初診カウンセリングについて

当院では患者さんのお話をお聞きすることから始めております。

当院では、初めてご来院の患者さん一人一人に、20分ほどの時間を使って初診カウンセリングを行っています。

患者さんと私たちがお互いに治療方針を共有し、
患者さんに納得いただける方針を選んでいただいた上で治療を進めていくためです。

そのためにまずは、
★私たちが患者さんお一人お一人のご希望(生活背景)を知ること  
★患者さんがご自身の口の中の状態を正しく知ること
が欠かせないと考えています。
歯は虫歯一つにしても時間を要する治療と、短期間で住む場合があります。例えば「かぶせ物が取れた」という理由でご来院された場合でも、1回の治療で住む場合 と何度も治療を重ねなければいけない場合もあります。それはお一人お一人の虫歯の状態、口の中の環境、状態、生活環境が異なるからです。患者さんの歯科医院へ通院することでどうなりたいか? に着目して診療にあたりたいと思っています。
例えば  
なるべく早めに治療を終えたい→3ヶ月後に旅行を予定していて美味しいものを食べたい
食事を取るのに困るので奥歯から治療を優先して欲しい→お肉が大好きで早く焼肉を食べられるようになりたい
患者さんの思いをできる限りサポートしていきたいと思います。

検診・治療START!ステップで紹介します

カウンセリング

歯科衛生士が患者に名刺を渡してあいさつするところからスタート。歯科衛生士によってカウンセリングが行われる。主訴や病歴、薬歴はもちろん食生活の習慣、口の手入れの方法、生活習慣、今まで歯科医院でされたこと・されて嫌だったことなども歯科衛生士が患者からじっくり聞いていく。個室なので、患者が思っていることを自由に話せる雰囲気を心がけます。

当院の考え方の説明

その後、歯科衛生士が資料を使って20分ほどカウンセリングを行う。資料の内容は、保険診療と自費診療の違い、予防歯科の大切さ、今日行うことの説明など。ここで保険診療と自費診療の制度についても説明されるので、患者は後で歯科医師から治療について説明を受ける際に理解しやすくなる。

口の中の状態をチェック

歯科衛生士が口の中を写真撮影。撮影の際は「口角鈎(こうかくこう)」というマウスピースのようなものを装着。撮影した口の中の写真は今後の治療の記録として使われる。次に、位相差顕微鏡を使って口の中にどれだけ菌がいるかをチェック。最後に、唾液がどれくらい出ているか検査。口の中が乾燥していると菌が繁殖しやすくなり、予防の効果が薄れてしまうからだ。

歯科医師による検診

歯周病と虫歯の状況を歯科医師が診断する。問診の内容をもとに、患者がどんな治療を希望しているのか聞き出していく。この時の患者の希望により、歯石を取るなどの治療を今やるか次回行うかも決めていく。全員に紋切型の治療を押しつけたりはしないそうだ。

レントゲン撮影と次回の診療説明

レントゲン撮影を行い、次回来院時の内容を説明。撮影したレントゲン写真はタブレット端末で患者と確認。当日のうちに治療を希望しない場合は、院長からの手紙や予防歯科がなぜ大切なのかがわかる資料が患者に手渡されて初診は終了。特に問題がなかった患者には、食生活のアドバイスなど予防歯科メインで来た場合のメニューについても説明される。次回来院時には、検査結果を総合的に記した「歯の通知表」が患者に渡される。