前回は→その⑪
前回の三星実は青銅の御神木的なオブジェは8つ存在したとお話をしました。そして複数と言う意味では山海経でも同じなのです。その三本の世界樹的な樹木とは何か?についてお話をしていきたいと思います。
【世界を構成する巨大な三本の樹】
世界を構成する巨大な木として『山海経』や『淮南子』などに出てくる樹木は実は扶桑(扶木)・建木・若木の三種類あるんです。古代中国で考えられていた世界樹といえるような存在が断片的にこれらの書物には書き残こされています。断片的とういう事は詳細に渡ってはいないという事が分かります。文献上に巨木についての信仰や神話の記述がとぼしいため、古代の実態について詳しくたどれる箇所は実は少ないです。そんな状態では有りますが、その記述を紹介していきます。
①扶桑(扶木)
中国伝説で東方のはてにある巨木。古くは『山海経』に見られるように、はるか東海上に立つ伝説上の巨木であり、そこから太陽が昇るとされていた。古代、東洋の人々は、不老不死の仙人が棲むというユートピア「仙境=蓬萊山・崑崙山」にあこがれ、同時に、太陽が毎朝若々しく再生してくるという生命の樹「扶桑樹」にあやかろうとした。「蓬莱山」と「扶桑樹」は、古代の神仙思想が育んできた幻想である。海東のかなたには、亀の背に乗った「壺型の蓬莱山」が浮ぶ。海東の谷間には、太陽が昇る「巨大な扶桑樹」がそびえる。古代の人々は「蓬莱山に棲む仙人のように長生きし、扶桑樹に昇る太陽のように若返りたい」と強く願い、蓬莱山と扶桑樹への憧憬をつのらせてきたという。のち、『梁書』が出て以降は、東海上に実在する島国と考えられるようになった。実在の島国とされる場合、扶桑の木は特に巨木というわけではなく「その国では扶桑の木が多い」という話に代替されており、この場合の「扶桑」とは実在のどの植物のことかをめぐって一つの論点となる。扶桑の木を実際のクワのこととみなす場合もあるが、『梁書』の扶桑の木の説明では実際のクワとは異なっているので、これを実在の様々な植物の特徴を繋ぎあわせた架空植物とする説や、後述の扶桑国メキシコ説の場合ではトウモロコシもしくはリュウゼツランとする説がある。また愛媛県伊予市の森海岸に露出している郡中層にはメタセコイア等の多くの化石植物が含まれているが、この化石植物群は古くから扶桑木と呼ばれている。他にもハイビスカス(ブッソウゲの栽培種、中国南部原産)の別名を扶桑ともいう。しかもね山海経の挿絵はこうなっているんですが
それは木の種類の挿絵じゃないかと思うんです。なぜなら実は樹形とかはちゃんと記述されている部分が有ったので後日「ご紹介していきたいと思います。
②若木
中国の伝説で西の果てにあるとされる巨木。『山海経』(大荒北経)には赤い木で、青い葉・赤い華であると記されており、郭璞の注による増補では崑崙の西にあたる西極(西の果て)に立っているとも書かれている。『淮南子』墬形訓では、建木からみて西に生えており、枝には10個の太陽かついて地を照らしているとある。
※若木は、『山海経』では大荒北経のほぼ最後(大荒北経は東北から西北にいたる構成)に記載されているが、「日月の入るところ」(日没の地)という表現は、むしろ大荒西経に必要以上に頻発する。対となる「日月の出るところ」は大荒東経に同様に多用されており、こちらには扶木(扶桑)の記述がある。昆侖(崑崙)や西極についての記述も大荒西経に存在する点からみれば、「西」に位置するものであるといえる。
※樹形は不明ですがカラーのイメージをタカチホが作成してみました。
③建木(けんぼく)
天地の中央に立っているとされ中国の伝説にある巨木である。神話や伝説で「天と地の中」と呼ばれる成都平原すなわち「世界の中心」であり、これは大地の中心に立っている神木であることを示しています。天と地を結ぶ神聖な樹だと考えられている。『淮南子』墬形訓では、都広(とこう)山に生えており衆帝がこれによって上下をすると記されている。『山海経』においても都広は天下の中央に位置すると記述されており、建木が天地の中央に位置する木であると考えられていたことがわかる。『山海経』(海内経)には紫の木(茎)で枝はなく、青い葉・黒い華・黄の実、上のほうは九つにまがりくねり、下のほうも九つにわだかまると記されている。位置については『山海経』(海内南経)では弱水のほとり、氐人国の東、『呂氏春秋』(有始覧)では、白民国の南に建木があると記述されてもいる。
:山海経の海内南経には、弱い水辺に魔法の木があると書いてあります。
●その樹皮は帽子のリボンのようなもので葉は網のように
●果実はユーカリの木の実のようなもので
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●幹はハナミズキの木のようなもので
ウィキペディアより引用
この神木の名前は建木です。 建木は非常に大きく、約100トンあり、空に達することができます。 その木のてっぺんには、9本の曲がりくねった枝が空に広がり、木の底には9本の枝が地球をつかんでいる。 ここで、太陽が昇っても木の影はなく、木の下で叫ぶ人は音を上げません。 天界と人との架け渡しのはしごで、各道路の神々が天と地の間を行き来し、建木は天と地の中心です。
想像図:たかちほ作成イメージ図
【三本の樹の役割と、後世に情報が混ざっている可能性が高い事】
建木・扶桑・若木の三本のなかでも特に建木は、天地の中央に位置し古代の神・帝たちがそれをつかって往来をしたと考えられる記述がある点から、天梯(てんてい。天と交通するためのはしご)、通天柱(つうてんちゅう。天と交通するための柱)としての要素が大きく持たれていたものと見られている。しかし、文字表現などの上では「扶桑」の語が後の時代は多用されており、その要素の多くは扶桑へと集約されていったようである。、このような巨樹の存在はミャオ族など中国の諸民族に残る神話や民間信仰のなかにも見られ、そこでは背の高い柱を立てて行う祭などが存在している。また、各地に伝わる大きな樹木や花を題材にした古くからの工芸品や装飾なども関係性は高いとみられている。
~以上~
つまり、山海経ではそれぞれの樹の情報があいまいな部分が有るという事実。しかしそれらの信仰をどうみても受け継いであろうと思われる儀式や民間信仰は未だに存在し、今に繋がっているという事です。そしてもう一つ重要なのはこれらの神木の比較を通じて、多くの学者は、サムスンの青銅の木は、山海経に記録されているフサン、建木、若木などの神木の複合型製品であるべきだと考える傾向があるという事。だから上記の写真=日本に有ったとされる扶桑木であるという事ではなく複合的な特徴をとらえた物とする意見が現時点では多いという事です。けど、もっとはっきり知りたいですよね。実はネット上や一般に知られているより遥かに情報は書かれているんです。その内容をまとめて紹介していきたいと思います。
次回「扶桑木は実は●●●に有ったと明記されています」とっても興味深い内容になると思います。
続きは→その⑬