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スティーブジョブズの名言から学ぶマーケティングの本質について

スティーブジョブズといえば挫折と輝かしい実績が注目されており、2011年に残念ながら死去したものの、その功績は後世に語り継がれるだろう人物であることは間違いありません。

 

個人的にはビジネスとしてはMacintoshは世の中に普及せず、ビルゲイツ率いるマイクロソフトに敗北した人というイメージが強いスティーブジョブズ。

 

ただ2022年現在のアップルの時価総額ではマイクロソフトよりも評価が高く、2兆ドル以上なので株価としての評価は未だに高い企業に育て上げた手腕は剛腕以外の何物でもなく、感嘆するばかりです。

 

死去してから10年経過していることもあり、α世代は知らないと思いますし、Z世代でもなじみがないことも少なくないと思いますので Wikipediaから引用してみることにします。

 

Appleの共同創業者の一人であり、同社のCEOを務めた[5]。NeXTやピクサー・アニメーション・スタジオの創業者でもあり、ウォルト・ディズニー・カンパニーなどの役員を歴任した。AppleⅡなどによりパーソナルコンピュータ(パソコン)の概念を市場に普及させ[6]、iPodとiTunes/iTunes Storeによって音楽業界に変革をもたらし、iPhoneおよびiPadを世に送り出したと評される

引用元:スティーブジョブズ

 

2005年スタンフォード大学卒業式の伝説のスピーチ「ステイ・ハングリー、ステイ・フーリッシュ」は有名で今でも色あせないと言えます。スティーブジョブズは様々な名言や格言を残しており、今回はマーケティング観点でのスティーブジョブズの名言を厳選して取り上げてみたいと思います。

 

 

▼ジョブスの格言 No.001

どれだけ宣伝を打ったところで、失敗作をヒット作に変えることはできない

 

当たり前といえば当たり前の話なのですが、失敗作を宣伝してもヒット作になることは絶対にありえません。

 

映画でも音楽でも高額な宣伝広告費でゴリ押ししまくってコケるという話は世の中いくらでもありますよね?

 

しかし、そんな事実と反して魅力がない商品や他社と似たような差別化がない商品を宣伝(マーケティング)で解決してくれという話が広告代理店には日々舞い込んできます。

 

もちろん広告代理店の立場上、ビジネスはビジネスなので対応はします。

 

しかし、そもそもネット広告は魔法の杖だと勘違いしている人が少なくないので、WEB広告に出稿すれば何でもかんでも売れると思ってる時点で困ってしまいます。

 

またネット広告は魔法の杖と勘違いさせるような情報商材が跋扈していることも、ネットではどんな商材でも売れるという幻想を抱かせる要因になっているとも言えますし、売上が欲しい広告代理店の営業マンの営業トークに期待に胸を膨らませてしまうのは仕方ないのかもしれません。

 

逆にたいして宣伝をしなくても、SNS経由でバズってヒット作になるコスメなんかは普通にあるので、結局は商品力が大事だと思います。

 

ただしMacintoshは最高の製品だったとしても、ビジネスの世界ではマイクロソフトには勝てなかったのは事実です。これに関しては色々な観点があるとは思いますが、マーケティングも大事だということを暗に示しているとは思います。

 

 

▼ジョブスの格言 No.002

数字なんて、どこからでも持ってこれるし、どうにでも料理できる。

 

とくに数字が可視化されるインターネット広告では、数字が全てみたいな風潮がありますが、その数字万能説に対して警告を促しています。

 

数字は過去(もしくは現在)を示しているだけの文字列であった、未来を予測はできないし、特に新商品や新サービスは市場がないところからの立ち上げになるので数字はまったく役に立ちません。

 

もちろんAIが予測するようなことは可能な社会になってきているとはいえ、実際問題、何が売れるのか?どれくらい売れるのか?というものは過去から算出しているだけのデータに過ぎないのは明確です。

 

数字に溺れていてはイノベーションを起こすのは不可能だとスティーブジョブズの名言から痛感する人が多いのは事実でしょう。

 

 

▼ジョブスの格言 No.003

現場にはどれくらい顔を出すのか?1日に2~3回だ。

 

机上の空論で数字をこねくり回してしまうということが危険というスティーブの名言をより強化しているのが現場主義の実践です。

 

現場の立場からすると、ぶっちゃけスティーブジョブズが毎日何回も来るのは迷惑かもしれないですが、逆に現場との距離を縮めることで一体感が生まれるというのもありますし、肌感覚を鈍らせないということも重要な要素だと捉えていたんだろうと推察できます。

 

現場にこれだけ頻繁に足を運ぶ経営者はどれくらいいるのでしょうか?経営者ではありませんが、現場重視の姿勢を貫いたスティーブジョブズに頭が上がらない管理職も少なくないはずです。

 

 

 

スティーブジョブズの3つの格言を取り上げました。

 

3つめはマーケティング観点とは少し違うのかもしれませんが、結局は徹底的に現場重視で作り込んだ商品ではないとヒット作は生まれないし、数字遊びでは絶対にイノベーションを起こして成功することはできないということが格言からもビシビシ伝わってきます。

 

スティーブジョブズの名言はマーケティング関係以外にもたくさんあるので、調べてみてもいいかもしれませんね!