Enjoy Simple English 2023/3/24 The Blue Carbuncle ~Part Two ~青いガーネット ~第2部~


ブログ記事の抜粋記事です。
Enjoy Simple English 2023/3/24 The Blue Carbuncle ~Part Two ~青いガーネット ~第2部~
2022/9/23再放送
The Amazing Sherlock Homes ホームズとワトソンの世界を
-Before You Start
carbuncle
goose
maid
plumber
rug

goose
がちょう
geese
(がちょう)の複数形
Ha!
(驚きや喜びを表して)ほう!
held his breath
息を凝らした、 かたずをのんだ
maid
メイド
plumber
配管工
rug
じゅうたん ラグ
after all
何しろ、だって
forgiveness
許し、容赦

「ワトソン、 私はヘンリー・ベーカーは青い宝玉について何も知らないという事を確信する。我々はガチョウの方を追うべきだ。」
そう話し、ホームズと私はそのバーへと歩いた。ホームズはビールを注文し、店主に話しかけた。
「ここのガチョウと同じくらい、このビールもうまいんだろうと期待するよ。 ヘンリー・ベーカーさんがそのことを教えてくれたよ。」
「あれはうちのガチョウじゃないんですよ。 私はそれをブリックストン・ロードでガチョウを育てているご婦人から購入したんです。」
私たちは彼に礼を言い、そこを後にし始めた。
その時私たちは小さな男が店主に尋ねるのを見た。 店主は言った。
「俺はあんたの言う、その特別なガチョウを持って行ったやつは覚えていないな。」
ホームズは私に言った。
「は! 我々はブリックストン・ロードに行く必要はないだろうと、私は思う。」
彼は小さな男へ歩み寄った。
「失礼、 私はあなたのお役に立てるかも知れません。」
「あなたは誰ですか?」
「私はシャーロック・ホームズです。 あなたは尾に黒い斑点のある白いガチョウを探している、 違いますか? 我々は私の部屋でさらにお話を続けることもできますが、その前に、お名前をお聞かせ願えませんか?」
彼は息をのんで言った。
「私の名前はジョン・ロビンソンです。」
「いや、いや。 本名を言ってください。」
ホームズは優しく尋ねた。 そしてその小さな男の頬が赤らんだ。
「私の名は、ジェームズ・ライダー。」
「あなたはコスモポリタンホテルで働いていますね。 さて、我々と一緒に行きましょうか。」
ライダーは私たちを期待と恐れを持って見つめた。 家に戻り、 ホームズはまずこう話した。
「それで、 あなたはガチョウを探している。 それはここへ来ました。 その奇妙なガチョウは死んでから美しい青い卵を産みました。」
そう言うと、ホームズは彼に輝く青い石を見せた。
「遊びは終わりだ、 ライダー。 この石の事をどのようにしてお前は知った?」
「モーカー伯爵夫人のメイドが私に話しました。」
「なるほど。そうして、お前はあの配管工が部屋に入るように仕向け、 彼が去ったのちにその石を盗んだ。 その後警察を呼んだ。」
ライダーは絨毯に彼の身を平伏(ひれふ)して言った。
「申し訳ありません! 私はもう悪いことは二度としないと誓います!」
「どういう経緯で石はガチョウの中にあったんだ?」
「あの配管工が逮捕された後、 私は姉の家に向かいました。 彼女はブリックストン・ロードでガチョウを育てています。 彼女はクリスマス用にガチョウを一匹もって行っていいよと言いました。 それで、私は尾に黒い斑点のある白いガチョウを選び、 石をそれに飲み込ませました。 しかし、 私が家にもどりガチョウの胃を切り開いた時、 それはそこに在りませんでした。私は家に間違ったガチョウを持って帰ったのでした。 私は私の姉のところに急いで戻りましたが、全てのガチョウたちは売られていました。お願いです、ホームズさん。 助けてください!」
そうしてライダーは泣き始めた。 長い沈黙ののち、ホームズが言った。
「出ていけ!」
ライダーは部屋から駆け出た。 ホームズはパイプに火をつけて言った。
「彼を逃してやったのは間違いかもしれない。 しかし、ライダーはもう二度と間違ったことは犯さないだろうと私は思う。 石が戻れば、 配管工は釈放される。 何にしろ今はクリスマスだ。 赦しの時期じゃないか。」

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