先程の
息子とのお話の
続きです。
彼女さんに
こんな話をしていました。
とにかく
親父は休みが
なかったから
小さい頃は
土日は、いつも
デパートだとか
この辺だったら
荻窪のタウンセブン
の屋上(笑)に
お袋が連れて行って
くれた。
屋上に行く前には
必ず本屋さんに寄って
お袋は、本を
買ってたんだよね。
え、そうだった?
忘れてた!
屋上の遊べるスペースで
俺らは遊びまくって
お袋は
ベンチに座って
買ってきた本を読みながら
俺らが遊ぶのを
ずっと見守ってくれてた。
お袋のその姿を
今でもはっきりと
覚えてるよ。
…そうなんだ…
…なんか…
泣きそうになるじゃない…
彼女さんが
お帰りになってから
息子に
母子家庭か…
やっぱりそう感じてたんだね
寂しい思いを
させちゃったね…
ごめんね
そう言うと
いや、寂しいとか
そういうことは
全然感じてなかったよ。
おじいちゃんおばあちゃん
がよく遊んでくれたし
あなたの友達も
家族旅行まで
連れて行ってくれたり
よく遊んでくれたし
楽しくやってたよ。
俺たちが
寂しい思いをしないように
あなたが頑張ってくれた
んだな、と
今になって 思うけどね…
なんて
言ってくれちゃう
ものだから…
思わず、うるっと
きてしまいました
子どもって
子どものくせに
ちゃんと見てるんだな
見ててくれて
分かってくれてるんだ
そう思って
感無量になりました
そんなお話でした