◆何を言うかより誰が言うかってやつですね


今日は立秋だからか、暑さが一息ついて、涼しくて過ごしやすいです。
暑さが一息ついたと言っても平年並みの暑さになっただけなのですが、このところ日中外をうろついてると死ぬんじゃないかってくらい暑かったので、大変涼しく感じます。


さて、一昨日昨日のことなのですが、心にも冷えた風が吹き抜ける出来事があったので、さらりと記事にしたいと思います。


心が冷えたきっかけは、はあちゅうサロンで起こった性被害について書かれた記事がTwitterで回ってきたことです。


昨晩、はあちゅうサロンをやめるにあたり、その理由を、勇気をもって告発したところ、数時間で、突然、消されました。

—–

消された内容は、

・「じぶんにおきた、性犯罪の事実」

・「証拠がなければ強制退会はさせない、というサロンの方針」

についての、内部告発と問題提起です。

犯罪については、【ある男性メンバーに、路上でわいせつ行為をされ(拒否したのに、何度も無理やりキス)、その後、ホテルに連れ込まれた】という事案でした。

—–

わたしはこれに対して、

・「犯罪はどうすれば抑制できるか」

・「犯罪がおこればどのように対処すべきか」

などを、みんなで話し合ってほしいと思い、問題提起したのですが、連絡もなくわずか一時間ほどで削除。

理由としては、はあちゅうさんが

✔「これは犯罪ではない」

✔「サロン全体として共有するべき内容ではない」

と判断され、削除されたとのことです。


全文はこちらからどうぞ→【サロン内でおこった性犯罪について】被害届を出します


書いたのはこちらの方↓です

FullSizeRender


何をやっているのかさっぱり分からない方ですが、彼女のサイトを見にいくと「恋愛ドクター」という肩書きも名乗っています。
何でしょうね、恋愛ドクターって。キラキラ起業家臭がプンついていて換気したくなります。



誰かあぁぁああ、窓開けて〜!



この方がご自分の肩書きにキラキラネームをつけてしまうところに引っかかったので、それについてツイートしたところ、わざわざエゴサして私にリプライしてこられました。

向こうからガンガン話しかけてこられたのでこちらも返事をしていたら、ブロックされました。( ̄∇ ̄)



FullSizeRender



この人何がしたいのでしょう?



ま、ゴトーさんの肩書き云々はひとまず置いておくとして、性被害の告発とは穏やかではありません。

しかも相手は #Me Too では日本代表となったはあちゅうさんなのですから。

先日の告発後、ある女性から、「同じ男性から被害を受けたかもしれない」とのご連絡をいただきました。

相手を確認すると、わたしが被害を受けたのと同じ男性


(中略)


そして、新事実が、発覚。

その女性も、運営に相談したそうなのですが、そのときにいわれたのがこちら。

「その男性からの被害報告は、ほかにも数名からあります。」

<数名>だと!!??

わたしとその女性と、他にも?

つまり、被害者は三人以上いるということ。

「三名以上からの被害報告がある、男性」を、「証拠がない」という理由で、強制退会をさせないサロン。

「そのままで、いいの?」

サロンが、被害者よりも、加害者を守るのは、なぜですか?

はあちゅうさんは「それは犯罪ではない」から、処罰はしないとのこと。

「わたしのサロンだから、わたしの思うようにする。」

全文はこちらから→二人目からの告発。そして、他にも被害者は居る

はあちゅうさんは、この告発を受けてかどうかは分かりませんが、この記事が出回り始めてこのようなツイートをされました。


女性側からだけの訴えを鵜呑みにしないということなのでしょうね。
加害者だと名指しされた男性からも事情を聞き、はあちゅうさんなりに総合的に判断した結果、「犯罪だとまでは言えない」という結論に達したのだと思われます。


確かに「強引に女性を誘うこと」は犯罪だとは言えないし、「強引にホテルに連れ込まれた」とはいえ、みぞおち殴られて失神したところを肩に担がれてホテルの玄関をくぐったわけではないでしょう。

女性が泥酔していたり、薬を飲まされて意識がなかったわけでもなさそうです。


大人の女性ですからね。相手が自分よりも力の強い男性でも、その場にしゃがみこめば嫌がる女性を無理やり引きずってホテルの玄関をくぐり、部屋のドアまで通ることは難しいのです。

自発的に男性と二人きりで会い、自分の足で歩いてついて行った以上は、それを犯罪だと断定できないと判断したはあちゅうさんの見解は理解できます。


けれど、被害を受けたと感じている女性たちにしてみれば、男性と過ごした夜はいい思い出ではなかったのでしょう。
男性にはっきりとNOが言えないために、強引に誘われれば二人きりで会ってしまうし、積極的にかき口説かれて強い力で腕を引かれれば、力が弱い以上に気が弱い女性は振りほどけずにホテルまで行ってしまう。

