渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

本物のビリヤード場の消滅

2022年04月13日 | open


友人からショックな事を聞いた。
かねてより、広島県内東部のビリ
ヤード場ではきちんとしたチョー
ク手入れができていない店ばかり
だった。
信じがたい事に、本物のビリヤード
場なのにハウスチョークが臼のよう
に穴ポコなのだ。
これはあり得ない。

こんな形の状態にさせて、チョー
クが適切に塗れる訳がない。
だが、ど素人はこのような形に
してしまう。


そうした中でも、本場京都玉育ち
の人がやっていた店はしっかりし
ていた。お手本のように。
きちんと京都の撞球人に教育され
たからだ。
その時期でも、ダメな店は穴ポコ
論外チョークだった。
そして、そのしっかりしていた店
も、店長が何代か代わって、今は
穴ポコチョークなのだそうだ。
一切手入れをしない。
他の店も福山市などは今ではどこ
もが穴ポコなのらしい。
「え?○○は?」と別な店を友人
に尋ねたら、そこもだという。
「マジか!△△は?」と問うと、
そこも穴ポコだけしか置いてない
という。

あり得ない。
短距離走をするのに、運動靴の踵
をだらしなく踏み潰して履いてい
るようなものだ。論外。
ニセモノしかいないようなご時世
になってしまったようだ。
道理でハウスキューのタップひとつ
まともに交換できてないと思ったよ。

目の前の玉転がしより大切な大前提
の基本てあるでしょうに。
心得違いの者たちが上に立つ時代に
なったようだ。
残念至極。

チョークの手入れは削るだけ。
太いカッターの背で削るだけ。
ようするに手間暇をかけるのを
面倒がって手抜き大さぼりして
いるだけだ。
ビリヤードの世界の人間であると
は認められない。

まだ、希望はある。
坂の途中の良い店だ。
あそこが穴ポコだったら、福山全滅
だ。




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