診療科紹介
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婦人科部長の闘病記 番外編③
原三信病院婦人科便り 番外編③
原三信病院 婦人科 片岡 惠子
続きを待っている人がどれだけいるかは分からないのですがぼちぼちロックダウンとやらも間近な雰囲気ですし、きっと時間を持てあましてネット検索などしている人もいるだろうと思い、つらつら書いています。
コロナ鬱
という言葉を耳にします。
朝起きて、歯を磨いて子供たちを送り出し、仕事に行って、お昼休みに同僚としゃべって急いで帰ってきて夕飯の準備とかして・・・っていう、ほんとに当たり前のことがガラガラと音を立てて崩れそうな昨今、当然、こころが折れちゃう人がいるだろうなと思います。
かくいう私めも、同じ医療者であるオットがいつなんどきコロナを持ち帰るやもしれず(自分が持ち帰ることは想定していないことに注目~)なんだか落ち着かない日々を過ごしております。
一応、感染していたときのことも考え、オットはついに、あるモノを購入して参りました。
それは、一人用テント・・・
広いとはお世辞にも言えないリビングに一人用テントを張り、その中でまったりと自己隔離されています。もうわけわかめ・・・
実は以前よりグッデイやらヨドバシカメラやらに立ち寄ったとき、欲しいなあとか言われてはいたのです。聞こえないふり、聞いてないふりをしていたのですが(だって何に使うの!)コロナを大義名分にテントを買って来やがりました。
お亡くなりになった方がお身内にいたり、経済的に逼迫してきたりして、不謹慎と眉を顰める人もいるでしょう。
でもねえ、私は
他の動物にはたぶんなくて、ヒトだけに唯一許されているのがユーモア、何かを面白いと思う気持ち、だと思うのですよね。
先日もツイッターで、
「東京もぼちぼちタッチダウンかも」と言っている面白いおばちゃんがいたとか噂になっていました。・・・タッチダウン、華麗に決めれば6点取れるやんね。
こういうのが大好きです。
おうちでソロキャンプを敢行しているうちのオットを始め、きっといろいろな形でコロナと向き合っているだろうと思います。その中に必ず
希望
を忘れないようにしたい。
ギリシャ神話で、神様に開けるなと言われた箱を開け、世の中にありとあらゆる害悪をまき散らしてしまったパンドラが、最後に残った「希望」に助けられたように、私たちに許されている、「明日を信じて待つ力」を手放さないようにしたいものです。
頑張ろう!