旧統一教会系の催し、さいたま市議が委員に 「勝手に名前使われた」
山田暢史 上田雅文
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体が主催する自転車イベント「ピースロード」について、さいたま市の中島隆一市議が21日に会見を開き、イベント実行委員会が市長との面会を求めて提出した資料に、実行委員として自身の名前が出ていたと明らかにし、「勝手に名前を使われた」と主張した。
中島氏は、実行委と副市長との面会に昨年、同席したとも述べた。「誘われただけ。何の表敬かわからず参加した」と釈明した。
同イベントについては先月、清水勇人市長が2018~21年に県議と市議に要請され、市長か副市長が関係者と面会したと公表した。市は、実行委から今年と昨年提出された文書のコピーを報道各社に提供。名前が黒塗りにされたが、県議3人と市議6人が実行委員として記されていた。
中島氏はピースロードとの関係について、今月19日にも会見を開いた。イベントの出発式を見学したと明らかにした一方で、「実行委員ではない」と否定していた。21日の会見では、19日以降に阪本克己議長に確認したところ、文書に自らの名前が含まれていることがわかったと説明した。(山田暢史、上田雅文)
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