親に頼れず困窮する学生50名に卒業まで“ごはん”を届ける【未来を守る支援】

あなたも月額寄付サポーターになって学生を卒業まで支えませんか?
月額6,000円のご寄付で、親に頼れず困窮する学生1人に30食分のごはんを卒業まで届け続けることができます。

「卒業まであと少し。いま、生活費が苦しいです」

地方から上京し、ひとり暮らしをしている奈央さん(仮名)。3月に大学を卒業する予定です。卒業後の就職先も決まっています。

「4月以降は確実にお給料をいただけて学費の返済も目処が立っているのですが、3月までの生活費に困っています」

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奈央さんは、親族との縁がなく仕送りは見込めず、アルバイト先のシフトはこれ以上増やせそうにありません。空いた時間で短期バイトも行なっていますが、就職先の研修や卒業までの課題などが重なり働きづらい状態です。

「これまで月に10万円もないバイト代でやりくりしていました。今は6万円程度で奨学金の残りを切り崩して生活しています。1日にお茶碗半分のごはんと納豆、コップ1杯の野菜ジュースで乗り切った月もありました。これ以上、アルバイトを増やそうとすると学業に支障が出たり、身体を壊してしまったりと色々な弊害が出てかなり厳しい状況にあります。」

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さらに、昨今の物価上昇や光熱費上昇も相まって生活が苦しくなっています。満足に取れない食事や不安から体調を崩すことも増えました。

物価上昇はギリギリで生活する若者をさらに圧迫しています。

ユキサキチャットの相談者(ひとり暮らしの場合)の食費の平均は、22,800円。

奈央さんのように、1日の食事を減らしたり、値下げした食品を買うという節約をしている若者が増えています。さらに、23年度は食糧品の値上げ率が3ポイント上昇し17%になる見込みです。(※帝国データバンクの食品価格改定動向調査)

ユキサキチャットの相談者の平均食費22,800円が17%値上げすると26,676円(+3876円)

生活必需品や光熱費も上がっているなか、我慢で切り詰められる部分は食事になってきています。コロナ禍の影響で「一時的にバイトができなくなって苦しい」という声が多かったころに比べ、物価高騰の影響は先が見通せないということが大きく違います。商品あたりでみると数百円の値上げが若者の生活に直結しています。

奈央さんも計算上はギリギリで食いつなげる予定ですが、心もとなさ感じていたと言います。

親に頼れず困窮する学生に卒業まで“ごはん”を届ける

わたしたち認定NPO法人D×P(ディーピー)は、親に頼れず困窮する若者に30食分のごはんを届ける活動をしています。

上記の奈央さんは、この取り組みをSNSで知って連絡をくださいました。

「親からの仕送りがあったら、きっとこんな感じなのかな?」

D×Pの食糧支援は、ひと箱5,000円相当の食品(約30食分)を届けます。

体調を崩していて調理をする気力がない、調理器具がないなど、ひとりひとりの事情に寄り添いレトルト食品や缶詰、パスタ、お米、フリーズドライの味噌汁などを送っています。

箱いっぱいの食糧品を見た奈央さんは「余りものかと思ってたので、豪華でびっくりしました。親からの仕送りがあったら、きっとこんな感じなのかな?」と話していました。

D×Pの食糧支援

  • 30食分をすぐに送る

    本人から申し込みを受けたあと、数日以内にzoomを使って面談します。その後必要書類の提出をいただいたのち、2,3日で届くように食糧を発送します。相談者が「相談してよかった」と思えるように、素早く送ることを大切にしています。
  • ひとりひとりが
    受け取りやすく

    体調や苦手な食べ物、調理器具の有無などを聞き、ひとりひとりに合わせて内容をカスタマイズしています。食糧の他にも必要なものがないかを選択式のアンケートで尋ね、マスクや生理用品・シャンプー・歯ブラシなどの日用品も届けています。
  • 長期でつながる
    支援につなぐ

    食糧を届けながら、LINE相談「ユキサキチャット」で、生活改善に向けてやりとりを行ないます。本人の望む状態を聞きながら、福祉制度の利用サポートや地域でサポートしてくれる団体等につなぎ、本人の生活の安定まで支援します。

