前回は→その③

 

【医療の進んだ現代人よりサンカの方が健康?】

 健康とはなんぞや?と彼らの存在を見ると目から鱗でした。健康になるって本当はもっとシンプルな事なんじゃないかな?とサンカの方々の暮らしぶりを見ていると思うんです。

私が気になった記述や情報をいくつか挙げて行きます。

●ほとんど具合悪い様子なく元気に歩き回っている

●下の病気にならない

●乳房の腫瘍をウメガイ(彼らが使う道具。両刃刀)で取り出し、傷口には薬草を当てて血止め。その後普通に暮らしてる

●体調不良になると里の者には理解できない薬草みたいなのをブレンドしたりしてそれぞれの症状に合わせて服していた。

●里の物と結婚してから逆に病気になるようになった

~以上~

 

その反面歯通がどうしても解決できず里の者が助けてあげて病院治療で良くなったという例も一軒だけ有りましたが、それ以外はサンカ暮らしで居た方が健康だったという記述が何例も見られました。彼らが最後に居たのって昭和38年位だから医療もそれなりに進んでいたし、所謂文明に使った方が健康を守れそうな気がします。が・・・・・どうみてもそれとは逆になっちゃっているという事が私には衝撃でした。

 

 しかし、彼らの食生活やその他のライフスタイルを見るにつけてその考えは改まっていたんです。

【健康秘訣その①太陽】

まず、朝彼らは昇太陽を拝みます。実は朝の太陽光って体のリズムを整えたり様々な役割が有る事を御存じですか?

●朝日を浴びると体内時計がリセットされるので、実際の時間とのズレをなくし、体のリズムが整います。また、自律神経も整うので、心身ともに健やかになる効果がある。

●日光を浴びるとメラトニンという睡眠ホルモンが止まるので身体が活性化される。それと同時に日光を浴びるとセロトニンが分泌される。日光を浴びると分泌されるセロトニンは「幸せホルモン」とも言われてる。精神が安定し、ストレスに強くなり、ポジティブになれるなど、幸せホルモンです。

●同時に、その14~16時間後にメラトニンが分泌されるようになり良い睡眠がとれるようになる

【精神疾患の方が医者に朝日を浴びなさいとアドバイスされるなんて話は聞きますが】

日光を浴びると分泌されるセロトニンが不足するとイライラしやすくなったり、うつ病などの精神疾患になりやすいと言われています。なので特に、冬は日照時間が減って、落ち込みやすくなる人も多くなるという訳です。症状を軽減するために朝はカーテン明けて外を見なさいと言われた話には科学的根拠がちゃんと有るんですね。

【健康秘訣その②歩く】

彼はとても歩くのが早かったと言います。流浪の民故、セブリ場からセブリ場、山を越え谷を越え、川岸から川岸へ。仲間の集まりが有れば遠方でも駆けつけたりとかするらしく日常が山歩きで有り、下手したら縦走レベルで走って逃げたり駆けつけたりする事もあったと言いますから、ともかく健脚で有る事は間違いないのです。残っている写真から見ても、無駄な肉などないというか、全身が引き締まっている感じですし、特に足はカモシカみたいな素晴らしい弾力の有りそうな筋肉に覆われている感じです。里の方々の雰囲気とはやはり違う感じが確かにします。この「歩く」「体を動かす」事が実は健康に大きく貢献してると思います。

 

厚生省HPより引用~身体活動・運動~

身体活動量が多い者や、運動をよく行っている者は、総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖 尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がんなどの罹患率や死亡率が低いこと、また、身体活動や運動 が、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことが認められている。更に高齢者 においても歩行など日常生活における身体活動が、寝たきりや死亡を減少させる効果のある ことが示されている1,2,4,5)。 生活習慣病の予防などの効果は、身体活動量(「身体活動の強さ」×「行った時間」の合計) の増加に従って上昇する3)。長期的には10分程度の歩行を1日に数回行なう程度でも健康上の 効果が期待できる。家事、庭仕事、通勤のための歩行などの日常生活活動、余暇に行なう趣 味・レジャー活動や運動・スポーツなど、全ての身体活動が健康に欠かせないものと考えら れるようになっている。 我が国においては、身体活動・運動についての長期にわたる時系列的な調査は少ないが、 家事や仕事の自動化、交通手段の発達により身体活動量が低下してきたことは明らかであり、 食生活の変化とともに、近年の生活習慣病増加の一因となっている。 身体活動や運動の健康に対する効果についての知識は国民の間に普及しつつあるものの、 運動を実際に行っている者の割合は少ない。多くの人が無理なく日常生活の中で運動を実施 する方法の提供や環境をつくることが求められる。

