ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

「ヌルボ・イルボ 韓国文化の海へ」でよく読まれている記事TOP20

2023-01-29 20:59:55 | お知らせ、その他いろいろ
 この記事は、1つ前の記事の参考資料のようなものです。

 以下、本ブログの記事をアクセスが多い順にリンク付きで列挙してみます。と言っても最近1ヵ月のデータを基に、あとは私ヌルボの印象で付けた順位なので、正確なものではありません。確実なものは①だけです。この記事はなぜかアクセスが多く、この1ヵ月も1日平均30ほどのPVがあります。この記事は多くの方からコメントをいただいていて、ブログ主としてもいろいろ得るところがありました。
 それ以外の記事では、鯛焼き、正月、韓国の大学修学能力試験と日本のセンター試験(現・大学共通テスト)といった<季節物>記事がその時期になると増えます。(当たり前か。)





















 うーむ、こうして見るとブログ開設の最初の5年、2009~13年が15本、次の2014~18年が5本、19年以降がゼロ! ここまで歴然と数字に現れるとぐうの音も出ません。
 1つ前の記事、遅きに失した感もありますが、今できることをやるしかありませんね。

 さて、上記①~⑳のリストは私ヌルボとしても読んでほしい記事で、ジツはこのブログの宣伝という魂胆もありますが、開設以来2030本になった記事の中には「ぜひこの記事は読んで!」と願いつつも何ら反応のないものの方がはるかにたくさんあります。できれば近いうちにそれらのリストも作成する心づもりです。
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お待たせしました! 約1ヵ月ぶりに新装・再スタートです!!

2023-01-29 18:39:13 | お知らせ、その他いろいろ
 元日の記事以来28日ぶりの更新です。その前の記事が12月11日なので、この50日近くの間で1度しか更新していないことになります。
 その間、あまりにもブランクが長いので、安否確認の電話をかけてくれた知人も数人いました。(ご心配をおかけしてすみませんでした。)

 こんなにも長いブランクの理由その1は先に書いたように12月27日にコロナ感染が確認されたことです。1月2日に自宅療養期間は終えたものの食欲不振等体調がすぐれず、年賀状書きと若干の読書以外のことはできないまま日を送りました。1月7日のハングルサークルの新年会で健康面はやっと元の状態を回復し、とりあえずはホッとしました。
 以後は親しい友人たちと久しぶりに会ったり、旧知の人、あるいは初対面の人たちとも連日のように会うことが続いて、とてもブログを書く時間的ゆとりがありませんでした。しかしこの歳になっていろんな縁で楽しく語り合える人がそんなにも多くいることにわが身のシアワセを感じたりもしました。

 そして理由その2は、コロナ感染以前から考えていたブログの基本方針のことです。
 (おそらく)自宅内で失くしたスマホは見つからないまま今に至っているわけですが、その探索作業の中で私ヌルボ、いかに自分がこれまでその時時の興味関心の赴くままに雑多な本を集め、コピーを等々取り溜め、写真を撮りまくりしてきたか等々を目の当たりに突き付けられました。貴重な資料などの<再発見>もあれば、そのまま廃棄するのが妥当な物も多々ありました。そんな中、ほぼ同世代の人との話の中で「われわれ年配者は新しい知識を仕入れるよりも、これまで蓄積してきたことを整理して、後続の世代に伝えるべきことをきちんと伝える。それが最優先事項です」という言葉を聞き、そう、まさに私ヌルボがまさにスマホ探しをしながら考えたことそのままだと大いに同感しました。