D×Pスタッフが感じるユキサキチャットの価値

若者の相談対応を行なうスタッフが感じるユキサキチャットの価値を聞きました。

ごはんを届けることがコミュニケーションになる

「もうどこにも頼らない方がいいと思って、最後に連絡しました」とメッセージが届き、状況を尋ねると家族の介護を行なう10代でした。学校、バイト、家族のケア、家のことなどでいっぱいいっぱいになっている様子でした。まずは、1箱すぐにごはんを送りました。その後「ユキサキチャットは、ごはんを送ってくれたから。自分はまだ頼ってもいいのかと思いました」と連絡がありました。やりとりを続けると学費が足りず、このままいくと学校を中退しなければならない状況でした。現金給付で補える範囲だったので、すぐ給付を決定しました。ごはんを届けることができたからこそ、つながり続けることができました。
ユキサキチャット事業部マネジャー

制度のはざまにいる若者の一部をキャッチしている

ユキサキチャットに相談する若者は、制度のはざまにいる場合も少なくありません。障害者手帳の有無や、ひとり親家庭かどうか、収入の要件など”困難さのカテゴライズ”にあてはまればもらえる手当はありますが、彼らが受け取れるサポートはまだまだ少ないのが現状です。 相談業務をおこなっているとD×Pの食糧支援や現金給付は、はざまにあたる方の一部をキャッチしていると感じます。また、学校現場や公的機関はその地域のNPO団体や民生委員など助けになってくれる社会資源を知っていますが、地域や部門を超えた連携にはまだまだハードルがあります。NPOだからこそ、相談者の状況にあわせて公的機関や就労支援・アルバイト先として受け入れができる企業、他のNPO団体等と連携し本人に必要なサポートをあらゆる角度から考えることができます。
相談スタッフ(社会福祉士・精神保健福祉士)

「否定せず関わる」を大切にしている

学校やアルバイト先などでのつながりがうすく家庭内での環境も良くない場合、本人の思いを伝える場がない状況となります。関係性があっても、個人的なことは話しづらいという方も多いです。対面で話しづらいところもチャットで気軽に相談できるというのは若い世代にとって大きなものだと感じています。ユキサキチャットは、「否定せず関わる」を大切に相談者と関わっています。支援機関や学校など、どうしても指導的になりやすい立場はあると感じています。もちろん指導的なコミュニケーションを必要としている方もいらっしゃるので、社会のなかで役割分担をしていけたらと思っています。
相談スタッフ(学校での勤務経験あり)

ごはんを届けた若者からのメッセージ

食糧支援が届いて、「ごはんだ〜!」って思いました。届くまで1週間ぐらいかかるかと思ってたので、すっごい早くてびっくりしました。箱一杯にレトルトとか缶詰とか入ってて、久々にお米を炊いてカレーを食べました。あと、野菜ジュースが入ってたのが嬉しかった。好きだけど買えなかったから。もともとジュースやお菓子を買わない方なんですが、お金があってしないのと、お金がなくてできないのは全然違うから嬉しくて。余裕が無かったときは、全然ごはんは食べられないし、料理もできなくて。最近は、ごはんを作ったりできるようになりました。働き出してから少しずつ余裕ができて、最近また病院にも行けるようになりました。
20代
(ユキサキチャットに)関わらなかったら、恐らく死んでたかもしれないし。誰かに相談するって凄く怖くて。地域の相談室にも、学費のこととか相談したけどなかなか返事が返ってこなかったりとか…。(ユキサキチャットは)返事してくれるのはとてもありがたい。病院に行くのにも、お金を給付してくれたりとか、食糧とか送ってくれて。生理用品とか助かったし。あと服とかもね。ほとんど売ってたので、こういう風に何かしらの援助をしてくれるのは、ありがたいです。
10代(当時)

他にもたくさんの声が届いています

困窮する若者にごはんを届ける認定NPO法人D×Pとは?

認定NPO法人D×Pは「ひとりひとりの若者が、自分の未来に希望を持てる社会」を目指し、2012年より活動しています。

D×Pの理事長 今井紀明(いまい・のりあき)は、2004年に起きた「イラク人質事件」の当事者です。

D×P理事長 今井紀明

人質から解放され帰国すると「自己責任」「頼むから死んでくれ」などのバッシングを受けました。

2年ほど家に引きこもる日々を過ごした今井が社会復帰後に出会った、孤立した10代の若者。イラクから帰国後に居場所を見失っていた今井自身の姿と重なりました。

今井の元に届いた批判の手紙

不登校や中退、貧困や家庭内不和、虐待、いじめ、進路未定などによって起こる10代の孤立

現在の日本には、23.9万人の不登校の中高生、4.2万人の高校中退、推計9万人の10代の無業者がいるとされています。また子ども(17歳以下)の7人に1人が経済的に困窮した状況にあります。未成年の場合は、支援の網の目からもこぼれやすく、セーフティネットにつながりづらい現実があります。

