旧チロルの森〝復活〟 1日限り 閉園後初の催し
塩尻市北小野の旧「信州塩尻農業公園チロルの森」で6日、「自然の中のふれあい広場~かわいい動物大集合」(市観光協会、市主催)が開かれた。令和2年に閉園して以降、初めての集客イベントとなった。1日限定で〝復活〟したチロルの森に、親子連れなど約2700人が訪れた。
競走馬やポニー、ヤギ、羊、ロバ、ミーアキャット、リクガメなど約30種類の動物が用意され、乗馬や触れ合い体験が行われた。カブトムシのプレゼント企画やキッチンカーの飲食物販売もあり、来場者は広い園内で思い思いに楽しんでいた。
松本市内田から親子で来た明善小学校1年・手塚遥真君(6)は「ウサギがかわいかった。久しぶりに来られてうれしい」と笑顔を見せた。市内にある妻の実家に帰省中の長田健太さん(34)=横浜市=は「閉園前に家族でよく来ていた。懐かしい気持ち」と話していた。
新型コロナウイルス禍で中止となった「高ボッチ高原観光草競馬大会」の代替で企画した。市観光協会第2事業委員会の高木一男委員長は「子供たちに楽しい夏の一日を過ごしてもらうことができた」と喜び、「この体験を踏まえ、今後の草競馬の開催方法を模索していきたい」と話していた。