第13話 大きくなった?

「お兄ちゃんとお風呂、久しぶりだね。嬉しいな」


 2人一緒に足を踏み入れた広めの脱衣所で兎姫はわずかに頬を染めて笑う。


「そ、そうだな……」


 昔は、兎姫とよくお風呂に入っていた。

 綺麗な銀髪を洗ってあげていた。


 だけどいつからか俺は兎姫との入浴を避けるようになった。兎姫が誘ってきても、1人で入りたいからと断った。


 一足先に思春期に突入した俺は、成長していく彼女の姿に異性を感じてしまっていたのだろう。

 妹のように思っていた彼女に対して芽生えたその感情は、未だ幼い俺にとって毒でしかなかった。


 だから、その感情に蓋をした。


「おっぱい、また大きくなったかも」

「え?」


 しかしそれも今となっては昔の話。


 隣で服を脱いでいく恋人の姿に興奮してしまっていた。


 ブラジャーを外した兎姫は自分の胸を軽く揉みながら呟く。


「お兄ちゃん、気になる?」

「い、いや……!?」

「でも、さっきからすごく見てる」

「うっ……」


 たしかに俺の手は完全に止まってしまっていた。未だ上着すら脱ぎきれていないまま、視線は兎姫の方へと誘われている。


「お兄ちゃんはおっぱい大好きだよね」


 そりゃまぁしがない男子高校生ですから。


「いつもたくさん揉んでくれるから、成長したのかな?」


 い、いやいや、さすがに一ヶ月やこそらで……。

 というか俺、そんなに揉んでいただろうか。もはやあまり記憶にない。


「触ってみる?」


 兎姫は裸のまま、こちらへ寄ってくる。一歩近づくたびに押さえを失った胸がぷるんと躍動して、視線はさらに惹きつけられた。


「………………失礼します」


 欲望に抗えず、俺は手を伸ばす。


 一晩ぶりに触れたそれはいつも通り極上に柔らかく、俺の手のひらを飲み込んでいく。


「どう?」


 そんな聞かれましても、毎度のごとく揉んでいた上に夢中すぎて記憶が飛ぶこともしばしばな俺に些細な違いがわかるはずもない。


 ただ、その魔力には逆らえるはずもなく、俺は本格的に揉みしだき始めてしまう。


「あっ、ん……お兄ちゃん……ッ……?」


 少しずつ兎姫の声に艶が入り混じっていく。


「どうしたの……? まだ、ダメだよ……今、は……〜〜っ♡」


 わずかな抵抗も一瞬のことで、兎姫は快楽を受け入れて、酔いしれ始めた。


「おっぱい、きもちいいよぉ♡♡、あぁ、ん、んっ〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ♡♡♡♡♡」


 そして数分後には大きな嬌声をあげながら限界に達した。

 強すぎる快楽の波を受け止めて内股になった脚をガクガクと震わせる。

 やがてそのまま、ぺたんと女の子座りで床に倒れ込んでしまった。


 相変わらず兎姫は胸が弱い。というか、どんどん感じやすくなっているような。


「はぁ♡ はぁ♡ はぁ〜〜〜〜♡」


 余韻に浸るように荒い吐息を漏らす兎姫。


「もぉ、お兄ちゃんったら……ちょっと触ってもらうだけのつもりだったのにぃ……♡」


「す、すまん……」


 結局、本当に大きくなったのかも分からなかった。


「いいよぉ……でも、ちょっと、待ってね。今、チカラ入らなくて……〜っ♡」


 兎姫は少しずつ、快楽を逃すように深呼吸して息を整える。


「ん……もう大丈夫」


 数分後、兎姫は何事なかったかのように立ち上がった。

 しかし少々床を濡らした水たまりと、股下を垂れる雫がなんとも艶かしくて、さらなる情欲を煽られるばかりだ。


「次は、私の番。お風呂でたくさんご奉仕するからね♡」


 言うまでもなく、すでに股間はパンパンに腫れ上がっていて。

 兎姫が見ている前でズボンを脱ぐのがものすごく恥ずかしかった。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る