結成! 被害者の会! ヤリ部屋の家賃を大司教に払わせる冷血サブカル男(前編)【たらい回し人生相談】
【たらい回し人生相談】〜ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く〜 連載第12回
以前(過去記事参照)大司教は時計を借りパクされたと愚痴をこぼしていた……。
いちおう本文末尾(
これだけなら単に大司教泣き寝入りという話だが、別方面から反応があった。
別の人物が大司教に連絡をとってきたのだ。ここでは仮にその人物を∇子としておこう。彼女が大司教に接触してきた理由は、サブカル業界の巨悪を暴くためだという。巨悪はちょっと言いすぎたかもしれない。とにかく話を聞いてみましょう。
「あなたもあの男の被害者なんですよね?」
と∇子さん、いったいどんな話が始まるのだろうか。
■登場人物:
∇子:●ゃ●らの被害者、サブカル業界の関係者。
大司教:●ゃ●らの被害者、オタクなのでサブカルに当たりが強い。
●ゃ●ら:問題の人物(伏字にしております)インターネットの有名人。
インタビューは都内の某焼き肉屋で行われた。
おかげでインタビューの録音のあいだずっとジュージューとうまそうな音が流れている。そんなわけで当記事をより臨場感をもって読みたい方は、YouTubeなどで「焼き肉屋の音」みたいなASMRを検索して、ジュージュー音とともにお読みください(注2)
特定を避けるために∇子氏の外見はぼかしてお送りするが、なんかクラスに一人はいるたぬきっぽい感じの子を想像していただきたい。いたでしょ?
塩タンを焼く音とともに、物語が新たな局面を迎える。
∇子さん:記事を読みました。にゃ●●に時計を借りパクされたんですよね。
大司教:はい。
∇子さん:時計は戻ってきましたか。
大司教:いいえ。
∇子さん:でしょうね……。
大司教:彼は私から連絡が来ると動悸がするとか言うので触りづらいです。変に売れる前は月一で呼び出されてましたけどね。
∇子さん:被害者の会を結成しましょう。
大司教:はあ。
∇子さん:ほかにも彼には旧悪がいろいろあるはずです。
大司教:ああはい。わたしもかなり被害にあったほうだと思われます。
∇子さん:私もそれなりに……。
大司教:ネタの提供という感じですかね。
∇子さん:それを記事にしてください。
大司教:じゃあそれで。まあ適当に話しておけばミスター発達氏が記事にしてくれるからだいじょうぶです。もともとこの連載は社会問題をありのまま見せつけるという形をとってきましたが……。
∇子さん:その中核があの男と言えるでしょう。あなたがたのこの連載、ひいてはベストタイムズという媒体、ひいてはベストセラーズ社の存在自体が、この悪を告発するためだけにこれまで存在してきたのだとも……!
大司教:じゃあそれで。
野望の王国(注3)のような言いまわしをする∇子さん。
どうやら、大司教から時計を盗んだ人物である●ゃる●には、他にもいろいろと問題があるようだ……。今回はその闇に迫ろう。
主役不在のまま、塩タンが焦げていく……。
注1:告知欄はちょっとしたおまけのような存在だが内容は本物である。グリコでいうとおまけ、神羅万象チョコでいうとウエハースの位置だ。今のところ数えるほどしか反応がない。 注2:録音から文字を書き起こすのに困るので、インタビューとしては最悪の場所のチョイスだといえるが、奢ってくれたので不満はないです。 注3:日本のマンガ作品、政治家が高級なツボに小便をしたり人がたくさん死ぬ内容。