~以上~

 

ですが現代では実際には・・・・・

厚生省HPより

身体活動量と死亡率などとの関連をみた疫学的研究の結果からは、「1日1万歩」の歩数を確保することが理想と考えられる。日本人の歩数の現状では、1日平均で男性8,202歩、女性7,282歩であり、1日1万歩以上歩いている者は男性29.2%、女性21.8%である(平成9年度国民栄養調査)。最近10年間の歩数の増加傾向を考慮して、当面10年間の目標として、男女とも歩数の1,000歩増加を目指し、1日平均歩数を男性9,200歩、女性8,300歩程度を目標とする。1,000歩は約10分の歩行で得られる歩数であり、距離としては600?700mに相当する。その結果1日1万歩以上歩く者は男性37%、女性30%になると見込まれる。  歩くことを中心とした身体活動を増加させることにより、生活習慣病の発症の数%減少が期待できる

~以上~

 

つまり歩いたり運動したりしている人は

●虚血性心疾患

●高血圧

●糖尿病

●肥満

●骨粗鬆症

●結腸癌

●メンタルヘルスを保ちやすい

などの罹患率や死亡率が低いこと、また、身体活動や運動 が、生活の質の改善につながる。

~以上~

 

山登りで万歩計使用したことが有る方は分かるかと思いますが、すぐに一万歩何て過ぎちゃいます。しかし普段の生活で計ってみると一万歩行かない日が有るのが現代人の平均ではないかなという事です。つまりサンカの人は「普通に暮らしているだけでも一万歩なんて余裕で超すって事でしょう」だから健康なのもうなずけますよね。そして里にお嫁に行ったら病気になったなんて話が多いのもあまり歩かなくなった事とは無関係とは思えません(他にも以下に示す食生活にも理由が有ると思いますが)

 

【食生活その③】

彼らの食生活はどちらかと言うと野食と言う分野になります。亀を焼いて食べたり、飛び道具を使って野鳥を落として食べたりとか、野草。そして白米も物々交換で食べてはいたようですが、蓑を作っている団体にも関わらず白米は主食として居ないのです!私が読んだ中に麦の方を多く食べていた話。そして以下の様な情報を見つけました。

~サンカは基本米を食べない~

東京都下にサンカ料理を出す割烹旅館があった。今はサンカ料理をやっていないが、それに近い川魚料理をだす。米を食わないサンカらしく、米飯がなく、よもぎソバがメインの料理である。この店、戦時中、陸軍御用達(ごようたし)の店で一般人は入れない店だった。東条英樹が入りびたり、夜の大本営とまで言われた。サンカ料理と東条英樹、陸軍とサンカが実はつながっていたのであろうか。

~以上~

 

養殖でない動物を食べるのって脂身が少なくて引き締まっているって事。つまり脂肪分が低い高たんぱくな栄養を摂取できてたと想定出来ます。そして白米って美味しいけどビタミン不足になり脚気が出たりするなどのデメリットもありますものね。

最先端の医学では「白米は体に悪い」が常識だUCLA医学部助教授が教える「不都合な真実」~東洋新聞より引用~

精白されている「白い炭水化物」は、血糖値を上げ、脳卒中や心筋梗塞などの動脈硬化による病気が起こるリスクを高める可能性があることが、数多くの研究から報告されている。

その一方で、玄米のように、精製されていない「茶色い炭水化物」の多くは食物繊維や栄養成分を豊富に含み、複数の研究で肥満や動脈硬化のリスクをむしろ下げると報告されている。つまり、すべての炭水化物が悪者なのではなく、どんな炭水化物を食べるかで健康に関しては逆の効果があるのだ。

~以上~

 

 まぁ白米は美味しいので、それでも私はほどほどに食べますが(笑)麦や蕎麦を多めに食べた方が体には良いという事が言える訳ですね。

 

【お尻を温める④】

野人的と評される暮らしの中で衛生状態を保つのも大変そうなのに何故下の病気が全く見られないのか?

