11歳の娘に覚醒剤を飲ませて交際相手にわいせつな行為をさせたとして、監護者わいせつなどの罪に問われた母親に大津地裁は11月、実刑を言い渡した。母親が薬物を使って娘を性被害に遭わせるというショッキングな事件。全公判を傍聴して見えてきたのは、一家で病や障害を抱えながらむつまじく暮らしていたシングルマザーが、男の愛を求めた末に犯罪に手を染める過程だった。
判決によると、母親は2年前の6月、交際していた工員の男(49)=監護者わいせつ罪などで公判中=に11歳だった次女の胸をなめさせるなどし、その様子を携帯電話で動画撮影した。二人は覚醒剤を混ぜたコーヒー牛乳を次女に飲ませた上で犯行に及んでいた。
9月20日、初公判に出廷した母親は控えめに髪をまとめたごく普通の母親に見えた。3人の子を一人で育てていた母親は4年前にマッチングアプリで男と知り合う。