日本ハムが鶏レバーで「フォアグラ」再現 価格は約3分の1で試験販売開始
日本ハムは、余った鶏レバーを活用し、高級食材のフォアグラを再現した商品を発売した。
日本ハムは、鶏レバーから作った「グラフォア」の試験販売を29日、インターネットのサイトで開始した。
鶏レバーに油などを加えてなめらかで濃厚なフォアグラの食感を再現しつつ、価格はおよそ3分の1に抑えたとのこと。
鶏レバーは、焼き鳥店など業務用での取り扱いがほとんどで、需要が落ち込む冬の時期はすべてを食用には回せず、家畜のエサとして再活用してきた。
一方で、ガチョウの肝臓であるフォアグラは、過酷な環境で育てられる製造過程が近年、問題視されるなど、安定的な供給が確保できず、日本の輸入量も3年間でおよそ3分の1に減少している。
日本ハムは、「代替食品で社会の課題を解決しながら、持続可能な食文化を目指したい」としている。(ANNニュース)