズに所属していた手越(祐也)さんと千葉県の名門コース『東京クラシッククラブ』を回ったようです。事故の1ヵ月後にも別のゴルフ場で2人は一緒にプレーしていました。

野球も好きで、巨人の中田(翔)選手とも仲が良かったとか。2ショット写真を自慢したり、中田選手からゲストパスをもらい(当時所属していた)日本ハムのキャンプを訪れていたそうです」

普段は建設資材を扱う福島県いわき市の会社の代表取締役として、全国から仕事を受注していた佐藤被告。東日本大震災後は復興特需で売り上げを伸ばし、会社は起業から19年で売り上げ7億円規模まで成長した。一方で佐藤被告の言動を疑問視する声もある。別の知人男性は、本誌の取材でこう話していた。

「友人の紹介で佐藤さんと知り合ったのは、事故後の’21年6月頃です。数回会った程度の関係ですが、7月に『バーベキューをするから来いよ』と誘われました。

当日は佐藤さんの奥さんとお子さん、知り合いの社長さんの家族含めて10人くらいでバーベキューをした後ボートに乗りました。時速100㎞は出ていたのに後ろを振り返ったり、わき見運転をしていて正直怖かったです。あの時、男の子が亡くなった事故を起こした後だったとは……。笑顔でボートを楽しんでいられるなんて普通の感覚じゃないですよ」

目の前で息子の命が奪われた両親の心の傷は、決して癒えることはないだろう。だが……。佐藤被告側は、有罪判決を不服として即日控訴している。

佐藤被告がSNSで事故後にアップした画像。危険運転をしておきながら同乗者に対して「ビビリですか?」と冗談めかす
愛車であるランボルギーニのアヴェンタドール。他にもロールスロイスなどを乗り回していた(佐藤被告のSNSより)
スポーツ選手の中でも特に野球選手がひいきだった佐藤被告。実家には多くのサインボールやサイン色紙があるという(佐藤被告のSNSより)
コンペを開催し有名人を招いたり名門ゴルフ場の2000万円ほどの会員権を購入するくらいのゴルフ好きだったという(佐藤被告のSNSより)
自らが経営していた焼き肉屋で、「ネプチューン」の堀内健、北澤豪、ダイアモンドユカイらと(佐藤被告のSNSより)
  • PHOTO:被告のSNSより

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