スタンダードブックストア
〒543-0056 大阪市天王寺区堀越町8-16
TENNOJI BASE
TEL 06-6796-8933 火曜定休
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【EVENT】3/30(木)19:30 大森克己『山の音』トーク
¥1,650
※チケットは発送いたしません。当日開演前に2階レジにお越しください。 写真家の大森克己さん初のエッセイ集『山の音』発売と同時にスタートした全国ツアー。東京は浅草、渋谷、新井薬師、さらには京都、浜松に続いて、いよいよ大阪へ! 「写真が上手いってなんだ? いい写真ってなんだ?」をテーマに、大森克己さんが写真について、ゆるやかに愉しく話します。写真のことがわかりません、というあなたにおくるビッグ・サーズディ!スライドショー『山の音』の上映もあります。同時に写真展『山の音』も開催します。日々の暮らしの中で出会う光とかたちと言葉。人生の1度きりの連続を体感してください! 会場 スタンダードブックストア2Fギャラリー 日時 2023年3月30日(木)19:30~21:00頃終了予定 出演 大森克己 チケット ¥1,650 *ドリンクは付いておりません。ご希望の方は開演前に各自1Fでお求めください。 *定員になり次第締め切ります。 ※イベントチケット代金はイベントが中止にならない限りいかなる場合も返金できません。 2階へはカフェ内階段、店外階段かエレベーターでお越しください。
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【サイン本予約】山の音
¥2,970
『山の音』 大森克己 ※サイン入りです。 ※3/31以降の発送です。 四六判、460ページ 写真家の大森克己さんが紡いだ言葉、記録と記憶。1997年から2022年まで様々なメディアで発表してきたエッセイ、ノンフィクション、書評、映画評、詩、対談などにコロナ禍の日々を綴った日記を加えた一冊。マドンナ、東日本大震災、アヒルストア、ECD、家族のかたち、バラク・オバマ、ライカ、浅草、iPhone……時代の空気を言葉で写す圧巻の全464p。 目次 写真の歌 あのふしぎなよろこびの感覚 名前のない4つのはなし ボクが見た日比谷。東京の風景。 浦安 いま、なにが見える? ショーン・ペンも同い年 ショーン・ペンは3つ上 サミー・デイウィス・Jr.はサントリーホワイトがお好きでしょ 寝ても覚めてもなこと 夢よ、もう一度 物学びし日々 説明できるかな? 『心眼』を編む はじまりはおわり 『心眼』ができるまで 桜の咲かない春はない あらあらかしこ 「トランスの帝国」からの帰り道 「写真が上手い」って、なんだ? 続「写真が上手い」って、なんだ? 家族のかたち 数々の貿易と通訳の困難さゆえ 誰もが写真を撮る時代になった 誰だって食べなければ空腹を覚える 欲望という名の会話 春になると桜が咲き誇るから 最後に大きな声で叫んだのはいつだ? ひとりで生きているわけじゃない あの列車に乗って行こう 音楽をわかち合うには、いま 出逢いは街の中 わからないということがわかるということ 自然に振る舞おうと考えて行動した瞬間、それは不自然な振る舞いになるのかな? 見る、追う、語る、叶える、食べる、夢 文字を書く想い、文字を打つ意識 はじめての家族写真 写真に未来はうつらない 歩いて考える、歩きながら想い出す、歩くから気づく→もう歩けません いまなお矍鑠として ドリンク アンド ドランク フランツ・シューベルトのこと 夏の匂いを知っている 君の名は、なに? 大人の読書感想文『坊っちゃん』 あの夏のことを忘れない やっぱり常夏じゃなかった 気がつけば、関西で過ごした時間よりも、関東で暮らした時間の方が長くなった 世界がもし関西弁で喋り出したら カレーライスの夜 賭けなければ当たらない 信じる自由、信じない自由 神という名のもとに 確かに特別な夜 寄ったり、引いたり 未来はいま もしいま高校生だったら 父がいて母がいて キョンキョンと言えば 匂いの記憶 待ち人の流儀 感じるな、考えろ 京都のメモリーズ 同級生は日置武晴 シックスティ ファイブ 少しずれている 『トーク・トゥ・ハー』と「武満」 カクテルと現像 ホックニーが教えてくれたこと あっというまに 母と会う 記憶にございません パンクと金髪 『狂おしき一日、あるいはフィガロの結婚』について 機上の窓から 同級生は渡辺英明 夏が終わる 写真を盗る サンキュー2015&ハロー2016 カメラ フェイシズ お兄ちゃんと声を掛けられて 山男に惚れた男 広島「源蔵本店」にて オバマ 広島に来る 『喜納昌吉&チャンプルーズ』を聴いたのは 長池、福本、マルカーノ 出来ないことを出来るって言うな 地下鉄と銀河テレビ小説 パリへ 2015年のクリストファー・ノーラン あまり縁のないネクタイのこと 撮らなかった写真は存在しない 朝まで飲む 音楽があって良かった ある猛暑日の過ごし方 名は体を表す ボクたちのギター 北へ 写真は年をとらない はじめてのベースボール 動物園の檻の中 景色が変わる ボクらはみんな生きている そんな気持ち分かるでしょう スイスからパリへ 高橋さんは藤井さん 男はひとり、女はふたり 自分の家じゃない家 いつもの夕方じゃない ベネズエラで寿司 八百万の神を見る 水 誕生日が近い人たち 朗読の時間 音楽の時間 アイスランドへ とりとめもなく哲学的 きゅうりの馬に乗って 若き者たちが奏でる音 しゃっくりは、いつのまにか止まる 京葉線に乗って 〈すべては初めて起こる〉をめぐるいくつかの日付 と思い出すことがら あてもなく浅草で 18歳って 取手にて 三島にて 夢の続き 音を楽しむ 千葉を感じて ドライヴしたら 西瓜を飲む 群衆の中で 海街の記憶 クリマスはバースディ 新浦安液状化 ジャン=リュック・ゴダール「まだこんな野蛮な音楽を」 『すべては初めて起こる』のためのメモ SANPO=散歩 『ティファニーで朝食を』、あるいは思い出すことの切なさと、それゆえの甘美について サナヨラ 想ひ出の銀座シネマデート BEST5 『サルサ・ガムテープ』 ドキュメンタリー写真の心得 三度目のフィリピン滞在中(1996年12月18日~1997年1月21日)のメモより 奥野武範さんと「写真が上手いとは何かから始まる ピントの話」 岡本仁さんと「インスタグラムから始まる写真の話」 川内倫子さんと綴る「写真と言葉」 日記 大森克己(オオモリカツミ) 写真家。1963 年、兵庫県神戸市生まれ。日本大学芸術学部写真学科中退。スタジオエビスを経て、1987 年よりフリーランスとして活動を始める。フラン スのロックバンド Mano Negra の中南米ツアーに同行して撮影・制作されたポ ートフォリオ『GOOD TRIPS,BAD TRIPS』で第9回写真新世紀優秀賞 (ロバート・フランク、飯沢耕太郎選)受賞。主な写真集に『very special love』『サル サ・ガムテープ』『 Cherryblossoms』( 以 上リトル モア)、『サ ナヨラ』( 愛 育 社 )、 『STARS AND STRIPES』『incarnation』『Boujour!』『すべては初めて起 こる』(以上マッチアンドカンパニー)、『心眼 柳家権太楼』(平凡社)。主な個展に 〈すべては初めて起こる〉(ポーラミュージアム アネックス/ 2011)、〈sounds and th ings〉(MEM / 2014)、〈山の音〉(テラススクエア/ 2018)。参加グループ展に〈路 上から世界を変えていく〉(東京都写真美術館/ 2013)、〈Gardens of the World〉 (Rietberg Museum / 2016)、〈語りの複数性〉(東京都公園通りギャラリー/ 2021) な ど が あ る 写 真 家 と し て の 作 家 活 動 に 加 え て 『dancyu』『BRUTUS』『POPEYE』『花椿』などの雑誌やウェブマガジンでの仕事、数多くのミュージシャン、著名人のポートレート撮影、エッセイの執筆など、多岐に渡って活動している。『山の音』は初の文章のみの単著となる。
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【EVENT】3/31(金)19:30 『おそるおそる育休』(ミシマ社)刊行記念、西靖x中川和彦トーク
¥1,650
※チケットは発送いたしません。当日開演前に2階レジにお越しください。 昭和生まれ人気アナ、仕事ひとすじ30年。50歳前に…。 ふと思い立って、育休を取ってみました。 イライラ、わくわく、七転八起… それでも断言! 「たいへんやけどおもろいで」 ・いや、マジ家事終わらんな ・給料減るの? 職場に居場所は残る? ・育児「休暇」ちゃうで! ・俺、自分の子どもにイラっとした? ・妻と喧嘩になったら… ・やっぱりきた、赤ちゃん返り ・兄弟を競わせていいのかな ・神経痛、骨折、コロナ禍、満身創痍… 男性が育休を取ったというと、それなりの主義主張やポリシーがあるように思われるかもしれませんが、三人目はたいへんやなぁ、ちょっと休んだほうがいいかもな、と思って育休を取ると決めたはいいものの、ふと我に返れば、え、本当に休んでいいの? 給料減るの? 役に立つの? 周りはどう思う? 帰ってきたときに会社に居場所ある? などなど、戸惑いまくりの恐れまくり。(…)本当に「おそるおそる」だったのです。 ――「はじめに」より 会場 スタンダードブックストア2Fギャラリー 日時 2023年3月31日(金)19:30~21:00頃終了予定 出演 西靖、中川和彦 チケット ¥1,650 *ドリンクは付いておりません。ご希望の方は開演前に各自1Fでお求めください。 *定員になり次第締め切ります。 ※イベントチケット代金はイベントが中止にならない限りいかなる場合も返金できません。 2階へはカフェ内階段、店外階段かエレベーターでお越しください。
