デジタル化で減る来店客 ネットバンク普及 統廃合の背景に〈地銀1行時代〉②

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八十二銀行のインターネットバンキングの画面。銀行と顧客の接点が店舗以外に広がっている

 「支店を訪ねる機会はだいぶ減ったね」。松本市の中心市街地で小売店を営む男性経営者は、レジカウンターの前で話した。2025年をめどに合併する長野銀行(松本市)と八十二銀行(長野市)の両方の口座を持っており、ともに支店が徒歩圏内にあるため、頻繁に利用してきた。

 だが、支払いにクレジットカードや電子マネーを選ぶ客が増え、現金の預け入れなどで支店に足を運ぶのは月に3、4回ほど…

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