2023.03.26

秘蔵フォト公開…!女優たちの美しすぎる「卒業写真」‥‥鰐淵晴子、夏樹陽子、岡田奈々、有森也実、南果歩

週刊現代 プロフィール

南果歩‥‥退学しようと思ったことも

卒業公演は六本木の俳優座劇場で上演した。「私は女工のひとりを演じました。この写真は、楽屋で差し入れのイチゴを手にしたときのものです」(南)

演劇を学ぶために、桐朋学園短期大学部(東京都調布市/現・桐朋学園芸術短期大学)に入学しました。

大学の規約で、映画や舞台などに外部出演することは禁じられていましたが、2年生になったばかりの私は、小栗康平監督の新作映画『伽倻子のために』(1984年)の主役オーディションを受け、合格しました。

 

そのことを大学の教授に報告したときは、退学するつもりでした。

ところが規約を改正して外部出演を認めてもらえることになり、私は1年間休学して、映画の撮影に没頭したのです。

初めての映画の現場は緊張の連続だったので、1年後に復学すると、大学生活に物足りなさを感じることもありました。

でも、規約改正第1号の私がそこで大学を辞めてしまったら、次からは適用されなくなると考えて、何とか卒業しようと頑張ったのでした。

1985年3月、卒業公演で『あゝ野麦峠』を上演しました。

卒業式はテレビドラマの撮影が入っていて出られなかったので、卒業公演で撮ったものが、私にとっての「卒業写真」です。

週刊現代2023年3月25日号より
 

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