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おそるおそる育休 ※サイン本は予約になります
¥1,870
『おそるおそる育休』 西靖 ※サイン入りは4/1発送予定です。 四六判 縦188mm × 横128mm 224ページ 昭和生まれ人気アナ、仕事ひとすじ30年。50歳前に…。 ふと思い立って、育休を取ってみました。 イライラ、わくわく、七転八起… それでも断言! 「たいへんやけどおもろいで」 ・いや、マジ家事終わらんな ・給料減るの? 職場に居場所は残る? ・育児「休暇」ちゃうで! ・俺、自分の子どもにイラっとした? ・妻と喧嘩になったら… ・やっぱりきた、赤ちゃん返り ・兄弟を競わせていいのかな ・神経痛、骨折、コロナ禍、満身創痍… 男性が育休を取ったというと、それなりの主義主張やポリシーがあるように思われるかもしれませんが、三人目はたいへんやなぁ、ちょっと休んだほうがいいかもな、と思って育休を取ると決めたはいいものの、ふと我に返れば、え、本当に休んでいいの? 給料減るの? 役に立つの? 周りはどう思う? 帰ってきたときに会社に居場所ある? などなど、戸惑いまくりの恐れまくり。(…)本当に「おそるおそる」だったのです。 ――「はじめに」より 目次 はじめに Ⅰ そういえば男も育休取れるんだっけ Ⅱ いきなりクライマックス それは「お弁当」 Ⅲ 赤ちゃん返りが伝えてくれること Ⅳ 円満に極意なんてあるのか問題 Ⅴ 育休後、やっぱり、がけっぷち(笑) おわりに 西靖(ニシヤスシ) 1971年岡山県生まれ。毎日放送(MBS)アナウンサー。大阪大学法学部卒業後、1994年にMBS入社。情報エンターテインメント番組「ちちんぷいぷい」メインパーソナリティ(2006~2016年)、報道番組「VOICE」(2014~2019年)、「ミント!」(2019~2021年)のキャスターを務める。現在はMBSアナウンスセンター長、相愛大学客員教授。著書に『西靖の60日間世界一周旅の軌跡』(ぴあ)、『辺境ラジオ』(内田樹・名越康文との共著、140B)、『地球を一周! せかいのこども』(朝日新聞出版)、『聞き手・西靖、道なき道をおもしろく。』(140B)。
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【EVENT】4/20(木)19:30 鳥羽和久トーク、『「推し」の文化論 BTSから世界とつながる』刊行記念
¥1,980
※チケットは発送いたしません。当日開演前に2階レジにお越しください。 大好評だった昨年7月の『鳥羽和久が中川和彦にBTSの魅力を存分に伝える』開催から早9か月。またまた鳥羽さんがやって来ます! 今回はなんと!「文化論」!! ということで前回ノーガード戦法で鳥羽さんに挑んだ、「文化」と言えば文化住宅と文化包丁しか思い浮かばない中川の運命はいかに!!貝のように口を閉じて異様なオーラを発し、鳥羽さんの横に鎮座しているだけかもしれません。 もちろん現在鳥羽さんは素晴らしいトーク構成を熟考中です。 乞うご期待!! 会場 スタンダードブックストア2Fギャラリー 日時 2023年4月20日(木)19:30~21:00頃終了予定 出演 鳥羽和久、中川和彦(スタンダードブックストア) チケット ¥1,980 *ドリンクは付いておりません。ご希望の方は開演前に各自1Fでお求めください。 *定員になり次第締め切ります。 ※イベントチケット代金はイベントが中止にならない限りいかなる場合も返金できません。 2階へはカフェ内階段、店外階段かエレベーターでお越しください。
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【サイン本】「推し」の文化論
¥1,540
『「推し」の文化論』BTSから世界とつながる 鳥羽和久 ※サイン入りです。 B6変型判、168ページ BTSから世界とつながる。 楽曲やメンバーの言葉、ARMYとの関係の分析から、いまを生きるための術をさぐるBTS論の決定版! この1冊でARMYはバンタンと出会い直し、そしてBTSに初めて触れる人はその深みに驚嘆する。哲学、文学、精神分析、ケア、資本主義分析などを背景にした、BTSを通した「いま」を生きぬくサバイバルガイド。BTSメンバー(RM・JIN・SUGA・J-HOPE・JIMIN・V・JUNG KOOK)それぞれの魅力を描いたコラム付き。 【目次】 1章 BTSとARMY BTSという「推し」の見つけ方/新しい時代の価値観を体現するBTS/テテとつながっているなら世界とつながっている/Love Myself 自分を愛すること/Save ME ~BTSとARMYは連帯して「私たち」になる/ 2章 二面性のある世界 長男ジンの魅力/RMという個性のデコボコ/ムードメーカー、ホビ/BTSのやさしい世界/ON ~苦痛を持ってこい/黄金マンネ、ジョングク/Am I Wrong 3章 アイデンティティ 彼らの音楽には触れてはならない/No More Dream ~韓国の学歴社会/O!RUL8,2? ~子どもに「人生を楽しめ」と語る大人の詭弁/Ma City ~故郷を歌うアイドル/「語り」が歴史を形骸化する/BTSの批判精神/ 4章 BTSの精神分析 「好き」との付き合い方~シュガの発言から/Paradise ~僕には夢がない/花様年華 ~いまお前は幸せか?/So What ~自分独特のライン/Singularity ~魅惑するテテ/Inner Child ~内なる子どもに光が差す/Yet To Come ~メッセージの二重性/ 5章 BTSと資本主義 夢が持てない若者/ヘル朝鮮/n放世代/Spine Breaker ~資本主義批判/スプーン階級論/「浪費」と「消費」の倫理学/Go Go ~YOLO族とノーマネー族/享楽するBTS 6章 BTSの現在地 世界的スターに/Sea ~幸せの中で感じる恐怖/RMの国連演説/RMのオーセンティシティ/UGH! ~「正義」に居直らないこと/Butter ~メタファーの効用/非「傲慢じゃないのか」RMの葛藤/ 7章 推しの幸福論 現代の幸福論/FAKE LOVE ~嘘をつくのはうんざり/「支配」関係に陥り、アンチに転落する/Use me、僕を使用してください/Pied Piper ~挑発するBTS/Filter ~推しとファンの共犯関係/「Seesaw ~推しとファンのバランスゲーム 終章 走れバンタン! 頂点を極めたBTS/人間を包摂する資本主義/Yet To Come ~変化について/防弾会食2022を振り返る/Black Swan ~僕の声が聞こえているのか?/ジンの入隊/best moment is yet to come 鳥羽和久(トバカズヒサ) 1976年、福岡県生まれ。専門は日本文学、精神分析。福岡市の大濠公園近くで学習塾(単位制高校と書店を併設)を運営。著書に『親子の手帖 増補版』(鳥影社)、『おやときどきこども』(ナナロク社)、『君は君の人生の主役になれ』(ちくまプリマー新書)など。教育や現代カルチャーに関する講演も多数。連載に大和書房、筑摩書房、西日本新聞など。朝日新聞EduA相談員。
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【予約】じたばたするもの
¥1,980
『じたばたするもの』 大阿久佳乃 ※3月21日発売予定です。→1週間程遅れています。 四六判変、176ページ 装丁:納谷衣美 《私の好きな小説の主人公に共通しているのは欺瞞やごまかし、半端な妥協に溢れているにもかかわらず平気な顔をして回り続ける世界への苛立ちを持っていることだ。苛立つのはそれが変わるのをどこかであきらめきれていないからだ。そしてこの間違った回り方をしている世界に馴染むまいとし、じたばたする》 ——本書より ソール・ベロー、スタインベックから、トニ・モリスン、アドリエンヌ・リッチまで。現代作家の小説や詩から、北米先住民の口承文学まで。J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の主人公ホールデンに自分を重ねる大学生で文筆家の著者が、アメリカ文学・海外文学を読みながら、《生活すること・生きること・感じること》について綴った18編のエッセイを収録。 各エッセイの末尾には、読書案内として、本書で紹介したアメリカ文学・海外文学などの本の情報を掲載しています。 目次 はじめに 情けない人々 ——ソール・ベロー『この日をつかめ』 鮮やかな乾き ——スタインベック『赤い小馬』 私たちの引っ越し ——リンドグレーン『ロッタちゃんのひっこし』 帰る場所を求めて ——セアドー・レトキーの詩 ホールデン・コールフィールドに捧ぐ ——J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 最近読んだものの周りうろうろしつつ東京に一人暮らししてる友人に向けて ——マーシャ・ノーマン『おやすみ、母さん』 他人という「気」 ——ウィリアム・サローヤン『人間喜劇』 離れる ——パヴェーゼ『月と篝火』 鏡 ——カーソン・マッカラーズ『結婚式のメンバー』 まだ消えていない炎のこと ——カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』 一人の中の多数の人間 ——マリオ・バルガス=リョサ『ケルト人の夢』 「もの」そのものへ ——W・C・ウィリアムズの詩 ぶらつく詩人 ——フランク・オハラの詩 孤独と優しさ ——エリザベス・ビショップの詩 それがこれです ——ガートルード・スタインの「自伝」 根を求める ——金関寿夫『アメリカ・インディアンの詩』 (私たちの)願いのこと ——トニ・モリスン『青い眼がほしい』 親愛なる私(たち)へ ——アドリエンヌ・リッチの詩 おわりに
