前回は→その⑧
前回の話を少し解説しながら話を進めて行きたいと思います。
いわゆる、正殿床下の祭儀で三節祭が重要視されますが、明治時代に大きく変容したため
>これについては、心御柱だけではなく、仏教神道全般に言える事です。国家神道統一にしたかったのですから色々な宗派の方々が進行する対象を破壊されてきたのです。当然ですが儀式なども政府の基準と違えば改造したり、潰してきたという事でしょう。
実態は江戸以前の文献に求める必要があります。
>おっしゃる通りの事だと思います。なのでタカチホは,それ以前の資料から発信しています。スピ本が論外だという事は、真面目に勉強された僧侶の方ほど思うのではないでしょうか?従ってタカチホの書くものも良い加減なトンデモ論でもなんでもなく、きちんと記録されたものにより裏付けをとってきています。
「心御柱」は内宮・外宮の正殿床下の中央にある約五尺の檜の柱で、五色の糸が巻かれているともいいます。
>高橋氏のおっしゃられる通りです伊勢神宮の資料によると五色の糸が巻かれている時もあります。巻いてない時も。※何種類か儀式の種類が存在するので。その一形態として五色の糸が巻かれていたようです。
鎌倉時代までは神嘗祭の日に行われてきました。鎌倉時代までの遷宮は、古い宮に夜一〇時に古米で作った神饌をお供えして遷御します。新しくなった御殿で今度は新米で神嘗祭をおこないます。かつては遷宮と神嘗祭が一体だったのです
>遷宮とは正に御神体を移動させるという意味ですが、最初は日本の真ん中に柱を立てたという記述からも昔、違う場所からアマテラスを移動させましたよという意味が込められていると思います。
~抜粋開始~
●朝鮮の蘇塗や端午の祭り、中国黒竜江省のホジェン族などに柱の信仰儀礼が見られます。(『神道と修験道』四〇二頁)。つまり、「心御柱」の造営儀式は日本固有のものではなく、日本文化の淵源にある大陸からのものであることが指摘されるのです。
●「心御柱」の概念と似ている中国の「天柱」があり、この意識の延長線上に神宮成立の本質があるといいます。
●内外宮の敷地に白石を敷き詰める儀式です。「杵築祭」(こつきさい)は敷地をつき固める祭で、「心御柱」の柱根を白杖でつくことです。未来永劫まで国が栄えることを祈ります。
~抜粋以上~
心御柱の姿を世に発表できない本当の理由は、ここに有ると私は見ています。
何故なら「天柱」というのは中国の神話に出てくるのですが、その内容を分析すると色々な事が分かってくるのです。
まず心御柱の元となったともいうべき天柱とは何かを知らないと話が進みませんので解説いたします。
【天柱】
中国の神話,伝説において,天は大地の四方の果てにある柱によって支えられ,逆に大地は天に結ばれた4本の維(い)(太い綱)によってぶらさげられていると考えられた淮南子の覧冥訓天の四隅を柱が支えていた。その柱が折れて天の一部が落ちました。
大地は裂けて傾きました。そのときに頭が人間で体が蛇の女媧(ジョカ)が大きな亀の足を切り取って柱の代わりにして天を支え、五色の石を練って、天の裂け目を補修して天地を元通りにしました。
~以上~
暮らし歳時記様からの引用→こちら
五色とは、青(緑)・赤・黄・白・黒(紫)の5色
五色は、青・赤・黄・白・黒(玄)の5色です。ただし、染料や色彩認識の関係で、昔も今も青は緑、黒は紫で表されることが多いので、実際には緑・赤・黄・白・紫になっていることもあります。
五色は、古代中国の陰陽五行説に由来します。陰陽五行説とは、万物は「陰・陽」の二気、「木・火・土・金・水」の五行で成り立ち、これら陰陽五行の要素で世の中は回っているという思想で、日本の文化に深く関わっています。
この五行を色で表したものが五色で、「青・赤・黄・白・黒」の5色となっており、「木=青、火=赤、土=黄、金=白、水=黒」です。
五色のほかにも、方角を表す五方、季節を表す五時、人の徳目を表す五常(五徳)、人の感覚器官を表す五官など、あらゆるものが五行に配されています。
【五行】【五色】【五方】【五時】【五常】【五官】【五獣】
木 = 青 ……東 …… 春 …… 仁 …… 目…… 青竜
火 = 赤 ……南 …… 夏 …… 礼 …… 舌…… 朱雀
土 = 黄 ……中 …… 土用 … 信 …… 口…… 黄麟
金 = 白 ……西 …… 秋 …… 義 …… 鼻…… 白虎
水 = 黒 ……北 …… 冬 …… 智 …… 耳…… 玄武
~以上~
心御柱に五色の糸を巻くことはつまり天地というかあらゆるもの全てを差します。秦氏がこれだけ平安時代から日本の社会に影響を与え続けたのは消して努力と実力だけではなくて、こういった呪術も背景にあったと思います。だから隠すのです。
それは宿曜同を陰陽道に取り入れ他には渡さないという事からも分かります。
そして何よりそれは心御柱の型式にも出ているのです。
まず四本柱が立っていて、真ん中に大きな柱が立っているのです。それが何を意味するかといえば。
五色ペン人
青竜・朱雀・白虎・玄武つまり四柱(神)をその四つの柱が表し黄麟は太陽を示すっていう組み方になっていますので、まずその思想で間違いないでしょう。この儀式の中でちょっと感心したのは黄麟は土。つまり土星が太陽だった時代を彷彿とさせる部分です。
※転載は不可になっていますので、文章およびそのうち模型を作ろうかなと思っています。
柱の置き方は、しっかり東西南北を向くように作られているのです。つまり陰陽道は中国からの流れでもありますから、こうやって儀式を陰陽道の人たちが守ってきたのでしょう。自分たちの世を守る儀式として。
そして、他にも特筆すべき儀式のポイントがそこには見られました、次回は具体的な儀式についての仕組みを解説していきたいと思います。
続きは→その⑩