徳島・飯泉知事が旧統一教会関連団体の催しに祝電

杉田基
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 飯泉嘉門・徳島県知事は2日の定例会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体のセミナーと総会に祝電を送っていたことを明らかにした。「当時は旧統一教会との関連は全く分からなかった。今後はそういうことはないようしていく」と説明した。

 知事や後援会事務所によると、教団関連団体の「徳島県平和大使協議会」が主催した、今年1月の平和大使セミナーと4月の年次総会に祝電を送ったという。1月に支援者から依頼があり、後援会事務所からそれぞれに送った。いずれも出席せず、公費の支出もないという。祝電の内容は「『開催おめでとうございます』といった一般的な祝電」としている。

 7月22日の会見で教団との関わりを聞かれた際には「大会などにメッセージを送ったことはない」と答えていたが、関連団体も含めて調べたところ、先月末に祝電を送っていたことが分かったという。(杉田基)

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    吉川ばんび
    (作家・コラムニスト)
    2022年9月3日5時48分 投稿
    【視点】

    旧統一教会と政治家の関わりがこれだけ次々に明るみになっていくのを見ると、日本において一部の宗教団体がいかに政治に深くかかわり、入り込んでいるのかが分かって呆れるのと同時に、大きな不安を覚える。それぞれの議員や党が「今後の関係を断つ」と表明し

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