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【予約】IMPERFECT UTOPIA
¥7,800
『IMPERFECT UTOPIA』 Toru Morimoto & Tina Bagué ※ナンバーは写真のものと異なります。 ※近日入荷予定です。 228mm × 228mm 168ページ カラーとモノクロ計80カット 400部、ナンバー入り 「IMPERFECT UTOPIA」は二人による、コンテンポラリー・ドキュメンタリー写真を通して日本の離島の日常を表現するための写真プロジェクトです。 離島の日常を写真から読み取れるように文化人類学的アプローチをとり、離島の風習、文化、伝統、祭礼、コミュニティーを形成する個人、家族、集団、そして、これらの離島で独特な生活を生み出す経済とその生存形態をフイルムに収めました。 同時に、離島にある日常の美しさと、大都市から遠く離れ、海に囲まれ、世の中の流れからある程度離れ、日本人自身にも度々忘れ去られるような独特の場所だからこそ存在するディテールをカメラでとらえました。 日本は島国であるにもかかわらず、人口のほとんどが住む本土のライフスタイルは大陸的です。自身も自分たちが島民だという意識はありません。しかし、離島に住む人々は自分を島民だと認識し、自らを島民と呼びます。私たちは、日本の離島にユートピアがあるかもしれないと考えました。 私たちは、6年間(2014-2019)を費やし、海に浮かぶ60島以上の離島を撮影しました。その旅は困難であると同時に素晴らしいものでした。私たちがこのプロジェクトを通して感じたことは、離島の島人は本土の人たちよりも寡黙で、恥を知り、寛大でした。それは、一昔前の日本人を見ているようでした。そして彼らの住む離島には、本土では消え去った洗練されていない無垢の美がありました。私たちは、日本を島国として見ることができ、日本人を島人として見ることができました。 最終的にこの旅を通してユートピアを見つけることはできませんでしたが、家に帰り着き、ライトテーブルに置かれたフィルムのネガを見ていると、そこにはユートピアに近いモノを見ることができました。それが私たちが「IMPERFECT UTOPIA(不完全なるユートピア)」と呼ぶモノです。 この長期間プロジェクトを行なっていた時、二人はスペインに住んでいたので、年に1、2回日本を訪れ、約60の離島を撮影するのに6年間(2014-2019)費やしました。このため、この写真集はクラウドファンディングによる支援で作られています。 また、このプロジェクトでは中判フィルムカメラのみを使っています。のんびりとした離島の風景や人々を撮影するには、アナログカメラの方が合っていると思ったからだそうです。そして、全てのフィルムは、コダック・アラリス・ジャパンから提供を受け、東京の堀内カラーに全てのフィルムの現像を特別価格で引き受けていただいたそうです。
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【サイン本予約】狭山 HYDE PARK STORY 1971~2023
¥2,200
『狭山 HYDE PARK STORY 1971~2023』 麻田浩 監修 ※麻田浩さんのサイン入りです。 ※4月12日発売予定です。 A5判 縦148mm × 横210mm 96ページ かつて狭山市と入間市にまたがって陸軍航空士官学校があった。戦後間もなく米軍に接収され「ジョンソン基地」となり、現在の稲荷山公園は「ハイドパーク」と呼ばれる米軍将校の住宅エリアだった。1970年代には周辺の米軍向けの住宅(米軍ハウス)へ、アメリカ文化に憧れる多くの日本人の若者たちが移り住み、「狭山アメリカ村」は日本の音楽史において重要な地となった― 本書監修の麻田浩氏の呼びかけにより、23年4月29日、30日に17年ぶりに開催される「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル2023」を記念し、日本の音楽シーンを圧倒したデザイン集団workshop MU!! (眞鍋立彦、中山泰、奥村靫正)、ミュージシャンの小坂忠、細野晴臣、麻田浩たちがここに暮らし、活動した貴重な写真とエピソード、ハイドパーク周辺の当時のスナップ写真を交え、70年代の記憶を伝えるフォトブックとして刊行。 僕はハイドパークに程近い、米軍ハウスに引っ越した。そこはジェームス・テイラーのアルバムのような、アメリカのカントリーのような、雰囲気が感じられた ー 麻田浩(本書監修) 狭山にいた2年間。ぼくにとってあの2年間がとっても大事な日々だったのはたしかです。 狭山は当時のぼくにとって”夢のような場所”だった。 アメリカの音楽を聴いて育ってきて、ぼくたちの世代はそれに大きな影響を受けた ― 細野晴臣(HMF2005 記者会見より) 【写真】 野上眞宏、TORA MUSIC、Kinos、高橋写真館、Nick’s、Jeffrey Shellito 【写真掲載】 麻田浩/ workshop MU !! / 眞鍋立彦/ 中山泰/ 奥村靫正/ 小坂忠/ 高叡華/ 細野晴臣/ はっぴいえんど(細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂)/ 野上眞宏/ 松本洋子/ ジョンソン基地/ ハイドパーク/ 狭山アメリカ村/ 2005年ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル風景ほか 【コラム】 「Hyde Park Story 」麻田浩 「A Boomer's Story … 」眞鍋立彦 「アメリカ村の思い出」 トラミュージック 小坂叡華(高叡華) 「1971年頃 狭山アメリカ村」 野上眞宏/ 【装丁デザイン】眞鍋立彦(workshop MU!!) 【本文デザイン】津田充
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【予約】音楽のはたらき|デヴィッド・バーン
¥3,960
『音楽のはたらき』 デヴィッド・バーン / 野中モモ 訳 ※4/19発売予定です。 ※表紙画像は変更になる場合がございます。 A5変型判 384ページ 「音楽は、人を解放し、人生を肯定する」 元トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンが生涯をかけて考え続けてきた、音楽を快活に祝福する情熱的な試み。待望の初邦訳。 作詞作曲、パフォーマンス、テクノロジー、録音、キュレーション、ビジネス。 今年最高の音楽書だ。洗練された装丁、美しい印刷、しゃれたイラスト。これは美しいコレクターズアイテムになるだろうけれど、本文ではそれ以上のことが起こっている。あふれんばかりの好奇心が爆発しているのだ。―ニール・マコーミック「デイリー・テレグラフ」 ポップのように親しみやすいが、ほぼすべての段落に驚くほど独創的で深い考察と発見を含めることに成功している。本書はあなたに音楽を違ったかたちで聴かせることになるだろう。―オリヴァー・キーンズ「ザ・サンデー・テレグラフ」 音楽が作られる文脈についての研究であるのに加え、自分自身や世界の見方を変えることのできる、進化し続ける芸術様式を堂々と讃える本だ。 ―フィオナ・スタージェス「インディペンデント」 サウンドの生物学的および数学的基礎についてのバーン氏の博識な考察には、あらゆる種類のクリエーターが刺激を受けるだろう。パターンと反復の性質、そして美的体験に対する人々の神経学的反応に関する彼の観察は、すべてのクリエイティブな分野に当てはまる。―「エコノミスト」 手に取ってどの章からでも読み始めることができる素晴らしい本であり、たいへん読み応えのある充実した内容だ。この様々な角度から音楽を考察する魅力的な本は、インスピレーションの源としても、単純に役立つ品としても、演奏する人はもちろんのこと、音楽の歴史や進化、音楽文化を知りたい人にもおすすめだ。―「アイリッシュ・タイムズ」 目次 1 逆からの創造 2 ぼくのパフォーマンス人生 3 テクノロジーが音楽をかたちづくる パート1:アナログ 4 テクノロジーが音楽をかたちづくる パート2:デジタル 5 無限の選択肢:キュレーションの力 6 レコーディングスタジオにて 7 コラボレーション 8 ビジネスとファイナンス 9 シーンを作るには 10 アマチュアたちよ! 11 ハルモニア・ムンディ デヴィッド・バーン DAVID BYRNE 1952年5月14日生まれ。1974年にニューヨークでトーキング・ヘッズ結成。1991年の解散までにオリジナルアルバム8枚、ライヴアルバム2枚を発表。ソロとしても活動し、ブライアン・イーノ、X-Press 2、ファットボーイ・スリムらとの共作をはじめ、現在までに多くの作品をリリースしている。1987年には坂本龍一らと映画『ラストエンペラー』の音楽を手がけアカデミー賞作曲賞を受賞。2018年に発表した『アメリカン・ユートピア』はブロードウェイでもパフォーマンスされ、スパイク・リー監督により映画化された。また、レコードレーベル「ルアカ・ボップ」を創設する一方、フォトグラファー、映画監督としても活動し、世界各地でのインスタレーションなど数多くの視覚芸術作品を発表している。自転車の旅についての著作『バイシクル・ダイアリーズ』などもある。 野中モモ 東京生まれ。翻訳者、ライター。訳書にヴィヴィエン・ゴールドマン『女パンクの逆襲―フェミニスト音楽史』(ele-king Books)、キム・ゴードン『GIRL IN A BAND キム・ゴードン自伝』(DU BOOKS)他多数。著書に『野中モモの「ZINE」 小さなわたしのメディアを作る』(晶文社)、『デヴィッド・ボウイ 変幻するカルト・スター』(筑摩書房)。