私はどうみてもこれは彼らの風呂の形式に有ると感じます。彼らは石を真っ赤に焼いてためた水の中にドボドボ入れてその中につかります。するとまるで尻焼き温泉の様な状態になっているのです。

お尻が暖かい?だから何?と思った人は以下の驚くような事実をご覧下さい。

【お尻が冷えがちになる年齢の境目と言うものがあるらしいです】

その理由は人間は、年齢とともに筋肉量が減りますがその境目である目安が40代です。下半身の冷えと不調には密接な関係があります。なぜなら、熱を生み出す筋肉の約70%が下半身にあり、体温の30%近くを下半身でつくっているから。

※因みに免疫機能の7割は腸にあるので、腸活と言う言葉はその重要性から出ているのでしょう。

年をある程度とる事により筋肉量の低下は低下しがちになります。すると途端に下半身が冷えがちになります。下半身が冷えるとで血行不良になると起きるデメリットは実に沢山あります。漢方では足腰の血行が悪くなり下半身の力が衰えることを、漢方では〝腎虚(じんきょ)〞と呼び40歳ごろから急増すると言われています。疲れる、太る、老けるなどの悩みに繋がってくるわけです。

●老ける下腹:下腹には子宮や卵巣、膀胱など大切な臓器が集中。血行が悪いと臓器の機能が低下し、老けや不調を加速させます。

●痛みやこりの発生

●子宮や卵巣、腎臓、腸といった重要な臓器の働きも低下。

●頻尿

●足つり

●のぼせ

●老眼

●白髪

●シワ

●更年期症状

●骨盤に囲まれた下腹部には子宮や卵巣がありお尻が冷えてしまう事に連動して、この部分が冷えてしまうと血流が悪化。女性ホルモンのバランスが崩れて、婦人科系の様々な不調にもつながります。

つまりお尻が何だか冷たいなと感じる時はSOSのサインだったという訳です。

【お尻が暖かいとこんなメリットが有ります】

●脂肪が溜まりやすいお尻の血流をよくすると、体中の血の巡り・新陳代謝がよくなり足のむくみ、セルライトができにくい

●お尻の真ん中にある骨、仙骨を温めると、女性のハッピーホルモンと呼ばれる「エストロゲン」の分泌が活性化され、生理痛を和らげたり、全身の皮膚の調子を整えてくれます。良い恋愛をしている時などに発生するホルモンでも有ります。つまりお肌の調子も良くなります。

●子宮・腸・膀胱等の調子を上げる。つまり生理不順を防いだり免疫力も腸が温まるから上がるしということです。

※腸は免疫細胞が多く集まっているため、冷えると免疫力が低下。風邪をひきやすくなり、便秘や下痢といった症状も。

【他にもこんな部位を温めると理想的】

●腰:老化は足腰から〞といわれるように、腰の冷えは腎虚を招き、老化を進めて不調に……。まずは腰から温めて!
●太もも:体の中でも大きな筋肉がある太ももは、効率的に熱を生み出す場所。この筋肉量が減ると全身冷えやすくなります。
●足首:足首は筋肉や脂肪が少なく、血管が皮膚の近くにあるため、熱が逃げて冷えやすい部位。冷やすとむくみの要因に。

~以上~

 

引用先:グーグルなどで見られる写真です。

全身使っているという方法ではなく、どちらかというと腰湯で有る事が分かります。

つまりサンカのホカホカの石が下に敷き詰めらたお風呂って、婦人病にかかりにくいわけです。そして筋肉量が多い彼らは冷えにくいと言えるのでその相乗効果が相まって下の病気にならないという事が現実化出来たんだと思います。そして本などに出てくるのですが

【蓑つくりを教わろうと、思ってサンカの家に入り浸っていたけど本当は覚えたいというより、おばちゃんが綺麗だったから】と男性が言っていた記録が有るのです。

つまりおばちゃとは思えない位若々しいくて素敵だったから綺麗だったからという言葉が出るのだと思います。彼らの美しさの秘訣って筋力と健康美に彩られていたという事も有るのではないでしょうか?

【シャーマンの様な薬草生活その⑤】

現代医療の薬はデメリットが有るケースも有ります。彼らは秘伝の薬草の伝授が有り、それらをブレンドして自分で何とかしてしまう知恵が有った様です。痛み止め、血止め。自然から自ら調達し使いこなしているところが素晴らしいと思います。詳しい詳細が見当たらないのですが、是非知りたいところですね。

 

次回は【シノガラ謎資金】について書いて行きたいと思います。

 

次回は→その⑤