今回のコラムでは、管理業務主任者試験に合格した後の登録の流れや登録料、登録の条件などについてご紹介します。
管理業務主任者試験合格後は登録をしなければなりません。
管理業務主任者に興味をお持ちの方は、登録の流れ、必要事項についても押さえておくとよいでしょう。
管理業務主任者登録の条件
管理業務主任者試験に合格しただけでは管理業務主任者に登録することはできません。
登録するためには以下のどちらかの条件を満たす必要があります。
①登録申請時までに実務経験が2年以上あること
又は
②国土交通大臣の登録を受けた者が行う登録実務講習を受講し、修了試験に合格すること
そのため、①の2年間の実務経験がない場合、実務講習を受講し、修了試験に合格することが登録までの近道であるといえます。
※関連コラム「管理業務主任者の実務講習とは?試験内容・日程・費用を比較!実務経験って何を指すの?」
管理業務主任者の登録料
続いて、登録料の総額はいくらなのか、目安をご紹介していきます。
まず必要な費用としては、1.登録手数料、2.切手代、3.講習受講の場合の講習代が挙げられます。
- 登録手数料:4,250円
- 切手代:404円
- 講習代:22,550円 or 16,500円 or 19,800円
※講習代は受講する団体によって費用が異なりますのでご注意下さい
(1)22,550円(一般社団法人マンション管理業協会)
(2)16,500円(株式会社プライシングジャパン)
(3)19,800円(株式会社九州不動産専門学院)
以上より、登録料総額としては、1+2+3=21,154円~27,204円程度かかることとなります。
合格後に登録しないとどうなる?
合格後に登録を行わなかったとしても、管理業務主任者試験合格の資格が喪失するわけではありません。
そのため、試験合格後いつでも実務講習を受講することができ、実務経験が2年以上ある場合はいつでも登録が可能です。
試験合格後に焦って実務講習を受講したり登録をしたりする必要は一切ありません。
ご自信の都合に合わせて登録を行いましょう。
※関連コラム「管理業務主任者とは?仕事はきつい?平均年収は?意味ない資格って本当?」
管理業務主任者試験に合格後の登録の流れ
以下3つのステップが合格後の登録までの流れとなります。
①試験合格後は登録条件の確認
実務経験が2年以上ある場合は登録に進むことができ、それを満たさない場合は実務講習を受講し、修了試験に合格する必要があります。
この際、実務講習を実施する団体毎に費用や日程が異なるため、要注意です。
また、講習自体は概ね2日程度で行われます。
②必要書類の確認
登録するにあたり、以下6種類の書類が必要となります。
- 登録申請書(顔写真・登録手数料として4,250円分の収入印紙を貼り付ける)
- 住民票(発行から3か月以内のもの)
- 試験合格証明書
- 実務経験を有する場合は実務経験証明書、又は実務講習を修了した場合は実務講習修了証明書
- 籍地の市区町村の発行する破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者に該当しない旨の証明書(発行から3か月以内のもの)
- 誓約書
③最後に必要書類を同封した封筒に切手代404円を張り付けて郵送
登録寸前になって不足しているということがないように、必要書類はしっかりと集めておくようにしましょう。
まとめ
管理業務主任者試験に合格後の登録の流れや登録料、条件などについて解説しました。
・管理業務主任者として登録するには、2年以上の実務経験、もしくは実務講習を有料で受講して修了試験に合格する
・登録料の総額は21,154円~27,204円程度
・管理業務主任者試験に合格したとしても、直ちに登録する必要はない
今回のコラムが少しでも管理業務主任者に興味をお持ちの方の参考になれば幸いです。