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【サイン本予約】これがおばけの考えです 貝がら千話選集
¥1,980
『これがおばけの考えです 貝がら千話選集』 モノ・ホーミー ※サイン入りです。 ※3/31発売です。 B6変型判 縦160mm × 横123mm 244ページ コデックス装 一夜一話の絵と物語。夜眠る前に読みたい、不思議なお話集です。 開きやすいコデックス装、やさしい藍色の文字など、ベッドに入って読みやすい工夫をしました。眠りにつく前、スマホを閉じて、物語の世界に入り込む、そんなひとときをゆっくりと味わってみてください。 前書きなど 貝がら千話は一夜一話の絵と物語です。はじめに絵を描き、つぎに物語を書くという方法で、一日にひとつ千日間にわたって制作しました。 この本は貝がら千話から、夜眠る前に読みたいお話を集めました。眠れない夜、眠りたくない夜に、ゆっくりとたのしんで下さい。 目次 あなたの種、売ります 風景のなかの人々 猫を揉む話 気のいい少年 物になるゲーム パブリックディスクロージャー 美酒の村 灯台の一日 遊びの薬 教会さん 山のおばけ しろくまさんとのうさぎさん 真っ暗な小屋で ピンク色した変なもの 物見遊山 クモとカマキリと男と猫 ごろつきの仕事 いちばん小さな子ども とてもかわいい利口な犬 庭のある島 本を読む 天使譲ります 猫もいないのに! 妖怪さん、お帰り下さい 家出したカカシの話 夜の天使たち 何やら楽しげなご一行様 卵と⿃ 王様と女王様の街 ぴかぴかの朝 星の骨 わんころとうさぎちゃん あり余る夜 ロボット学校 しろくまさんとのうさぎさんの出会いと別れ 散歩日和 鉄砲草 焼けた竜 シャベルの絵 クッキーアソート 金魚鉢の世界 フクロウ男の店 星に海を作るには 花の都を縫い閉じる のうさぎさんとしろくまさんの楽しい生活 湯浴みする友人の話 おはなしのくに 猫には見える 絶対時間 ことばかじり モノ・ホーミー 図案家。本の装画などのイラストレーションを中心に、図案と物語の創作を行う。著作に、千日間にわたって制作した「貝がら千話」より選集『するべきことは何ひとつ』(さりげなく)など。
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【予約】オルタナティブ・パブリック
¥2,200
『オルタナティブ・パブリック』 クマタイチ+浜田晶則 ※3月末発売予定です。 四六判(128mm × 188mm) 240ページ 製本:並製・アジロ綴じ アートディレクション&デザイン:尾原史和 編集:中井希衣子 ハードをつくらず、建築物に頼らずとも、 都市に「パブリック」を生み出せるのではないか? 新たな公共をつくり出す実践者たちとの対話集 読み替えてつくる、 新しい公共空間の在り方 テクノロジー、格差、人口減少、不況、そしてコロナまで。今、都市が大きく変わる中で、私たちはどうやって出会い、話し、つながっていくのか?それを考えるために「オルタナティブ・パブリック」が必要だ。 国内外で活動する人気建築家2人が、ポケモンGOの開発者など、既存の枠を壊しながら新たなアイデアを実装しつづける実践者8人に話を聞く。 川島優志 [ゲーム] 拡張世界が変える現実世界 高山 明 [演劇] 身振りによって可視化する公共圏 吉村有司 [ビッグデータ] 歩く都市の価値を裏付けるデータサイエンス 島田智里 [公園] 屋外に延長するオーナーシップ 東野唯史 [古材] モノがつなぐコミュニティと物語 真鍋太一 [食] 農村から展開する流通と循環 石川 初 [ランドスケープ] 園芸による風景への参画 蓮沼執太 [音楽] 偶然の音がつくりだす人と人の関係性 川島優志 デザイナー(Niantic, Inc.) 2013年、Googleの社内スタートアップとして発足したNiantic Labsの UX/Visual Designerとして参画、『Ingress』のビジュアル及びユーザーエクスペリエンスデザインを担当。2015年10月にNiantic, Inc. の設立と同時にアジア統括本部長に就任し、2019年に副社長となる。「Pokémon GO」では、開発プロジェクトの立ち上げを担当。現在は新プロジェクト「Truffel」の代表を務める。 吉村有司 建築家(東京大学 先端科学技術研究センター) 愛知県生まれ、建築家。2001年よりスペインに渡る。ポンペウ・ファブラ大学情報通信工学部博士課程修了(Ph.D. in Computer Science)。バルセロナ都市生態学庁、マサチューセッツ工科大学研究員などを経て2019年より現職。ルーヴル美術館アドバイザー、バルセロナ市役所情報局アドバイザー。国内では、国土交通省まちづくりのデジタル・トランスフォーメーション実現会議委員、東京都「都市のデジタルツイン」社会実装に向けた検討会委員、第19回全国高等専門学校デザインコンペティション創造デザイン部門審査委員長などを歴任。主なプロジェクトとして、バルセロナ市グラシア地区歩行者空間計画、ビッグデータをもちいた歩行者空間化が周辺環境にもたらす経済的インパクトの評価手法の開発など。データに基づいた都市計画やまちづくりを行う、アーバン・サイエンス分野の研究に従事。 東野唯史 デザイナー(ReBuilding Center JAPAN) 1984年生まれ。名古屋市立大学芸術工学部卒。2014年より空間デザインユニットmedicalaとして妻の華南子と活動開始。全国で数ヶ月ごとに仮暮らしをしながら「いい空間」をつくりつづけてきました。2016年秋、建築建材のリサイクルショップReBuilding Center JAPANを長野県諏訪市に設立。ReBuild New Cultureを理念に掲げ、次の世代に繋いでいきたいモノと文化を掬いあげ、再構築し、楽しくたくましく生きていける、これからの景色をデザインしていきます。 石川初 ランドスケープ・アーキテクト(慶應義塾大学環境情報学部) 慶應義塾大学環境情報学部教授。博士(学術)。京都府宇治市生まれ。東京農業大学農学部造園学科卒業。鹿島建設建築設計本部、HOKプランニンググループ、株式会社ランドスケープデザインを経て2015年4月より現職。外部環境のデザインや地図の表現などの研究・教育を行っている。著書に『思考としてのランドスケープ 地上学への誘い』(LIXIL出版、2018年。2019年度造園学会賞著作部門)『ランドスケール・ブック』(LIXIL出版、2012年)『今和次郎「日本の民家」再訪』(瀝青会として共著、平凡社、2012年。日本建築学会著作賞、日本生活学会今和次郎賞)など。 高山明 演出家(Port B) 1969年さいたま市生まれ。演出家・アーティスト。演劇コレクティブPort B(ポルト・ビー)主宰。既存の演劇の枠組みを超え、実際の都市を使ったインスタレーション、ツアー・パフォーマンス、社会実験プロジェクトなど、現実の都市や社会に介入する活動を世界各地で展開している。近年では、美術、文学、観光、建築、教育といった異分野とのコラボレーションに活動の領域を拡げ、演劇的発想を観光や都市プロジェクト、教育事業やメディア開発などに応用する取り組みを行っている。東京藝術大学大学院映像研究科教授。著書に『テアトロン– 社会と演劇をつなぐもの』(河出書房新社)など。 島田智里 都市計画&GISスペシャリスト(ニューヨーク市公園局) アメリカ、ニューヨーク市在住。京都府立大学農学部で学位取得、ニューヨーク市立ハンター校で都市計画修士号取得。大学院在学中、マンハッタン区長室による初の都市計画フェローシッププログラムで第一期生に選出され、以来さまざまな地域開発プロジェクトに携わる。その後ニューヨーク市の建築会社でアーバンプランナーとして勤め、2009年よりニューヨーク市公園局で勤務、主に都市緑化に関する事業に従事する。2012年に米国都市計画学会ニューヨーク支部経済開発委員長に就任。 真鍋太一 プロデューサー(Food Hub Project, MONOSUS) 愛媛県出身。アメリカの大学でデザインを学び、東京で広告業界に10年ほど従事。空間デザイン&イベント会社JTQを経て、㈱モノサスに勤めながら、2012年より東京の料理人たちとNomadic Kitchen を始動。2014年に妻子と神山町へ移住。2016年4月、地域の農業を次世代につなぐ「Food Hub Project」を神山町役場・神山つなぐ公社・モノサスと共同で立ち上げ、2021年から共同代表取締役 支配人を務める。同社で2018年度グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)受賞。