 以下、具体的に本ブログについてブログ主である私ヌルボ自身がどう見ているか?ということを書きます。
 本ブログの記事は35のジャンルに分けられていますが、とくに2019年以降は記事のほとんどが<韓国内の映画の人気ランク&興行成績>になっています。私ヌルボ、この間(とくに最近)「こういう記事がはたして自分が本当に書きたいことなのか?」といった内心の声が沸々と聞こえてくるようになりました。全然意味がないわけではないものの、単に記事の本数を増やしているだけじゃないのか?ということ。
 この約50日間のブログのアクセス解析を見ると、日々のUU[ユニークユーザー]=訪問者数は大体700~800台、PV[ページビュー]は1700~2200程度(※1月半ば頃PVが5000を超えた日があったのはびっくり! (※例年のことだが大学共通テストの関係で<センター試験の韓国語の難易度について - 難しいのか? 簡単なのか? これは難しいぞ・・・>という記事へのアクセスが増えたからでしょうか?) そしてgooブログ内の順位はほぼ300~500位の間。総数が約314万だから1万分の1。つまり上位0.01%だからスゴイじゃないか!と思われるかもしれませんが、そのほとんどは2018年以前の記事です。
 今、5年前、いや10年前の記事を読み直してみると、オモシロイです。そして愕然とします。よくこれだけ書けたなあ、と・・・。記事の本数もさることながら、その発想に。何かをオモシロイと思う感性が衰えたということなのか・・・?
 近年は、数はそんなに多くはないですが、ジャンルの最下部に<エッセイ・雑文(韓国・朝鮮関係以外)>があります。その大半は、かつて高校生諸君を相手に授業で語ったものです。
 韓国オタクのブログなのに、そこから外れる記事ということは、私ヌルボとしてはそれだけ多くの皆さんに読んで欲しい!という思いで公開したというわけです。今後はこのように韓国・朝鮮以外のネタをとりあげることが増えると思います。
 かと言って、韓国関係、とくに韓国映画関係の記事をなくすわけではありません。観て良かった!という映画はどこの国のものであろうと「これはオススメ!」という記事を書きます。ただ韓国の記事の本数は半分程度に減らします。また、(他の記事もそうですが)記事の字数が多過ぎるなあといつも思ってはいましたが惰性でそのままになっていました。今後は意識して字数を減らし、極力簡潔に書くように努めます。(ってホンマか!?)
 ・・・ということで今回はここまでっっ、ねっ(笑)。
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どこまで続くんだろう? この<トホホの日々>

2023-01-01 21:08:48 | お知らせ、その他いろいろ
 明けましておめでとうございます。

 12月11日を最後にブログ記事を更新してなくて、独居老人の私ヌルボの身を案じた元職場の同僚が27日に電話をかけてくれました。もしかして、本ブログを訪れて下さる方々の中にも「ヌルボはどうしているんだ?」と疑念を抱いている方もいらっしゃるかもしれません。今にして思えば、短くても現況をお知らせする記事を書くべきでした。すみません。
 空白期間の最初の10日間はブログの基本方針について迷いがあったので、新年からの再スタートに向けてあれこれ考えていたためです。
 後半の21日以降は、一応通例としている小松島市(徳島)への帰省の期日が迫ってきてブログどころではなくなったこと。
 とくにこれまで何度かブログで書いたように、10月半ば以降行方不明になっているスマホの問題があります。失くした場所は99%自宅マンション内と思われるので「ま、そのうち見つかるだろう」とたかをくくってその間スマホなしの日々を過ごしていました。※もちろん知人にメールして電話をかけてくれと頼みましたが、「呼出音は鳴ってるけど・・・」とのことで、マナーモードにでもなっていたのかコチラでは何も聞こえず、でした。
 今やほとんどの人はスマホがいつも手許に無いと生きていけない!と思い、失くしたら即新規購入に走るのではないでしょうか? それはよくわかるし、妥当な判断だと思います。
 ただ、ヌルボとしては事態を楽観視したことと、過去の人生の大半はスマホもガラケーも無しで暮らして来たわけだから、まあなんとかなるだろうし、ダメならダメで何がどうダメなのか自分が実験台となって確かめてみようとも思ったわけです。
 そして実感したスマホがなくて不便なことは、
①電話と、②乗換案内と、③グーグルマップ&道案内と、④LINEが使えない、⑤韓国のラジオが聴けない(とくに愛聴している<崔白虎の浪漫時代(최백호의 낭만시대)>、⑥サミット(スーパー)のポイントが貯まらない、⑦人名等々を度忘れした時にその場で検索してつきとめられない
・・・と、ほぼこの順番です。
 ところがいよいよ帰省も迫ってきて、そんな悠長なことは言っていられなくなり、観念して新規にスマホを購入することにしました。2年前に買ったギャラクシーS20の後継のS22です。買ったはいいが覚悟していた通りやっぱり設定が面倒です。それでもIDやパスワード等はメモが残っているので何とかなりました。ただ前のsimカードがないので電話の履歴はなく、LINEアプリも使えるようにすれば過去のデータは消えてしまいます。で電話はゼロから再スタート、LINEの方は旧スマホの発見を待つことにして<寸止め>にしたままです。