D×Pは、定時制高校での活動とオンラインでの活動をかけ合わせ、10代とつながります。日常的な雑談から、生徒の困りごとを拾いサポートにつなげる学校での取り組みと全国から気軽に相談できるLINE相談で10代の孤立を防ぐ活動をしています。

また、この2年はコロナ禍でさまざまな機会を得られず、経済的にも苦しんできた若者がいます。2020年から親に頼れず困窮する25歳までに食糧支援や現金給付を行なって生活の安定までサポートを続けてきました。

昨年からの単月の食数。年末年始や卒業の時期にかけてサポートを必要とする声が多く届くことが予想されます。

若者の未来を守る

進学、就職など次のステップが目の前に見えているのに、明日の生活費に苦しむ若者がいます。彼らは分岐点に立たされています。明日の生活費のために未来を諦めることになるかもしれません。食糧支援は、彼らの生活をつなぎます。

この活動は賛同してくださるみなさまのご寄付によって届けられています。

どうか、この記事をお読みいただいているあなたも、親に頼れずひとりで苦しむ若者が温かいごはんを食べれるようにご支援いただけないでしょうか。

あなたの毎月のご寄付で、明日の暮らしに不安を抱える若者にごはんを届けることができます。

若者の未来を守るために、必要なご寄付

親に頼れず困窮する学生1人に届ける支援は、毎月30食分のごはんを届ける・学生からの相談メッセージをやり取りする、の2つです。この支援を続けるためには、学生ひとりあたり月額25,000円のご寄付が必要です

内訳は以下の通りです

  • 30食分のごはんを届ける:約6,000円(食糧購入費+送料等)
  • 学生からの相談のやり取りする:約19,000円

月額寄付は金額の大小にかかわらず、若者を支え続けていくためにはとても重要で、十分な応援になります。

ぜひ、無理のない範囲での月額寄付をお選びいただければと思います。

  • 月額3,000円のご寄付で

    月額3,000円の寄付をしてくださる方が2人集まると、親に頼れず困窮する学生1人に30食分のごはんを卒業まで届け続けることができます。

  • 月額6,000円のご寄付で

    月額6,000円のご寄付で、親に頼れず困窮する学生1人に30食分のごはんを卒業まで届け続けることができます。
  • 月額25,000円のご寄付で

    月額25,000円のご寄付で、親に頼れず困窮する学生1人を卒業まで支え続けることができます。30食分のごはんを届け、相談のやり取りを行ないます。

D×Pは、活動実績を国から認めていただいた認定NPO法人です

2015年6月8日付で、D×Pは大阪市の認定を受け「認定NPO法人」になりました。

認定NPO法人とは、活動内容が適正であるとして各自治体から認定をうけた団体のことを指します。

  • 認定NPOは全体の2.4%しかないNPO法人です

自治体から認定を受けるNPO法人は、全体の2.4%しかありません。

認定NPO法人になるには、一定の基準が設けられています。活動内容が適切か、組織や経理が適切に行なわれ所轄庁へ毎年報告が行われているか、公益に反した事実がないか、などの要件があり、D×Pは毎年要件をクリアしています。

  • いただいたご寄付の使い道を毎年公開しています

皆さまからいただいたご寄付をどのように使い、どれだけ若者を支援することができたのか、毎年詳細な数字を活動報告書・財務諸表で公開し、寄付者の皆さまにご報告します。

  • D×Pへ寄付すると、約40%のお金が戻ってきます

D×Pは認定NPO法人のため、ご寄付は税額控除の対象となります。確定申告を行なうことで、約40%のお金が戻ってきます。

D×Pに寄付をすると確定申告で4,000円が戻ってきます

若者の貧困を「自己責任」と、切り捨てない。

僕はこれまで大学や高校に入学して、あと少しというところで経済的な理由のもと、卒業が叶わない方を何人もみてきました。

高校や大学は必ずしも行かないといけないものではありません。退学し、働いてから学び直して活躍されている方も多くいらっしゃいます。「親からの学費や仕送りなしでも、がんばればできる」という言葉も聞かれますが、ひとりひとりに話を聞くと正しい選択をするために支えてくれる人が周囲にいない場合や、意を決して頼った先で「自己責任」と切り捨てられた経験などが見えてきます。

政府のサポートも少なく、家庭がセーフティネットになり得ない若者がいます。彼らの貧困は、彼ら本人の責任ではないと感じています。少子高齢化が進むなか、若者の学びを止めることは社会的にも大きな損失になるのではないでしょうか。卒業まで支えることは、彼らの未来を支えることです。