2019年より東京・神田のレストラン “the Blind Donkey”を経営する RichSoil & Co. 支配人も務める。 蓮沼執太 音楽家 1983年、東京都生まれ。蓮沼執太フィルを組織して、国内外での音楽公演をはじめ、多数の音楽制作を行う。また「作曲」という手法を応用し物質的な表現を用いて、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンスなどを制作する。2013年にアジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)のグランティ、2017年に文化庁・東アジア文化交流使に任命されるなど、国外での活動も多い。主な個展に「Compositions」(Pioneer Works 、ニューヨーク/ 2018)、「 〜 ing」(資生堂ギャラリー、東京 / 2018)などがある。第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。 クマタイチ(くまたいち) 建築家。1985年東京生まれ。ドイツのシュトゥットガルト大学にて修士課程、東京大学大学院にて博士課程を学ぶ。その後、ニューヨークの設計事務所に勤務。2021年から東京を拠点に活動し、設計と運営を行うTAILANDを始動。2021年には9階建てのシェアコンプレックス『SHAREtenjincho』が完成。「建築のハードとソフトをつなぐ」をコンセプトに、設計から企画・運営・管理までを行う。 浜田晶則(はまだあきのり) 建築家。1984年富山県生まれ。2012年東京大学大学院修士課程修了。2012年studio_01共同設立。2014年AHA 浜田晶則建築設計事務所設立。同年よりteamLab Architectsパートナー。2020年宿泊施設ONBIENTの企画運営を行うHodgeを共同設立。コンピュテーショナルデザインを用いた設計手法により建築とデジタルアートの設計を行い、人と自然と機械が共生する社会構築をめざしている。
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【予約】tattva(タットヴァ) Vol.8
¥2,200
『tattva(タットヴァ) Vol.8』 ※4/10発売予定です。 A5 変形(150×210mm) 224ページ(2色192ページ+4色 32ページ) 発行人 尾原史和 編集長:花井優太 tattva[タットヴァ]という誌名は、サンスクリット語で「それがそれとしてあること」を意味する「tattva」と、日本語の尊ぶ(たっとぶ)からとり、物事をゆっくりと見つめながら共生と共創を目指していきたいという想いを込めています。 特集:お金 Money. It’s a Gas. 稼ぎ方や貯め方は焦点が当てられるのに、使い方はあまり語られないのはなせ? 給料はどうやって決まる? 安くて良いものは商売として成立する? お金とは、いったい何者だ! ◎お金の「つくりかた」 通貨とは何か?誰が世界を支配しているのか? ヤニス・ヴァルファキス 美しき矛盾:LVMHのブランド育成法 ベルナール・アルノー ◎寄稿・連載 武邑光裕/鹿島茂/神林龍/岩崎春夫/レジー /田中宗一郎×三船雅也/飯田泰之/戸谷洋志/比嘉夏子/朴沙羅/植木啓子/熊谷聖司/青柳文子/小谷美由/曽我部恵一/チョーヒカル/和田彩花/牧貴洋/清水祐介/鈴木謙介/草野庸子/塩谷いづみ/Chari/中山信一/森優/ぬQ /吉野マオ/小林千秋/nico ito/おぎわら朋弥 他多数
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【予約】新版 ECMの真実
¥4,180
『新版 ECMの真実』 稲岡邦彌 ※4月5日(水)入荷予定です。 四六判、576ページ 1973年にECMがECMレーベルをまとっての国内プレス盤の発売以来50周年を迎える2023年。一度は発作に倒れた総師マンフレート・アイヒャーが不死鳥のように蘇り80歳を迎える。河出書房新社より2001年(初版)、2009年(増補改訂版)と刊行され、日本の音楽ファンに読み継がれてきた『ECMの真実』をさらに大幅に増補改訂した『新版 ECMの真実』。 1969年にマンフレート・アイヒャーによって設立されたECM(Edition of Contemporary Music)Recordsは、“沈黙に次ぐ最も美しい音(The Most Beautiful Sound Next to Silence)”をコンセプトに50余年にわたって今なお唯一無二の存在であり続けている。ドイツ・ミュンヘンで20代の若者が始めた小さなレーベルは、いかにして世界を牽引するレコード会社となったのか。本書はECMの初期10年間にレーベル・マネジャーとして尽力した著者による無類の歴史物語=ECMの真実であり、とりわけ日本とのかかわりがECMにとって強力な起爆剤となっていたことが克明に描き出される。マンフレート・アイヒャーを軸として浮かび上がる「ECMの軌跡」、さまざまな関係者の証言による「ECMの伝説」の2部構成。今回の「新版」では、ECMと深い関わりのある人物のインタヴューを多数追加し、また日本におけるECM受容の一端を示す資料を掲載する。約200ページ増の大ヴォリューム。現代音楽としてのジャズ、前衛音楽としてのクラシック、“沈黙に次ぐ最も美しい音”に迫る。 もともとは河出書房新社より2001年(初版)、2009年(増補改訂版)と刊行されてきた『ECMの真実』を、さらに大幅に増補(約200ページ増)し、装いを一新。ジャケ写を大量に掲載したり、本文を横組みにしたり、旧版と比べるとかなり印象が変わっています。 2019年に『ECM catalog(増補改訂版)』(東京キララ社)が出て話題になりましたが、「カタログ」ではECMの歴史的な部分をどうしても捉えきれず、それを補うのが本書になります。特に日本とのかかわりからECMの初期の歴史について書かれているのは本書が唯一となっております。 目次 まえがき 巻頭に寄せて(マンフレート・アイヒャー) 【第 Ⅰ 部 ECMの軌跡】 ●第1章 トーチを受けて 黎明期 1 リンダウ、ベルリン、ミュンヘン 2 マル・ウォルドロン 3 ディストリビューション 4 ポール・ブレイ 5 初プロデュース ●第2章 異端としての出発 1970年代 1 ヤン・ガルバレク 2 ヤン・エリック・コングスハウク 3 デイヴ・ホランド 4 チック・コリア 5 独占契約 6 アンソロジー 7 デイヴ・リーブマン 8 ジョン・アバークロンビー 9 キース・ジャレット 10 スタンダーズ ●第3章 新たな挑戦 1980年代 1 アート・アンサンブル・オブ・シカゴ 2 ジャック・ディジョネット 3 フォト・セッション 4 契約終了 5 コリン・ウォルコット 6 ドン・チェリー 7 ニュー・シリーズ 8 パット・メセニー ●第4章 メディアを超えて 1990年代 1 ECMと映画 2 『レインボー・ロータス』 ●第5章 創立40周年を迎えて 2000年以降 1 オスロの虹 2 ECMと日本(日本人) 3 ニュー・シリーズを総括する 4 創立40周年を迎えて 5 ECM——A Cultural Archaeologyと周年イベント 【第 Ⅱ 部 ECMの伝説】 ●第6章 証言 01トーマス・ストゥーヴサント/02ハンス・ヴェンデル/03スティーヴ・レイク/04リー・タウンゼント/05デイヴィッド・ベイカー/06カーラ・ブレイ/07中野雄/08鯉沼利成/09及川公生/10矢野泰三/11大江旅人/12福井亮司/13大村幸則/14五野洋/15丸茂正樹/16内藤忠行/17菅野沖彦/18オノ セイゲン/19原田和男/20佐々木吉彦/21斉藤嘉久/22海老根久夫/23多田雅範/24堀内宏公/25ヤン・ガルバレク/26デイヴ・ホランド/27キース・ジャレット/28ジャック・ディジョネット/29ゲイリー・バートン/30ラルフ・タウナー/31デイヴ・リーブマン/32ジョン・アバークロンビー/33リッチー・バイラーク/34トーマス・スタンコ/35エグベルト・ジスモンチ/36ミロスラフ・ヴィトウス/37ジョン・サーマン/38ディノ・サルーシ/39アルヴォ・ペルト/40小曽根真/41キム・カシュカシャン/42ハイナー・ゲベルス/43マルクス・シュトックハウゼン/44チャールス・ロイド/45ドロシー・ダー/46ギヤ・カンチェーリ/47ケティル・ビヨルンスタ/48レーナ・ヴィッレマルク/49ヘルベルト・ヘンク/50ヨン・バルケ/51アリルド・アンデルセン/52スタンリー・カウエル/53スティーヴ・キューン/54トム・ファン・デア・ゲルト/55シュテファン・ミクス/56ポール・ブレイ/57マリリン・クリスペル/58ビル・フリゼール/59加古隆/60エンリコ・ラヴァ/61ステファーノ・ボラーニ/62ニック・ベルチュ/63ジョルジュ・グルンツ/64タイガー大越 ●第7章 対話 01 マンフレート・アイヒャー 02 スティーヴ・レイク 03 ロベルト・マゾッティ 04 サン・チョン 05 ポール・ブレイ 06 ヴァネッサ・ブレイ 07 アリルド・アンデルセン 08 キース・ジャレット 09 トーマス・モーガン 10 マティアス・アイク 11 ヤコブ・ブロ 12 イーサン・アイヴァーソン 13 菊地雅章 14 福盛進也 15 田中鮎美 16 デュオ・ガッザーナ 17 J.A.ファーバーとJ.E.コングスハウクを継ぐエンジニアたち ●第8章 エッセイ広告 詩誌『ユリイカ』と『カイエ』の裏表紙に連載した30本のエッセイのアーカイヴ あとがき 索引 稲岡邦彌(いなおかくにや) 1943年伊丹市生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。1973年、トリオ・ケンウッド時代に独ECMとライセンス契約を交わし、以来10年間、レーベル・マネジャーとしてECMの市場開発に尽力する。その間、洋楽部長、制作部長を歴任。2004年、web-magazine「JazzTokyo」を共同創刊、編集長に就任。音楽プロデューサーとして1998年、ジャズ・レーベル Transheartを設立、菊地雅章、ポール・ブレイ、リッチー・バイラークなどのアルバムを、2020年、King International内にNadja21レーベルを創設、中牟礼貞則&三吉功郎、渋谷毅&仲野麻紀などのCDをそれぞれ制作。共著に『ジャズCDの名盤』(文春新書)、編著にCD-ROM/BOOK『及川公生のサウンド・レシピ』(ユニコム)『増補改訂版 ECM Catalog』(東京キララ社)がある。