 ※以下、自身の<特別な暮れ正月>の記録ということもあるので以下続きます。とりあえずはここまでにして、順次書き足していきます
 あらかじめ重大なネタバレをしておくと、私ヌルボが今居る所は徳島ではなく横浜です。なんでそういうことになっているかと言えば、なんと26日に新型コロナに感染していることが判明、自宅療養を余儀なくされていまったからです。(それにしても、どこまで続くんだろう? このトホホの日々・・・。)
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韓国内の映画の興行成績 [11月25日(金)~11月27日(日)] ►時代劇サスペンス「フクロウ」が初登場1位、やっぱりね ►日藝映画祭「領土と戦争」はすごく良かった!

2022-12-11 10:08:41 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
★日付要確認! 約2週間も遅れてしまいました!

 遅れた理由④=1割は<W杯>。対スペイン戦は結局あの午前4時~の時間帯でも丸ごと見ちゃったしなー。
 遅れた理由③=2割は<自室の片付け>。ジツはまだ行方不明になったスマホが見つかってなくて、トホホの状態がもう1ヵ月以上続いています。というと9割以上の皆さんが「信じられな~い!」と声を発するでしょう。しかし私ヌルボの人生の大半はスマホもガラケーも持たずに別に不便も感じずに過ごしてきたわけだし・・・。←苦しい弁明だな(^^; ちょっと探して見つからなかったので、この際!と心を決めて部屋全体の片付けに取り組むことにしました。スマホは結果的に見つかるだろう(???)ということにして・・・。
 遅れた理由②=3割は、<いろんな仲間との外出>。ハングルサークル、韓国映画愛好者、元職場の同僚といった人たちとスパに行ったりネパールカレーの店に行ったり美術作品を見に銀座のギャラリーに行ったりと、いろんな仲間であちこちに行く機会がたまたま集中した。歩いたりしゃべったりで疲れましたが、高齢者になっても共にいろいろ楽しく過ごせる仲間がいるということはシアワセなことだなーと思います。
 遅れた理由①=4割は、<領土と戦争>。12月2~8日ユーロスペースで開催されていた現役日大藝術学部映画学科の学生による映画祭です。以下の14作品が上映されました。
 「半島の春」監督:イ・ビョンイル
 「狼火は上海に揚る」監督:稲垣浩
 「あの旗を撃て コレヒドールの最後」監督:阿部豊
 「ひめゆりの塔(1953年)」監督:今井正
 「アルジェの戦い」監督:ジッロ・ポンテコルヴォ
 「地獄の黙示録 ファイナル・カット」監督:フランシス・フォード・コッポラ
 「ブリキの太鼓」監督:フォルカー・シュレンドルフ
 「ウンタマギルー」監督:高嶺剛
 「チェチェンへ アレクサンドラの旅」監督:アレクサンドル・ソクーロフ
 「カティンの森」監督:アンジェイ・ワイダ
 「高地戦」監督:チャン・フン
 「沖縄スパイ戦史」監督:三上智恵、大矢英代
 「運命は踊る」監督:サミュエル・マオス
 「アイダよ、何処へ?」監督:ヤスミラ・ジュバニッチ

 いやあ、何ということだ(笑) この企画といい、このラインナップといい・・・。まさに‘今’の問題であると同時に普遍的なテーマでもある。また朝鮮戦争の最前線で戦いを描いた「高地戦」のような狭義の‘戦争映画’はむしろ少なく、かなり幅を持たせて作品を選定している点が非常に良いですね。たとえば「チェチェンへ アレクサンドラの旅」はタイトルも知らない作品でしたが男たちが戦っている中での双方のおばさんたちの交流を描いた感動作でした。結局6回横浜から渋谷まで足を運び、計10作品を観て来ました。これらの映画祭については書けば長い(すでに長い)のでとりあえずここまでにしておきます。
 ※「半島の春」「狼火は上海に揚る」「あの旗を撃て コレヒドールの最後」はYouTubeで丸ごと視聴できます。