口や態度で毅然とした自己主張ができない大人しい女性たちに狙いをすまし、同様の行為を繰り返している男性なのかもしれませんね。

そうした男性の常として、一晩の思いを遂げたら相手の女性に対する興味は消え失せるので、ホテルの部屋を出た直後からメッセージ一つ寄越さない。そのため「弄ばれた」と女性に被害者意識が芽生えるのは、事が起こった翌日以降です。


実際、被害にあった女性たちは、二人で会ったその日のうちにセックスまでするのは、内心ではすごく嫌だったのでしょうね。慎ましい女性であれば当然の感覚です。

世の中の誰しもがはあちゅうさんたちのようにセックスに対してハードルが低いわけではないのですから。(参考記事→必ず勝てるモテテクは〇〇!はあちゅう駈け×峰なゆか対談


私の若い頃なら、そのような男性は学生であれ社会人であれカメムシくらいうじゃうじゃいました。年中いますが、夏は特に大量発生します。
そして、カメムシと同様に迷惑な存在ではあっても、害虫あつかいまでされることはなかった。

私と同世代の女性であれば、若い頃にカメムシの大量発生に苦慮した結果、駆除方法も身につけて大人になっています。


けれど、今の時代にそれは許されないというゴトーさんの主張も分かる。
パートナー間であっても、双方の完全な合意、もっと露骨に言うならば、「双方の完全なヤル気」の明確な意思確認が行われていなければ、性行為はデートレイプになるのですよね。

だから、ゴトーさんは「レイプされた」のだと主張されている。


時代が変わったのですね。人々の意識が女性にとって生きやすい方向に変わっているのだと信じます。


だから、女性を食い荒らす行為を、「そんなのよくあることじゃない」「そんな男はよくいるじゃない。ていうか、いい歳した大人なら分かりそうなもんなのに何でついて行ったの?」などと思うのは、意識が古い。間違っているのだと思います。


けれど、ちんちん振り回して生きている男性をパートナーにしているはあちゅうさんは、加害者とされる男性を「ヤリチンだから」という理由で断罪することはできないでしょうね。
そんなことを認めてしまったら、自分の夫も犯罪者になってしまう。


AV業界は女性に対する深刻な人権侵害の問題を抱えている産業で、その構造的問題はまだ解決されていません。

今日の新聞ですが、こちらの記事をぜひどうぞ→フォーラム)もう一つの「#Me Too」



はあちゅうさんの夫であるしみけんさんは、業界で大活躍している売れっ子であるがゆえに、多くの「不本意な女優たち」とも交わってきているでしょう。

しみけんさんが今まで一緒に仕事をしてきた中で、裸にされることも、好きではない男性とセックスすることも、その様子を撮影されてしまうことも、自分が性の商品となり、データが永遠に販売されることも、本当は乗り気でなかったのに強引に口説かれて、内心は嫌だったけれどNOが言えず、逃げられなくなり、顔では笑っていたけれど事が終わった後に心にも人生にも深い傷を負い、泣きぬれて暮らしている女優さんが一人もいないとは言えないはずです。

オリンピックを前にして政府も対策に鈍い腰を上げ始めていますから、業界側の「無理強いはしていない」「合意の上だった」という言い訳は通用しなくなっています。


はあちゅうさんは#Me Tooでは矢面に立って、自らが受けたセクハラとパワハラの被害を訴えたのに、女性に対する深刻な人権侵害の加害者側の男性と結婚してしまった。
そのことで、#Me Tooを語る説得力を失いました。

今回の告発とサロンの問題を放置することで、ますます彼女に対する世間の心象は冷えそうなものですが、残念ながらそうはならない。


なぜなら、告発者であるゴトーヨーコさんの初動がまずかったからです。
性被害を訴え、サロンの対応に疑問を呈し、新たな被害を未然に防ぎたいと主張しながら、彼女は事件の詳細を有料noteで販売するという、誤解を招く行動に出ました。

しかも、ゴトーさん自身は「はあちゅうさんのように自分をブランド化してお金を稼ぎたい」(そのためにはあちゅうサロンに参加していた)と言いつつ、「私のブランド価値が毀損するので、性被害を訴えるために実名も顔も出せないし、無料で情報も公開できない」と仰る。

「無料で情報を出すと、普通の人は300万〜500万の損失だけれど、私の場合は2000万の損失」だそうです。…いえ、笑ってません。(゚∀゚)

そのくせ、「私は一般人なのだから」とも仰る。支離滅裂です。。。


2回目、言います。



この人何がしたいのでしょう?



ゴトーさんのキャラクターと言動のせいで、折角の勇気を持った告発も支持は広がらないでしょう。
ゴトーさんとはあちゅうさんでは、ダブルスタンダードの似た者同士とは言え格の違いが歴然です。
ゴトーさんたちがいくら訴えたところで、彼らはブランドブランドといちいちうるさいですが、はあちゅうさんの人気もはあちゅうサロンのブランド価値も損なわれることはないでしょう。


今回の件に関して、Twitter民の主な反応↓









はあちゅうさんがいつも言ってますもんね。

「何を言うかより、誰が言うか」であると。

内容が深刻であればあるほど、訴える側にそれを言う資格があるのかどうかが問われる、という実例を目の当たりにしました。