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【予約】差異と重複
¥3,200
『差異と重複』 柿内正午 ※4月12日(水)頃入荷予定 A5判 780ページ・二段組 並走する二つの日記。 停滞と変容の諸相。 どうでもよくない、代わり映えしない毎日。 2021年と2022年の日記が並走する大きな日記の本。 図体ばかりデカくて内容の大したことなさはいつもどおり。 大したことない日々は、どうでもよくはないのです。 「自分の日記を読み返しているうちに、もっと書かなくちゃなという気持ちが湧いてくる。この頃の僕は書けない読めないとぼやきつつもなんだかんだ結構読んでいるし書いているのだ。今の僕の方がずっと読めていないし書けていない。この数週間も、後で読み返すときには結構読めてるし書けてるじゃん、と感じるのだろうか。今回ばかりは、そうでもない気がするんだよなあ。というこれもまた、毎回思っていることなのだけど。一日として同じ日はない、というあまりに当然のことすらなんだか忘れてしまうようで、日記を読み返すと、確かに全部ちがう日だなあということと、とはいえ同じような日ばかりだということがよくわかる。同じようなことの繰り返しでも全く同じということはなく、その微妙な差異が積もり積もっていつのまにか見知らぬところにまで辿り着いていたりもするのだ。」(本文より)
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【予約】死ぬまで生きる日記
¥2,090
『死ぬまで生きる日記』 土門蘭 ※4月20日頃入荷予定です。 四六判 縦188mm × 横128mm 264ページ 日常生活はほとんど支障なく送れる。「楽しい」や「嬉しい」、「おもしろい」といった感情もちゃんと味わえる。それなのに、ほぼ毎日「死にたい」と思うのはなぜだろう? カウンセラーや周囲との対話を通して、ままならない自己を掘り進めた約2年間の記録。 版元から一言 大反響を呼んだWEB連載が書籍化! 生きづらさを抱えるすべての人におくるエッセイ。 「人は直線的ではなく、螺旋的に変化していくものです。ぐるぐると同じところを通っているようでも、少しだけ深度や高さが以前とは異なっている。だから、前とは全然変わってないなどと、落ち込むことはないんですよ」(本文より) 目次 はじめに 第1章 私は火星からやってきたスパイなのかもしれない 第2章 「『死にたい』と感じてもいいのだと、自分を許してあげてください」 第3章 「自分で自分の『お母さん』になれたらいいですね」 第4章 「肯定も否定もせずに、ただ感情に寄り添ってみてください」 第5章 「『解決しよう』と思わなければ、問題は問題ではなくなるんです」 第6章 「私はずっと、日本人になりたかったんです」 第7章 「『過去』は変えられなくても、捉え直すことはできます」 第8章 「あなたは、必死に生きようとしています」 第9章 地球以外の場所で、ひとりぼっちでものを書く人たち 第10章 居心地の良いように「火星」を作り替えていけばいい 第11章 「生きている限り、人と人は必ず何かしらの形で別れます」 第12章 「書いて、読むことで、私たちは何度でも出会えます」 最終章 「お守り」を感じながら生きていく 終わりに 土門蘭(ドモンラン) 1985年広島県生まれ。小説・短歌などの文芸作品や、インタビュー記事の執筆を行う。著書に歌画集『100年後あなたもわたしもいない日に』(寺田マユミとの共著)、インタビュー集『経営者の孤独。』、小説『戦争と五人の女』、エッセイ『そもそも交換日記』(桜林直子との共著)がある。
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【トート付き】NEUTRAL COLORS 4
¥2,970
『NEUTRAL COLORS 4』 加藤直徳 編 ※オリジナル手刷りトートバッグ付き! B5判 縦257mm × 横182mm 272ページ オフセットとリソグラフを融合させた、唯一無二の雑誌NEUTRAL COLORSの第4号。特集は「雑誌を仕事にすると決めた運河の畔」。「仕事とはなにか?働く意味は?」という根源的な問いとともに、ベーシックインカムの可能性を探究しながら取り組んだイシュー。 「雑誌を仕事として継続していけるか」を探りに、ベルリンのブックフェアとアムステルダムのパブリッシャーを訪ねる。美濃和紙の工房に“臨時”で弟子入りし、オリジナル和紙を漉き込む。福島の故郷に戻り人生を模索する女性、空飛ぶ車を開発するテック企業、消えゆく文字の仕事「写植」を記憶し、落選中の政治家にフォーカスする。障害を持つ人が働くほんとうの意味、宮大工が思考する木と石の建築物。アリ植物の夢を見て、シンガポールのインディペンデント出版社に触発される。校正という仕事の裏側、写真家が養蜂に見る“脱成長”への道。 NEUTRAL COLORS ならではの手刷り感溢れる印刷、 泣きたくなるくらい正直で内面に刺さるテキスト、 雑多でページをめくるたびに驚きがあるデザイン。紙でしか味わえない新しい雑誌体験がここにあります。 目次 ・雑誌が明日を連れてくる ・そうだ、紙をつくろう ※オリジナル和紙1枚付き! 「特殊な」お仕事 ・テクノクラートの一日 ・ベーシックインカム ~仕事とお金の話 ・いつまでクッキー焼きますか? ・“見えない仕事”はどこにいった? ・世にも奇妙な植物の話 ・寅さんとはたらく モリテツヤ/近藤弥生子/青山ゆみこ ・Temporary Pressの仕事 ご自由に! ・未来は、気づかないうちに ・集まってつくるということ ・政治家という仕事 Who is a Politician? ・牟田都子 校正の仕事 Proofreading ・写植時代 ・私がオバアさんになっても ・ハチミツ ワーキングホリディ ・宙につながる仕事 ・木と石と 佐野文彦の手業 ・本を愛する仕事 ・大熊演劇 ・終わらない絵 ・エピローグという名の収支報告書 2023.3.25 前書きなど NEUTRAL COLORSが5000部という部数にこだわるのは経済的な理由による。インディペンデント出版だけで大きな利益を得ることは困難で、編集者はクライアントワークや兼業をしていることがほとんどだろう。5000部は、もしそれが全部売れるのなら出版だけで経営を立てていくことが可能な部数であり、達成できれば中規模出版としてのモデルとなり得る。必要に応じてみんなで集まって印刷したり製本したりアイディアを出しあう。まずは自分がそれを実践し、知見をオープンソースとして示してみる。それが第4号「仕事」特集の意図のすべてである。 できるかぎり収入予測と経費等の支出、雑誌をつくる際の諸々をここに記録し、収支報告をしてエピローグにかえたい。はたして仕事として成立するのか? ひとつ確かなことがあるとすれば、NEUTRAL COLORSという媒体が消えたとしても、つくりたい人がいなくなることはないということ。いつか誰かが拾い上げ、同じような意思を持ち、バトンを受け取ってもらえたらうれしい。 版元から一言 『NEUTRAL COLORS』はインディペンデントな雑誌です。オフセット印刷とリソグラフ印刷を使い、5000冊を手作業と機械でつくっています。一番大切しているコンセプトは「個人の言葉を伝える」こと。インタビュワーが聞きとった格好いいフレーズではなく、本人が自らつづったあわいのある言葉を紙に残します。編集者とグラフィックデザイナーは二人で現地まで出向き、空気感を感じ、そこでの会話、心象風景から、彼らの言葉に応える表現をすることを信条としています。インターネットによるリモート取材やインタビュー、借り写真を用いることを極力排除しています。当然コマーシャル要素は存在しません。 NEUTRAL COLORSの特徴 ・超個人的なインドへの想いが綴られた現地取材 ・かつてない色彩のビジュアルと、豊富すぎる文字量 ・「オフセット」「リソグラフ」「オフセット&リソグラフ」で印刷 ・週刊誌のような厚みのある中綴じマガジン仕様
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IN/SECTS イン・セクツ Vol.16
¥1,925
