現在は関西エリアを担当していて、1週間の大半を社外で過ごしています。
毎日5~6件の販売代理店をまわり、新商品の案内や現状のヒアリング。
その目的の大半は、販売代理店の抱えるユーザーさんに喜んでもらうにはどうすればいいかということです。
そのために、ユーザーさんのことは販売代理店と同じくらい、
時にはそれ以上に理解し、把握しておくことが大切です。
僕の提案した販売戦略がユーザーの売り上げに貢献し、販売代理店の評価が上がること。
それが何よりも喜びです。
営業というと、なんとなく話し上手で自社の商品を上手にPRするイメージがありますが、
僕はそんなに話し上手ではありません。
でもこの仕事で大切なのは、自分の言いたい事を相手に伝えるのではなく、
相手の言葉をしっかり聞くことなんです。
ユーザーさんと、販売代理店の抱える問題にきちんと耳を傾け、
要望をくみ取ってかゆいところに手が届くような、そんな動きをこころがけています。
あるお客様に、ポスターと幕を納品した時の事です。
お客様の要望として「ポスターと幕の色を合わせてほしい」というものがあり、
紙と布では色味が異なるので難しいですよ、と事前に伝えたつもりでしたが、
結局色違いでクレームになってしまって。
その時、上司も一緒にお客様の話を聞きに行ってくれたり、製造の人に相談して、
お客様の要望に応えるためにどうすればいいか調整してくれたりしました。
思えば僕が最初に一言、工場に相談していれば、
こんなにもたくさんの人に迷惑をかけることはなかったんですよね。
この事があって、自分はたくさんの人と一緒に仕事をしているんだということを、
意識するようになりました。
いずれ後輩を育てていくようになったときにも、役に立つんだと思います。