カノジョNTRされた俺がいとこの美少女天使と練習エッチしたら。相性抜群すぎて淫らな生活が始まった。

ゆきゆめ(旧もちづき)

第1話 いとこの提案

 初めての恋人ができてから1年が経った、高校2年の春。


「本当にごめんなさい。……私たちきっと、相性がよくなかったんだね……」


 いつのまにか、まったく気づかないうちに、彼女は親友に寝とられていた————。



 ☆



 放課後。

 まっすぐ帰宅した俺、黒瀬伊織くろせいおりはリビングのソファーに座ってゲームをしていた。


「お兄ちゃん、彼女さんと別れたの?」


 従妹の白雪兎姫しらゆきときが隣にボフッと腰を下ろして言う。さらさらの銀髪が視界を掠めて、思わず目を奪われてしまった。


 ゲームは中断して電源を切る。


「……どうしてそう思うんだ?」

「だって最近のお兄ちゃん、明らかに元気ないし、お出かけだって減ったよね」

「うっ……」

「やっぱり、別れたんだ」


 2つ年下の兎姫は、昔から両親の仕事の都合もあって俺の家で預かることが多かった。今も放課後は母親が迎えに来るまでうちにいて、夕飯を一緒に食べている。

 お互い一人っ子の俺たちは、兄妹のような存在。

 妹のように思っている彼女にこんな情け無い話を知られたくはなかったのだが、いとも簡単に暴かれてしまった。


「そういうことならお兄ちゃんは今、とっても暇なんだね」

「……ま、まぁ、こうやってひとりでゲームしてるくらいにはな」


 ゲームには久しく熱中していなかったが、今の憂鬱な心にはちょうどいい清涼剤だ。


「ねぇねぇお兄ちゃん、お願いがあるの」


 そう言った兎姫は甘えるように上目遣いを寄せて、こちらへ擦り寄ってくる。


「私と、恋人練習してくれる?」

「は? 恋人?」

「うん、恋人」


 恋人という言葉を聞くと、未だに胸が痛んだ。


「私もね、そろそろ恋人とか、興味あるなぁって」

「兎姫が……?」


 同時に、兎姫からそんな話題が出たことに驚いてしまう。


「うん。でもね、私ってそもそも男の人が苦手。恋人とかぜったい上手くできないよ」


 そう、兎姫は異性に苦手意識を持っている。


 兎姫は小学生の頃、男子に悪戯されることが多かった。

 それはおそらく思春期な男の子たちの純情ゆえの過ちであったのだが……それが女の子である彼女に理解されるはずもなかったらしい。


「だからまずは練習から始めたいな。お兄ちゃんと」


 そんな兎姫が異性に対して前向きな気持ちを示している。

 兄としてはそれが嬉しくもあり、やっぱり胸にはモヤモヤが浮かんだ。


「お願い、お兄ちゃん」

「いや、でも……」

「お兄ちゃん」


 兎姫は立ち上がると、俺の手をとる。

 自然と持ち上がった視線は、まっすぐにこちらを見つめる兎姫の綺麗な瞳と交差した。


「これはきっと、お兄ちゃんのためにもなるよ」

「俺のため?」

「うん」


 兎姫は優しげに微笑む。


「だってね、私がね、お兄ちゃんの辛いキモチ、ぜんぶ上書きしてあげるから」


 ギュッと手のひらが強く握られる。


「たとえ練習でも、私はお兄ちゃんに悲しい思い、させないよ」


 なんだかその言葉と行動は、荒んだ心に染み入るようだった。


「兎姫は俺なんかと……その、いいのか?」

「うん。お兄ちゃんがいい。お兄ちゃんは、怖くないから」


 兎姫は不安そうに、こちらを見つめる。


「…………ダメ?」


 妹の頼みを無碍にできる兄などいない。


「ダメって言いたいけど……おまえが本気なら付き合うよ」

「うん。私と恋人の練習をしてください。お願いします。」

「わかった。任せろ」


 余計なことを考える必要はない。

 あくまで兄として、俺は従妹の成長を手助けしよう。


「ありがとう、お兄ちゃん。それじゃあ早速、始めるね」


 嬉しそうに微笑んだ兎姫は、するすると制服を脱ぎ始めた。

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