僕は、若者の貧困を「自己責任」と切り捨てたくはありません。国が素早く動けないのなら、民間から彼らを支える仕組みをつくりたい。この考えに共感していただけるのであれば、ぜひあなたも寄付で若者を支える仲間になってください。

今すぐ寄付して若者にごはんを届ける

クレジットカードを使って今すぐ寄付を始めることができます!ともに10代を支えましょう。よろしくお願いします。

2人の寄付者さんで30食分のごはんを卒業まで届ける

30食分のごはんを卒業まで届ける

30食分のごはんと相談で卒業まで支える

今回のみのご寄付(単発)、その他の金額での寄付はこちらからできます

D×Pへの寄付は税控除の対象となります。

2015年6月8日付で、D×Pは大阪市の認定を受け「認定NPO法人」になりました。認定NPO法人とは、活動内容が適正であるとして各自治体から認定をうけた団体のことを指します。認定NPO法人へのご寄付は、税控除の対象となります。D×Pへ寄付していただくと、最大約40%のお金が戻ってきます!

よくいただく寄付に関するご質問

寄付金はどのようにつかわれますか?

皆様からの寄付金は、公立の定時制高校での授業や居場所事業の実施、ユキサキチャットでの相談、食糧支援や現金給付など、様々な機会提供のためプロジェクトの活動費として使わせていただいています。費目別で見ると、「人件費」が主なもので、食糧など直接10代に届ける「給付支援費」にも充てられています。活動報告書のなかにある会計報告ページで詳細にご報告していますので、ぜひご覧ください。
活動報告書・会計報告を見る

D×Pは、相談者や生徒ひとりひとりを支えるにはスタッフを支えることも非常に重要だと考えています。2022年4月にD×Pは全職員のベースアップを行いました。D×Pの人件費に関する考え方は以下をご覧ください。
お知らせ:認定NPO法人D×Pは2022年4月に全職員への賃上げを行いました。


寄付はどのような方法がありますか?

クレジットカード、口座振替、銀行振込にて対応しております。その他にも様々な寄付の方法がございます。

使用できるクレジットカードは以下の通りです。

  • VISA
  • MASTER
  • JCB
  • AMEX
  • DINERS

食糧品(日用品・マスクを含む)の寄贈は受け付けておりません。詳細は、「Q.10代に食糧を直接届けたいです。D×Pへお送りしてもいいですか?」をご覧ください。

法人としての寄付を検討しています。相談はできますか?

ご検討いただきありがとうございます。具体的なご相談については担当の熊井がご対応しますので、お問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。

月額寄付ではなく、1回のみの寄付はできますか?

はい、可能です。ご都合のいい時に、ご自由な金額でご寄付いただける「今回のみのご寄付」を承っております。今回のみの寄付をするからお手続きください。

月額寄付の退会はできますか?

はい、できます。D×P寄付サポーター専用 お問い合わせフォームからご連絡をいただければ、3営業日以内に対応いたします。

毎月のご寄付の方法がクレジットカードの場合は、当月の課金が最後となり翌月の課金は行われません。
月末が休業日で弊社の対応が月を跨いでしまった場合、課金が行われてしまうことがありますが、後日課金取消で対応させていただきます。

毎月のご寄付の方法が銀行引落の場合は、退会の反映までに最大2ヶ月かかる可能性がございます。

どのくらいの税制優遇を受けることができますか?

最寄りの税務署でおたずねになるか、国税庁のサイトをご確認ください。個人の方は「税額控除」か「所得控除」のどちらか有利なほうを選ぶことができます。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1263.htm
また、お住まいの地域によっては個人住民税の控除対象になる場合がございます。自治体によって異なるため、当団体ではお答えしかねますのでお手数ですが各自治体へお問い合わせくださいませ。

クレジットカード決済について
ROBOT PAYMENT社のシステムを利用しております。同社では、シマンテックSSLサーバ証明書を採用しており、入力情報は安全な形で送信されます。お客様情報も暗号化され厳重に保管されるため、第三者に漏れることはございません。また、クレジットカード番号は、当団体には開示されません。

個人情報について
ご登録いただきましたご住所・お電話番号・メールアドレス等の個人情報は、活動報告のためのメールマガジン送付、資料のご郵送、領収書のご郵送、お電話でのご確認のみに使用します。ご本人様の承諾なしに第三者に提供することはありません。

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