徳島・飯泉知事が旧統一教会関連団体の催しに祝電
杉田基
飯泉嘉門・徳島県知事は2日の定例会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体のセミナーと総会に祝電を送っていたことを明らかにした。「当時は旧統一教会との関連は全く分からなかった。今後はそういうことはないようしていく」と説明した。
知事や後援会事務所によると、教団関連団体の「徳島県平和大使協議会」が主催した、今年1月の平和大使セミナーと4月の年次総会に祝電を送ったという。1月に支援者から依頼があり、後援会事務所からそれぞれに送った。いずれも出席せず、公費の支出もないという。祝電の内容は「『開催おめでとうございます』といった一般的な祝電」としている。
7月22日の会見で教団との関わりを聞かれた際には「大会などにメッセージを送ったことはない」と答えていたが、関連団体も含めて調べたところ、先月末に祝電を送っていたことが分かったという。(杉田基)
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- 【視点】
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