▶今上映中の韓国映画その1は「窓の外は冬」。鎮海(チネ)を舞台とした青春ラブストーリーで、<第22回全州国際映画祭(2021)>のコリアンシネマ部門に招待され初上映された作品です。鎮海は朝鮮半島の南の海に面した町。日本の植民地時代は日本の軍港で、その名残りとして現在は桜の名所として知られています。戦後1955年に鎮海市となりましたが、2010年に昌原市に編入され、昌原市鎮海区に改編されました。そして本作のイ・サンジン監督も鎮海出身。自身の経験も作品に反映されているようですね。
 ストーリーは下の記事に記した通りソウルで映画監督をしていた主人公が故郷の鎮海に戻ってバスの運転手となり、遺失物保管所の女性職員と親しくなって・・・というところから始まりますが、とくにドラマチックな展開はないようで、むしろふつうの男女のふつうの生活を淡々と描写することが監督のねらいのようです。
 本作については次のような記事が目に留まりました。
 「窓の外は冬」の繊細な感情描写と節制された演出は20年余り前の韓国メロ映画全盛期に流行していた映画と似ている。「八月のクリスマス」(1998)、「美術館の隣の動物園」(1998)、「春の日は過ぎゆく」(2001)、「ワニとジュナ」(2001)等々、徐々に染まっていく水彩画のように少しずつ親密になる関係を通して観客を笑わせ泣かせたその時のその感性がイ・サンジン監督の指先で再現される。」
 なるほど。言われてみれば20年ちょっと前の上記のようなラブストーリー、たしかにそんなフンイキがありましたねー。

▶今回の記事中で注目の韓国映画その2は「流布者たち」です。作品としての評価とは関係なく(「高くない」いや「低い」と言うべきか?)、韓国で2018~20年<n番部屋事件>(→ウィキペディア) という大規模なデジタル性犯罪があってメディアでも大きく報じられましたが、その事件が本作の背景となっているようで、スマホ等を用いた性犯罪の実状を素材とした作品です。(ストーリーは後述の記事参照。) 韓国女性人権振興院が作成した<2021デジタル性犯罪被害者支援報告書>によると、支援センターが受け付けた2021年の支援件数は合計約18万8千件もあったそうですが、日本と比べてどうなんですかねー? 日本でもたとえば<リベンジポルノ>という言葉が定着するほどスマホを用いた類似の事件は数多くあるようで、決してよその国の話ではないでしょう。

★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績11月25日(金)~11月27日(日) ★★★

             韓国時代劇サスペンス「フクロウ」が初登場1位

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(新)・・フクロウ(韓国)・・・・・・11/23・・・・・・636,327 ・・・・・・・817,693 ・・・・・8,210 ・・・1,541
2(2)・・デシベル(韓国 ・・・・・・・11/16・・・・・・156,469 ・・・・・・・779,770・・・・・・7,761 ・・・・・909
3(1)・・ブラックパンサー ・・・・11/09 ・・・・・143,239・・・・・・1,990,686 ・・・・21,112 ・・・・・939
       /ワカンダ・フォーエバー(米)
4(3)・・同感(韓国)・・・・・・・・・・・11/16・・・・・・・73,719・・・・・・・・444,521・・・・・・4,355 ・・・・・706
5(新)・・ストレンジ・ワールド・・11/23・・・・・・53,587・・・・・・・・・67,566・・・・・・・・623 ・・・・・699
       /もうひとつの世界(米)
6(6)・・映画クレヨンしんちゃん・・9/28・・・・・・8,396・・・・・・・・827,174 ・・・・・・8,289 ・・・・・187
       謎メキ! 花の天カス学園(日本)
7(63)・・流布者たち(韓国)・・・・11/23・・・・・・・・7,805・・・・・・・・・16,160 ・・・・・・・・107 ・・・・・119
8(4)・・フォール・・・・・・・・・・・・・11/16・・・・・・・・7,585・・・・・・・・・78,494 ・・・・・・・・789 ・・・・・189
       :600メートル(英・米)
9(新)・・ONE PIECE FILM RED(日本)・・11/30・・7,546・・・・・・・・8,044 ・・・・・・・・115 ・・・・・・56
10(5)・・エブリシング・エブリウエア・・10/12・・6,103・・・・・・・343,111 ・・・・・・3,665 ・・・・・・33
       ・オール・アット・ワンス(米)
  ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン

 1・5・7・9位の4作品が新登場ですが、1位「フクロウ」については→コチラの記事で紹介しました。原題は「올빼미」です。
 5位「ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界」はアメリカ、ディズニーのアニメ。日本でも韓国と同日の11月23日から公開されているので説明は省略します。原題は「스트레인지 월드」です。
 7位「流布者たち」は韓国の犯罪&ドラマ。上述のように韓国でも日本でもデジタル性犯罪が多くなっています。本作もスマホで何気なく撮った動画が人を破滅に向かわせる危険性をテーマにしています。
 結婚を控えた教師ト・ユビン(パク・ソンフン)は友人のコ・サンボム(ソン・ジウ)の誘いに乗ってクラブに行った折、泥酔して気を失い、目覚めた時にはその間の記憶はなく、スマホも失くしてしまいます。その後一応日常生活を取り戻したかと思われましたが、ある日見知らぬ人物から電話がかかってきます。「3千300万ウォンを出さないとスマホの動画を公開するぞ」との脅迫でした。ユビンはサンボムと共に犯人の追跡に乗り出しますが・・・。原題は「유포자들」です。
 9位「ONE PIECE FILM RED」は、例によって私ヌルボの数多い苦手ジャンルの作品につき説明等は省略します。韓国題は「원피스 필름 레드」です。

【独立・芸術映画】
順位 ・・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(1)・・エブリシング・エブリウエア ・・10/12 ・・・・・6,103 ・・・・・・・343,111 ・・・・・・3,665 ・・・・・・・33
              ・オール・アット・ワンス(米)
2(16)・・エブリシング・エブリウエア・・10/12・・・・・5,894 ・・・・・・・・10,740 ・・・・・・・・122・・・・・・・・61
              ・オール・アット・ワンス[拡張版](米)
3(新)・・セイレ(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・11/24 ・・・・・2,368 ・・・・・・・・・3,847 ・・・・・・・・・32・・・・・・・・67
4(13)・・窓の外は冬(韓国)・・・・・・・・・・・11/24 ・・・・・1,944 ・・・・・・・・・4,570 ・・・・・・・・・34・・・・・・・・54
5(2)・・プロメア(日本) ・・・・・・・・・・・・・・10/20 ・・・・・1,348・・・・・・・・13,627・・・・・・・・・150 ・・・・・・・14

 2・3・4位の3作品が新登場ですが、3位「セイレ」についても→コチラの記事で紹介済みです。
 2位「エブリシング・エブリウエア・オール・アット・ワンス[拡張版]」は、韓国題が「양자경의 더 모든 날 모든 순간(ヤン・ジャヨンのさらなるすべての日すべての瞬間)」とあり、ヤン・ジャギョンとは楊紫瓊すなわち「エブリシング~」の主演女優ミシェール・ヨーのこと。原題(英語)は「エブリシング~」も俳優&スタッフも同じで、つまりは同一作品です。尺が150分と11分長いのは内容に追加部分でもあるのかと思ったら、本編の前に監督のメッセージが入り、エンディングタイトルには(ブルーレイ版に入る)NGカットが入っているそうです。
 4位「窓の外は冬」は韓国のドラマ&ラブロマンスです。
 ソウルで映画監督をしていたソグ(クァク・ミンギュ)は故郷の鎮海(チネ)に戻ってバスの運転手になります。ある日彼はたまたまバスターミナルで故障したMP3プレーヤーを拾いますが、遺失物保管所を担当するヨンエ(ハン・ソナ)は「誰かが捨てたんじゃないですか? 今時がそんな物使わないでしょ?」と懐疑的な反応を見せます。誰かが失くした紛失物だと信じたいソグは落とし主が現れるまで待つと言います。その後もソグは毎日ヨンエにMP3プレーヤーの持ち主が来たか確認し、ヨンエは古いMP3プレーヤ―に執着するソグに好奇心が生まれ、2人はMP3プレーヤーの修理店を探しに行きます。こうしてソグの日常にヨンエがふんわりと入って行きます・・・。原題は「창밖은 겨울」です。
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韓国で公開中の映画 <NAVER映画>の人気順位 [11月24日(木)現在] ►興収1位の韓国時代劇「フクロウ」は史実の謎に想像力を加えた本格的なな歴史サスペンス ►韓国映画「少女」、全編緊張が続く

