引き算のハーモニーに込めた思い 吹奏楽コン課題曲作者は最年少高3
横川結香
「青春感半端ない感じ」
「17歳て。すご」
全日本吹奏楽コンクールの課題曲4曲の音源が一部公開された10日、ツイッター上で、吹奏楽ファンが沸き立った。注目を集めたのは、大会史上最年少の課題曲作曲者の1曲だった。
朝日作曲賞を17歳で受賞し、課題曲Ⅰに選ばれた「行進曲『煌(きら)めきの朝』」。北海道札幌月寒高校3年の牧野圭吾さん(18)=札幌市=の作品だ。
初めての吹奏楽曲で、17歳の冬にとりかかった。
通学途中にある池の水面が日の光できらめく姿や、吹奏楽ポップスの名曲「宝島」を初めて耳にした時の高揚感……。これまで出会った「景色」や「雰囲気」を旋律にした。
高校での最優先事項は作曲
3歳でピアノと電子オルガン…