『 IN/SECTS イン・セクツ』Vol.16 特集 本をつくる LLCインセクツ 編 B6判、144ページ 約100団体、掲載! インセクツ16号は、私たちが日々行っている「本をつくる」を特集します。と言ってもHOW TOではなく、今、私たちの目に映る快活に小さく本をつくる出版社やチーム、そして個人の皆さんに多数、登場いただいています。 業界全体の売り上げは下がっているにも関わらず、インセクツ周辺から聞こえてくる元気な声。そんなブックメイカーたちに着目し、今号では、「本をつくる」行為そのものから、売り場、コミュニティ、販路や、なぜつくるのか? についても、さまざまな人たちと話し、考えを交換してみました。 小さくつくれば上手くいく、というほど簡単なものではありませんが、この空間的にも地域的にも自由を得たインディペンデントな面々の活動をお楽しみください。 <CONTENTS> ●地方発がおもしろい 出版文化は空間的自由を得た?! Kilty BOOKS/mmbooks/ さりげなく/真鶴出版/どく社/ fuプロダクション/風旅出版 ●レーベルって楽しい!! 三輪舎/夏葉社/ミシマ社 ●装丁家・矢萩多聞さんと、 本づくりがしたい! ●ゆnovationのZINE探訪 ●バーバリアンブックスの歩み ●注目のZINE Shop New Open! Dig a Hole Zines ●本づくりからその先へ。 リソグラフの可能性 ●田岡和也による、 手づくり本のススメ。 ●漫画 スケラッコさんの本づくり ●潜入 コミティア66 ●烽火書房 嶋田さんとサシ飲み ひとり出版社の孤独とこれから ●ようこそ、大阪へ! ジャカルタの出版社 ●編集部が注目する 出版社/チームカタログ72
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わたしのコミュニティスペースのつくりかた
¥2,420
SOLD OUT
『わたしのコミュニティスペースのつくりかた』 みんとしょ発起人と建築家の場づくり 土肥潤也 / 若林拓哉 A5変型判 縦203mm × 横148mm 184ページ 朝日新聞「天声人語」やNHK総合などでも取り上げられ、3年間で全国約50館に広がった民営図書館「みんとしょ」の発起人、そして話題の小商い建築「ARUNŌ」の設計・運営を手掛ける若手建築家による自分流コミュニティスペースづくりのガイドブック。 イメージづくりからオープン準備、運営までの困りごとにQ&Aで答えるほか、民営図書館「みんなの図書館さんかく」、地域の文化複合拠点「ARUNŌ」の完成までのストーリー、全国のコミュニテイスペース運営者の体験談、軌道に乗せるまでのハウツウなど盛りだくさんの内容を優しい語り口でまとめた1冊です。 目次 Ⅰ 悩み相談 ・なんかやってみたいなあ 01 場づくりをしたいと思っています。まずは何から始めたらよいですか? |02 手持ちの物件をどんなふうに使えますか?|03アイデアはありますが、うまくいくでしょうか…。不安です。|04家族から反対されているのが悩みです。|05自分で運営するか、それとも誰かに任せるか? ・よし! やってみよう 06どうしたら仲間が集まりますか?|07チームで運営するときに気をつけないといけないことは?|08公共性と事業性のバランスはどうやって取ればよいですか?|09用途に応じて、それぞれどんなことに気をつけなければならないですか?|10コンセプトをデザインにどう表現すればいい? ・これ、困ったなあ 11不測の事態に陥ったらどうしたらいい?|12中学・高校生に来てもらいたいと思っています。どうしたらいいですか?|13ご近所さんとの付き合いがうまくできません。地元からの理解も得られていないようです。|14仲間内だけで盛り上がっているように感じます。内輪ノリにしないためには?|15利用者や外部からの提案をどこまで実現すべきですか?|16場を開いたけど人が来ません。どんな宣伝をしたらよいですか?|17行政からの支援はどうしたら得られますか? 行政との付き合い方を教えてください。|18困ったひとが入り浸っています。どうしたらよいでしょう?|19やっている意味がわからなくなりました。疲弊してしまったようです…。|20やりたいことと求められること、どちらを優先すべきですか? ・アドバイス事例 場所はあるけれど、忙しすぎて。どうしたらいいのか、わからなくなってしまいました。 「暮らり」をつくる@広島県三原市 橋本康太/「暮らり」主宰 知名度の高い場所か、事務所に併設するか。オープンするならどちらがいい? 「みんなの図書館 本と一筆」をつくる@鹿児島県錦江町 馬場みなみ/NPO法人たがやす 短期間で場をつくるにはどうしたらいい? 「みんなの図書館 ぶくぶく」をつくる@新潟県燕市 白鳥みのり/「みんなの図書館 ぶくぶく」館長 中学・高校生に来てもらうにはどうしたらいい? 「放課後スペースINBase」をつくる@岡山県備前市 守谷克文/備前若者ミライプロジェクト Ⅱ プロセス ・民営図書館「みんなの図書館さんかく」をつくる ・地域の文化複合施設「ARUNŌ」をつくる ・場をつくる15ステップ 01事例収集を始めよう |02物件を探そう|03予算を準備しよう|04事業計画をつくろう|05コンセプトを考えよう|06 ターゲットを定めよう|07スケジュールを組もう|08不動産契約を結ぼう|09場のハードをつくろう|10名称を考えよう|11宣伝しよう| 12取材対応について考えよう|13イベントの企画を考えよう|14運営しよう|15事業の継続性を考えよう 前書きなど 本書を手に取っていただき、ありがとうございます。 この本を手に取ってくださったあなたは、コミュニティスペースづくりに興味をもち、自分でも挑戦し始めていたり、もしくは既に運営していて問題にぶつかっていたり、より良いものにしたいと張り切っているのではないかと想像します。 コミュニティを生み出す場づくりには、ほかの場所、たとえばお店をつくるのとはまた違った苦労がたくさんあります。もちろんそれ以上の楽しさや面白さがあるからこそ多くの方が挑戦するわけですが、何人ものつまずいてしまう方を見てきたのも事実です。そんなコミュニティスペースづくりへのチャレンジャーを応援したいと立ち上げたのが本書です。 著者二人はこの分野ではまだまだ若手であり、「こうすれば必ずうまくいく!」といった完璧な解答を皆さんに伝授できるほどのキャリアは積めておらず、またあくまでも実践者であり、研究者ではありません。しかし今まさに現場でもがきながら活動している二人の目線だからこそお伝えできることもあるのではないかと考え、体系的な知識を伝えるための本というより、現場にいる方の気持ちに添いながら実践に活かせることを強く意識して本づくりに取り組んできました。 本書の構成は大きく二つに分けることができますが、「I 悩み相談」では、場づくりの状況ごとに以下の三つの節に分け、問いに答えていきました。「なんかやってみたいなあ」ではプロジェクトを始める前段階での問いに、「よし! やってみよう」ではオープンさせるまでの問いに、「これ、困ったなあ」では運営に関わる問いについての答えをまとめています。「II プロセス」では、土肥が共同代表を務める(一社)トリナス運営の「みんなの図書館さんかく」と、若林が代表を務める(株)ウミネコアーキが企画・設計から運営まで手掛ける地域の文化複合施設「ARUNŌ -Yokohama Shinohara-」のそれぞれができ上がるまでのプロセスを紹介し、さらに場づくりのハウツウを「場をつくる 15ステップ」にまとめました。 「I 悩み相談」の執筆に取り掛かる際には、まず場づくりで抱えがちな悩みごとのリサーチのため協力者を募り、新潟・岡山・広島・鹿児島の計四ヵ所のコミュニティスペースづくりにアドバイスというかたちで伴走させていただきました。これら四ヵ所のコミュニティスペースは、巻頭の口絵や、エッセイにて紹介しています。このような経緯を経てでき上がった本書は、とても臨場感に溢れ、また著者二人がコミュニティづくりと建築という異なる専門領域をベースにしていることから、幅広い視点でまとめることができたと自負しています。 この本をきっかけに、イキイキとしたコミュニティが溢れる場所がまちのあちこちに広がっていくことを期待して。 土肥潤也・若林拓哉 版元から一言 山崎亮氏(studio-L代表/コミュニティデザイナー)推薦の言葉 「民間のカフェ」に不思議はない。「行政の図書館」にも不思議はない。最近、不思議だなと思うのは「民間の図書館や公民館」が各地に登場していることだ。私的に運営される公的空間である。 「公共というのは行政だけが担う領域ではない」という言葉を耳にすることがある。そのとおりなのだろうけど、本書に登場する「私設公共」という言葉を目にすると、「なんでそんなことやってるの?」「どうやって続けるの?」「やってて辛いことはないの?」など、次から次へと疑問が湧いてくる。こうした疑問に一つずつ答えてくれるのが本書である。著者はいずれも「私設公共」の運営者だから説得力がある。 書名からして不思議である。「わたしのコミュニティスペース」という言葉がすでに不思議なのに、その「つくりかた」と銘打っているのだ。「民間の私的空間」や「行政の公的空間」だけでは何かが足りないと感じている人がいたら、本書を読んで「私設公共」の運営に挑戦してみてほしい。地域社会との新しい関係性が生まれるはずだ。 土肥潤也(ドヒジュンヤ) 1995年静岡県焼津市生まれ。早稲田大学社会科学研究科修士課程修了、修士(社会科学)。在学時から若者の社会・政治参加に関する活動に参加。2015 年NPO 法人わかもののまちを設立(現在は代表理事)。静岡県内を中心にユースセンター、ユースカウンシルの発足・運営に携わるほか、全国各地で子ども・若者の地域参加、政治参加に関わる研修や実践支援に取り組む。