2022-11-30 23:50:06 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▶今回の記事で初登場の注目作その1は、韓国の時代劇「フクロウ」。1637年清に人質として連れて行かれた仁祖の長男昭顕世子は8年後人質を解かれて帰国しましたがその2ヵ月後急死します。毒殺と言われていますが真相は不明のようです。このような史実の隙間に想像力を加え、重厚な歴史サスペンスに仕上げたということで、目下興収ランキング1位。ネチズン、評論家共に高い評点を付けています。過去助演を主に務めてきたユ・ヘジンが主役それも国王仁祖(インジョ)を演じるとは「やったね!」です。
 注目作その2は「アーマゲドン・タイム」(米・ブラジル)。アメリカのジェームズ・グレイ監督が「アド・アストラ」等とは全然違って、自身の少年時代(80年代初頭)の経験に基づく半自伝的映画で、親友だった黒人少年との別れ等を通じて社会を見る目を持つようになるという話のようで、韓国の映画評論家・記者の皆さん、高い評点を付けています。

▶27日(日)シネマート新宿に行って→1つ前の記事で「何をおいても観なくては」と書いた韓国映画「少女」を観て来ました。どこまでも執拗に事件の真相と関係者の心理を追及し、観客をホッとさせるような落としどころも設定しないという作品で、全編緊張が解けず目が離せませんでした。こういうフンイキの映画、いつ以来かな? 主演のチョン・ヨビン、数々の新人女優賞を受賞したのもナットク。アラサーなのに女子高生役に全然違和感を感じませんでした。

▶わりと高評価のようだし韓国の建築事情にも興味があるので観に行ったのが「奈落のマイホーム」(原題:シンクホール)。ソウル市内にマンションを購入して長年の夢を実現したのにその直後敷地が突然陥没して・・・という悲惨な設定なのにコメディっぽい映画で、現実離れしてるようでもあり、一方500人を越える犠牲者を出した三豊百貨店崩壊事故(1995)から近くは今年22年1月光州での建設中マンション壁崩落事故(ぜひ見て!YouTube)等々、かの国の事故例を見ているからあながち荒唐無稽とも思えません。とは言っても、その深さが問題。私ヌルボ、なんとなく50mと思い込んでいましたが、500m(!)というのはいくらなんでも・・・(笑)。それで(ほとんど)無事とはねー。また関連記事を見ると「韓国では年間900件も発生する巨大陥没穴」といった記事があったりするので誤解を招きそう。まあ道路の穴ぼこはフツーにみますがねー。日本では博多駅前道路陥没事故(2016)がわりと最近ありましたが、あれは深さ約15m。右画像は中国四川省広元市の超大型シンクホール(2013)。さすがにスケールが大きい!とは言っても直径60m深さ30mですからねー。年間900件の陥没穴と言ってもあたこちでマンションが陥没!?というものでもないでしょう。
 ※小さくても深い穴もあるので要注意!

  ★★★ NAVERの人気順位(11月24日(木)現在上映中映画) ★★★
    ※[記者・評論家による順位]とも①など右の( )は前週の順位。評点の後の( )は採点者数。
     初公開から1年以内の作品が対象。「初登場」とは本ブログでの初登場。

     【ネチズンによる順位】 

①(1) トップガン マーヴェリック(米)  9.76(42,345)
②(2) 初戦[CHOSEN](韓国)  9.49(39)
③(-) ARASHI Anniversary Tour 5×20(日本)  9.42(83)
④(-) SING/シング:ネクストステージ  9.38(2,844)
⑤(新) フクロウ(韓国)  9.38(1,681)
⑥(-) マリムさんをよろしく(韓国)  9.35(232)
⑦(4) 映画クレヨンしんちゃん 謎メキ! 花の天カス学園(日本)  9.30(1,420)
⑧(5) 劇場版呪術廻戦 0(日本)  9.24(1,714)
⑨(6) 人生は美しい(韓国)  9.22(7,784)
⑩(新) セイレ(韓国)  9.20(10)

