不登校セラピーの解説
不登校セラピーは、臨床心理士であり、パーソナルトレーナーであるわたし萩原が経験と知識を活かして開発しました考え方です。
不登校セラピーは、考え方の総称として、CPD(child・psychology・development)セラピーとよんでいます。
不登校を復学に最短で導いていく身体症状を解放するリハビリセラピーと精神症状を環境と適応させて、自然体を作り、自立させていく実践を行なっていきます。
今日まで約500名の不登校のお子さまを見てきた経験があります。
CPDセラピーの考え方で、不登校のお子さまを見てきましたが、今日、よりもっと多くのお子さまと出会い、不登校を向き合って、自然に復学につながっていければいいなと考え、発信するはこびとなったのです。
不登校セラピーは身体から見ていく
不登校を復学に導くには、一般的にこころの部分に意識を向ける傾向があります。
わたし自身、不登校のお子さまを最初に見た頃は、身体よりもこころをみる方法をとっていました。
不登校といえば、やはりご家庭や学校に何か問題があるように思いがちですよね。
これは世間一般も、不登校のママもそう思っていることが多く、不登校のお子さまに対してはかなりシビアな状態だととらえているのです。
その結果、ママはお子さまをどう扱っていいのかわからず、接し方のあたりが強くなってしまったり、逆に全然話が自然にできなくなってしまったりしていきます。
そうしてママとお子さまのあいだにちょっとした溝ができてしまい、どちらも気を使い合うようになって、こころの負担が大きくなって、不登校から登校拒否となっていく展開となるのです。
不登校とは、なぜ生じてしまうのでしょうか?
この真意が、CPDセラピーで改善していきます。
不登校という状態を問題化せず、お子さまは学校に行きたいと思っているし、学校で友だちをふやしたいと思っているし、知らないことを知りたいという知的欲求をもっているという前提からはじまります。
このように考えることによって、こころの問題で不登校が生じているのではない理由となります。
そこからわかってくるのが、不登校は身体症状がきっかけで起こっているのです。
身体症状を先に見ていく
身体症状がきっかけでお子さまの不登校が生じています。
身体症状が自覚されているお子さまもいれば、自覚はないけど急に不登校が生じたお子さまもいらっしゃいます。
どちらのお子さまのタイプであっても、身体症状の改善から取り組んでいくのが、もっとも不登校を復学に導ける方法なのです。
身体症状のきっかけは姿勢とホルモン
身体症状の要因には2つあります。
その2つは、姿勢とホルモンです。
ご家庭や学校という環境の要因からこころを介して身体症状として生じていることもあるのですが、こころとしては扱わず、身体から見ていくのです。
その身体症状を不登校のきっかけにさせているのは、お子さまの発達期特有のものでした。
姿勢とホルモンバランス。
この2つは、お子さまの発達過程にあって、とても不安定な感覚を持ちます。
発達過程にあるため、身体内の神経活動によって生きるキャリアによって成熟に近づいていくのですが、お子さまはそんな時期をまってはいられません。