2020 年に(一社)トリナスを共同創業、現在は代表理事。「みんなの図書館さんかく」の立ち上げのほか、商店街を遊び場にする「みんなのアソビバプロジェクト」など幅広く参加のデザインに取り組んでいる。また「みんなの図書館さんかく」のシステムを利用した民営図書館「みんとしょ」のネットワークは全国50館近くに広がる。おもな受賞に第15回 マニフェスト大賞 優秀マニフェスト推進賞〈市民部門〉優秀賞、第14回 日本まちづくり大賞など。そのほかにNext Commons Lab理事、セブンセンスグループ執行役員など。 若林拓哉(ワカバヤシタクヤ) 1991年神奈川県横浜市生まれ。2016年芝浦工業大学大学院理工学研究科修了、修士(工学)。同年よりフリーランスとして活動開始。2022年法人化。現在、(株)ウミネコアーキ代表取締役・つばめ舎建築設計パートナー・(株)NODパートナー。建築設計だけでなく企画・不動産・運営の視点からトータルデザインし、建築の社会的価値を再考する。(株)ウミネコアーキのおもなPJに、旧郵便局を改修した地域の文化複合拠点「ARUNŌ -Yokohama Shinohara-」(2022年)、高知市・菜園場商店街のまちやど「まちの別邸 緝」(2022年)、地域のための食の拠点「新横浜食料品センター」(計画中)など、(株)NODでのおもなPJに「KDDI research atelier」(2020年)など。受賞に「グッドデザイン賞2019」ベスト100(欅の音terrace)など。共著に『小商い建築、まちを動かす!』(ユウブックス)がある。
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【サイン本】本屋で待つ
¥1,760
『本屋で待つ』 佐藤友則 / 島田潤一郎 ※佐藤友則さんのサイン入りです。 四六版変形、208ページ こんな本屋があったんだ。お客さんと書店員たちの胸打つ物語。 広島県庄原市にある書店「ウィー東城店」。店長の佐藤友則さんは赤字続きだったこの店を、「お客さんの要望にこたえる」という姿勢を徹底して貫くことで、黒字化させます。こわれた電気機器の相談や、年賀状の宛名書き。山間の田舎の書店に望まれることの多くは、高齢者たちの生活の相談にのることでした。それだけでなく、店は美容院を併設し、エステルームをつくり、コインランドリーをもつくります。 本書はそうした「書店の複合化」の物語である一方、引きこもっていた若者たちが書店をとおして成長していく物語でもあります。ある日、「学校に行けなくなった子どもを働かせてほしい」と相談され、それからウィー東城店にはそうした若者たちが次々とやってきて、レジを担当し、棚を担当します。彼らはお客さんと接し、本と接することで次第に快復し、何人かは社員となり、そのうちのひとりは佐藤友則さんの次の店長となって、店を支えます。 装画、挿絵は『急がなくてもよいことを』で注目を浴びる漫画家、ひうち棚さん。 本屋の可能性を伝える、感動的な一冊です。
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【サイン本】水車小屋のネネ
¥1,980
『水車小屋のネネ』 津村記久子 ※サイン入りです。 ※発送は3月24日以降になります。 四六判、496ページ 装画・北澤平祐 非道な母から逃れ、見知らぬ土地で生きる姉妹の再生と成長を芥川賞作家が描く感動巨編。 18歳の理佐は、幼い妹の律を母の恋人が虐待していると知り、2人で家を出ることを決心。山あいの町にたどり着いた姉妹は、見ず知らずの隣人らに見守られながら大人になっていく。 40年にわたる人と人との関わりを丁寧に描く、切なくも愛おしい感動巨編。 津村文学の新たな代表作です!
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本売る日々
¥1,870
『本売る日々』 青山文平 四六判、240ページ 時は文化5(1822)年。本屋の“私”は月に1回、城下の店から在へ行商に出て、20余りの村の寺や手習所、名主の家を回る。上得意のひとり、小曾根村の名主・惣兵衛は近ごろ孫ほどの年齢の少女を後添えにもらったという。妻に何か見せてやってほしいと言われたので画譜――絵画の教本で、絵画を多数収録している――を披露するが、目を離したすきに2冊の画譜が無くなっていた。間違いなく、彼女が盗み取ったに違いない。当惑する私に、惣兵衛は法外な代金を払って買い取ろうとし、妻への想いを語るが……。 江戸期の富の源泉は農にあり――。江戸期のあらゆる変化は村に根ざしており、変化の担い手は名主を筆頭とした在の人びとである、と考える著者。その変化の担い手たちの生活、人生を、本を行商する本屋を語り部にすることで生き生きと伝える“青山流時代小説”。 目次 本売る日々 鬼に喰われた女 初めての開板
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【サイン本】楽園
¥11,000
SOLD OUT
『楽園』 谷川 俊太郎 ※サイン入りです。 ●写真集「lost&found」 布製80ページ・2色刷 ●詩集「shuffle」布製80ページ・1色刷 リソグラフ印刷(布張り上製:264mm×187mm×21mm)/上製 ※部数限定 2冊セット、分売不可商品(シュリンク、バーコードシール貼付) 若き谷川俊太郎の日常― 日本を代表する詩人・谷川俊太郎氏は、自身で写真も多く撮影している写真家でもある。「楽園」は、谷川俊太郎が詩人・写真家としてまだ世に出る前の18歳から21歳の時期に、二眼レフカメラで身の回りの日常を捉えた写真を収めた写真集と、友人に勧められて詩作を始めたころの詩を中心に谷川氏自身が選び編んだ詩集の2冊をリソグラフ装の箱に収めた「谷川俊太郎の原点」の作品集である。 谷川氏が愛した日常の光景を収めた写真と、社会への距離感と自由への憧れを感じながら生きる心象を描いた詩を併せて味わうと、写真が持つ含意がより深まるように感じられ、70年前の谷川氏の作品が、時を超えて今も、豊かな時間と空間を湛えていることに驚かされる。 「楽園」は、谷川俊太郎氏のアーリー・ワークスであると同時に、70年早くに生まれた「永遠の少年」の魂のタイムカプセルである。 製版と印刷と製本は、熟練した手仕事の職人的なプロが集結して携わり、装丁のリソグラフまで手仕事というクラフトワークの塊を、愛蔵版として少数限定で制作する。アートディレクションと編集は、フィルム写真の素晴らしさを再発見して、新たに現代に甦らせる「Dear Film Project」のメンバーが担当した。
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あまから手帖 2023年4月号
¥880
『あまから手帖 2023年』4月号 275mm × 210mm 152ページ リニューアルから4号目。春は出会いと別れの季節。歓送迎の宴のあの日、あの人と酌み交わした日本酒が忘れられないなぁ。そんな想い出、ありません?日本酒はドラマチックでセンチメンタルな一面を持っていますよね。だって47都道府県、どの地域でも日本酒を造っているんですから。生まれ故郷や、かつて旅した先、初恋の人の出身地で造られた日本酒が必ずあります。日本酒はようわからん。そんな時は、きゅんとする日本酒を呑んでみるのも一興です。読んでから呑むか、呑んでから読むか。レッツ呑花臥酒! 目次 2 食にかまけず 文=町田康 4 あま、から。 写真=長野陽一 6 からから料理帖 料理と文=冷水希三子 画=ヒラノトシユキ 11 モーニングは三文の徳 写真=赤鹿麻耶 15 「リンダリンダリンダリンダリンダ」 18 「日本酒うさぎ」呑めば呑むほど好きになる 文=山本富士夫 写真=前康輔 22 角打ちで酔い。 文=泡☆盛子 写真=エレファント・タカ 37 「浪乃音酒造」息子、帰る。 文=藤田千恵子 写真=佐伯慎亮 42 ネオ立ち呑み酒遊記 51 「名手酒造店」こぢんまりと、強かに。 文=福山嵩朗 写真=倉科直弘 56 日本酒がうまい理由―割烹/蕎麦/鮨 63 「岡田本家」ふたりだけで、造る。 文=神吉佳奈子 写真=岡本佳樹 68 燗がえる人たち。 文=廣田彩香 写真=西島渚 68 みんなの、ちゅん。 76 「木になる酒店」で「気なる酒」を 文=本庄彩 写真=伊藤信 80 下戸と日本酒。 文=神田桂一 82 「日本酒の味」に出演した日本酒たち 83 あまからcookingwith Class S プレミア 97 #和食が知りたい 写真=東谷幸一 98 味に魅かれて通う店 103 京都 芯を食らう 撮文=中井シノブ 写真=大道雪代 105 兵庫 神戸のE面 文=安田謙一 写真=山口謙吾 107 東京 浅草コンフィデンシャル 文=沼由美子 写真=萬田康文 109 大阪 発酒オ――ライ。 文=廣田彩香 写真=中島真美 112 愛農学園農業高校 18歳の春「卒業前夜」 文=姫路まさのり 写真=太田恭史 132 あまからセレクション 139 関西「揚げもん」研究所 文=門上武司 写真=福森クニヒロ 140 日本ワイン、ようわからん 話=岡昌治 文=柴田くみ子 画=キンマキ 141 カレーは読み物 文=水野仁輔 写真=濱田晋 142 ダウン・バイ・ロー 文=豊田道倫 写真=百々武 144 故郷を離れて 写真=田附勝 146 ミライのレシピ 料理=山田英季 写真=青木柊野 148 アウト・オブ・タイム 149 あまからスーパースター列伝 150 こまから手帖 文と写真=駒場孝(ミルクボーイ) 152 クロージング・タイム 文=大竹聡 画=フジマツミキ