■とりあえず間にあわせですが

先日もお知らせいたしましたが、ブログの工事をしております。
とりあえず「高知のハンドメイド作家さんを応援したい」と書いてあったブログのヘッダーは削除しました。
とりあえずの処置ですので、ブログのヘッダーはまた何か用意したいと思います。

ブログタイトルも「Handmade in Kochiのblog」から「Flat 9 〜フラット・ナイン」に変更しました。

Flat 9 とは、私がロンドンで暮らしていた頃に住んでいた部屋番号です。アパートやマンションなどの集合住宅をイギリスではFlat(フラット)と言うのです。
つまりは単純に9号室という意味です。


「ブログのタイトルを変える。何にしようかな〜。」

と夫に言ったら、

「マダムユキの部屋でいいんじゃないの。」

とテキトーに答えられ、マダムユキは嫌でしたが、まあ確かに好きなことの寄せ集め記事を並べるので私の部屋ってことでもいいなと思い、かつて自分が住んでいた部屋番号にしてみました。


香港の映画監督ウォン・カー・ウァイの作品「2046」(主人公が住んでる部屋番号)好きだしね。

トニー・レオン
TCエンタテインメント
2005-04-27


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Handmade in Kochiとしてブログを書き始めましたが、気づけばハンドメイドも高知も関係がない内容の記事ばかりが増え、しかも熱心なブログ読者さんには「スナックゆき」シリーズや「帰れない女たち」シリーズなど、ハンドメイドネタではない記事の方が大人気という皮肉な事態となっておりました。


また、私自身の気持ちといたしましても近頃のハンドメイド業界のノリにはついていけず、違和感が増すばかりです。
いい歳した大人のくせににじょし〜な方々の内輪
だけで盛り上がる感じとか、複雑化と高額化の一途をたどるお勉強代とか、クソ狭い業界内でつまらないことで小競り合いしてる感じとか、私がHandmade in Kochiの活動を始めた当初に「ハンドメイドがこうなればいいな」と思っていた方向と現実が大きくズレてしまいました。





私の考えでは、そもそも自営業やクリエイターは孤独に耐えうる精神がなければつとまらない と思うし、自らのアイディアと工夫次第で高額な費用の投資をせずにできるのがハンドメイドのいいところだったと思うのですが、そうはならない方向へと大勢の人たちが流れていく様子を見ると、私の感覚の方がズレており人間というものをまるで分かっていないのです。


「何でこうなるのでしょうね〜。」と、つい先日人生の大先輩でもある作家さんにお話ししていたところ、

「由紀ちゃん頭はいいかもしれないけど、(人を理解するための)経験が足りてないわ。由紀ちゃんみたいな人には他の女たちがどういうことをどういう風に考えるかなんて想像もできないでしょうけど、こういうものなのよ。」

と諭されました。ぐうの音もでません。


私はクリエイティブなハンドメイドの世界は今でも好きなので、この作品や作家が好きだとか、このサービスはいいと思うなどの紹介記事を今後も
一人でコツコツ書いていきたいと思います。
もちろん読者の方々からご好評いただいている「スナックゆき」シリーズやロンドン留学記「帰れない女たち」シリーズの連載も再開します。お待たせしており申し訳有りませんが、今しばらくお待ちください。
根強いファンがいる毒漫画、書評、各種エッセイなども書いていきます。


決まったテーマがない雑記となりますので、ブログカテゴリーも「趣味・手芸」から「日記」に移しました。

ただ、ブログIDだけは変更が出来ずHandmade in Kochiのままになります。

まあ、いいか。
全日空のエアラインコードだってAN(All Nippon Airways)じゃなくてNH (Nippon Helicopter 日本ヘリコプター)のままですものね。
元の名前がどこかに残るのも、それはそれで味わい深いかもしれません。


とりいそぎ、ご報告でした。今後ともよろしくお付き合いくださいませ。