 ⑤と⑩の2作品が新登場です。
 ⑤「フクロウ」は韓国の時代劇スリラー。
 ギョンス(リュ・ジュニョル)は盲目ですが優れた鍼治療の実力を侍医のイ・ヒョンイク(チェ・ムソン)に認められ、宮廷に入ります。その頃、清に人質として連れて行かれた昭顕世子(キム・ソンチョル)が8年ぶりに帰国し、仁祖(ユ・ヘジン)は息子に向かった喜びもしばし、正体不明の不安感に包まれています。そんなある夜、闇の中ではぼんやりと見えるギョンスが昭顕世子の死を目撃します。真実を知らせようとした瞬間、より大きな秘密と陰謀が明らかになり、命さえ危ない状況に陥ります。息子昭顕世子の死後、仁祖の不安感は狂気に変わって暴走し始め、世子の死を目撃したギョンスによって関連人物たちの素顔が徐々に明らかになっていきます・・・。原題は「올빼미」です。
 ⑩「セイレ」は韓国のサスペンス&ミステリー。<第26回釜山国際映画祭(2021)>のニューカランツ部門招待作の中で最も優れた作品性を披露した作品に授与する国際映画批評家連盟賞を受賞した作品です。
 ウジン(ソ・ヒョヌ)は赤ちゃんが生まれたばかりの初心者パパ。玄関に注連縄を張って部外者の出入りを防ぎ、禁忌を徹底的に守る妻ヘミ(シム・ウヌ)が理解できません。会社に通いながら合間合間に子育てを手伝って忙しい日々を過ごしているある日、ウジンに過去の恋人セヨン(リュ・アベル)の訃報が届きます。赤ちゃんが生まれて21日間は葬儀場に行ってはいけないという妻の反対にもかかわらず、ウジン用心しながらも行ってきます。するとその日以来赤ちゃんが病気になり、不安と恐怖が大きくなっていきます・・・。韓国では赤ちゃんの出産後の三七日(삼칠일)つまり21日目には<セーレ>と言ってお祝いがありますが、それまでは守るべき禁忌があります。それを破ってしまったパパに、家族に見えない危険が迫ります・・・。原題は「세이레」です。

     【記者・評論家による順位】 

①(1) 別れる決心(韓国)  8.71(14)
②(2) 塔(韓国)  8.50(2)
③(3) トップガン マーヴェリック(米)  8.44(9)
④(4) エブリシング・エブリホエア・オール・アット・ワンス(米)  8.33(9)
⑤(5) 私は最悪(ノルウェー)。  8.00(9)
⑥(6) 同じ下着を着るふたりの女(韓国)  8.00(8)
⑦(7) 小説家の映画(韓国)  8.00(3)
⑧(新) アーマゲドン・タイム(米・ブラジル)  7.67(6)
⑨(-) #AfterMeToo(韓国)  7.67(3)
⑩(8) シン・エヴァンゲリオン劇場版(日本)  7.50(2)

 ⑧「アーマゲドン・タイム」が初登場。アメリカのドラマ。ジェームズ・グレイ監督が少年時代の80年代初頭に通っていた学校での経験に基づく半自伝的映画です。<第75回カンヌ国際映画祭(2022)>のコンペティション部門で上映された作品です。
 1980年のニューヨーク。自由なアーティストを夢見る11歳のポール(バンクス・レペタ)にとって、パパ(ジェレミー・ストロング)とママ(アン・ハサウェイ)、そして兄は厳しすぎます。夢の話を真剣に聞いてくれる人はおじいさん(アンソニー・ホプキンス)だけ。学校では仲良しのジョニー(ジェイリン・ウェブ)だけがポールの気持ちをわかってくれますが、大人たちはジョニーが黒人という理由で距離を置けと言います。その後ポールとジョニーはトイレでの喫煙が校則違反によって転校を余儀なくされます。中流家庭の白人少年ポールは私学に転向しますが、ジョニーはポールとは別の道を辿らざるをえませんでした・・・。ある時代の終わりに、自分の世界を守りたかった少年の物語が始まります。なお<アーマゲドン>とはハルマゲドンつまり世界最終戦争のこと。ポール少年が初めて衝撃的な世界認識を得たことを指しているのかな? 韓国題は「아마겟돈 타임」。日本公開はいずれあると思いますが、今のところはググってみても全然ヒットしません。
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