アイルランドへワーキングホリデーをする時に必要なワーホリビザ。オーストラリアやカナダの情報は多いけど、アイルランドの申請方法が少なくて困っているという人はいませんか?
「ワーキングホリデービザの申請手順が知りたい」
「アイルランドワーホリにかかる費用が知りたい」
こういった疑問を持つ人も少なくありません。
そこで今回は、アイルランドワーホリビザの申請手順や費用など一挙紹介していきたいと思います。アイルランドワーホリを検討している方は参考にしてみてください。
※本記事内では、すべて1ユーロ=125円で計算しています。(2019年4月現在)
[目次]
ワーキングホリデーとはどのような制度なのでしょうか? 詳しい概要を解説していきます。
ワーキングホリデーとは、通称「ワーホリ」と呼ばれ、協定を結んだ国で、アルバイトをしたり、語学学校に通いたり、観光したりできる制度のことです。18歳から30歳までの人であれば誰でも申請することができます。
英語の勉強をしたい人、海外生活を体験したい人、海外で働いてみたい人に人気のビザです。自由度が高く、さまざまなことに挑戦できるのがワーキングホリデービザの良い所でしょう。
アイルランドワーホリビザの特徴として、一番に挙げられるのが就労及び就学の制限がないことです。他の加盟国では、「同一雇用主の元で6カ月まで」「語学学校は4カ月まで」など制限があります。
アイルランドでは1年間学校に通ってもいいですし、同じ仕事を続けても問題ありません。
また、募集人数が年間800人と少ないため、日本人がいない環境で学習に取り組みたいという人から人気を集めています。英語を嫌でも話さないといけない環境なので、英語を勉強する人にとっては最適なビザと言えます。
ただし、日本人がいる環境で安心して暮らしたいという人にはおすすめできません。
アイルランドワーホリの募集要項は以下の通り。
対象年齢:18歳〜30歳(申請時の年齢)
発給人数:800人
入国期限:ビザ発給から1年間
滞在期間:最大1年
就学期間:制限なし
就労期間:1週間に最大39時間
申請期間:<2019年9月30日以降のご出発を希望される方対象>2019年7月下旬予定
アイルランドのワーキングホリデービザは、発給人数が少なく、申請期間が定められています。渡航を予定している人は、早めの準備をおすすめします。
ワーホリビザ申請までの流れをみていきましょう。
先ほども紹介しましたが、アイルランドワーキングホリデービザ申請には受付期間が設けられています。まずは受付期間を確認して準備を進めるようにしましょう。
パスポートを取得していない人は早めに取っておきましょう。申請に必要となりますので、渡航が決まったらすぐに取得してください。
申請にはアイルランド大使館のホームページで申請書をダウンロードしてください。ダウンロード後、英語で記入をしてメールで送付します。
申請書のメールに返信があれば必要書類を揃えていきます。
申請書
写真2枚(6カ月以内に撮影されたもの)
パスポート原本
パスポートコピー
英文履歴書
卒業証明書または在籍証明書(英文原本)
残高証明書(英文原本)
海外保険(英文原本とA4コピー1枚)
航空券(原本とA4コピー1枚)
返信用レターパック510
英語で記入する書類も多いです。準備期間には余裕を持って確実に取り組んでいきましょう。
申請費用は60ユーロ(約7,500円)です。
それではアイルランドワーホリの申請手順をみていきましょう。まず一番最初に、申請条件を確認する必要があります。アイルランドワーキングホリデービザの申請条件は以下の通り。
・現在日本に居住している
・本来の目的として1年など一定期間アイルランドで休暇を過ごすことがある
・申請を受理するときに年齢が18歳以上30歳以下である
・扶養家族である配偶者を同伴しない
・有効なパスポートと帰国用航空券、または帰路の航空券を購入するのに十分な資金を保持している
・アイルランド滞在中の生活に必要な資金として50万円以上の預金があること
・これまでワーキングホリデープログラムでアイルランドに渡航した経験がない
・健康かつ犯罪歴がない
・滞在期間をカバーする医療保険や海外留学保険に加入している
【出典】駐日アイルランド大使館「アイルランド-日本 ワーキングホリデー・プログラム申請のご案内」(参照日:2022-2-8)
上記の条件をクリアできなければビザを発給してもらえません。ひとつひとつ確認をしながら確実に進めていきましょう。
条件をクリアできたら申請書の記入を行ってください。申請書はアイルランド大使館のホームページからダウンロードして記入をします。
(1)トップページより「アイルランドワーキングホリデーの計画」をクリック
(2)ワーキングホリデーページで「申請書・最終ページに和訳付き」をクリック
(3)申請書(英文)をダウンロード
(4)英文表記で申請書を作成
(5)アイルランド大使館にメールで送信
(6)申請期間終了の翌月の中旬まで審査
申請の受付はメールでできます。よって、わざわざ大使館に行く必要はありません。また、ビザ申請書を提出する時点で顔写真の準備も必要ありません。
申請が許可されたメールが届いたら必要書類を提出します。先ほど紹介した書類をアイルランド大使館に郵送してください。書類が一つでも足りないと受理することができません。何度も確認をして不足がないようにしましょう。
アイルランド大使館で書類の確認が行われた後、ワーキングホリデービザが発給されます。申請から発給までの期間の目安は3カ月をみておいてください。
ワーキングホリデービザは自宅に郵送されてくるので、受け取ったら大切に保管しておきましょう。
※アイルランドワーキングホリデービザは募集人数を越えると抽選となります。条件を満たしていても落選となる場合がありますので注意してください。
アイルランドワーホリビザの申請は自身の渡航時期に合わせて申請するのがベストです。ビザ申請期間は毎年、1月下旬と7月下旬ごろの年2回となっています。
3月21日〜9月30日までに入国を希望する人は「1月申請」、10月1日〜3月20日までに入国を希望する人は「7月申請」を行うようにしてください。
注意点としては、申請期間が年によって変更になる場合があります。2017年だと年3回の申請期間が設けられていました。
もし申請を希望する場合は、アイルランド大使館のホームページをこまめにチェックしておきましょう。
アイルランドワーホリビザの申請には、健康診断書などの提出義務はありません。よって健康診断は必要ないと判断できます。しかし、ビザ発給の条件に「健康であること」と記述されています。
仮に持病や健康状態に不安がある方は、大使館に相談をしてみてください。
入国から1年間です。
アイルランドワーキングホリデービザは却下される可能性もあります。どんな原因や理由で却下されるのか紹介していきます。
アイルランドワーホリビザの却下される理由で最も多いのが申請枠不足です。ワーホリが始まった当初は定員割れが続いていましたが、最近は人気が上がってきて却下される人が増えてきました。
また、7月の申請時期(2回目)に何名の枠が残っているのか提示されないため、倍率もわからないのが現状です。
ビザ申請の時点で50万円以上の預金がな場合は、現地での生活ができないと判断され、却下されます。他の条件を満たしていても資金がないとビザは下りませんので注意してください。
ワーホリビザは本人以外でも申請が可能です。
最近は、ワーキングホリデービザの取得代行業者も数多くあり、難しい書類や準備物のサポートをしてくれます。
費用はかかりますが自身でするよりもスムーズに申請ができます、時間がない方や不安な人は利用してみてください。もちろん原則として、必要書類や預金残高などは自分名義である必要があります。
申請ができません。申請条件に「申請時に日本に居住していること」とあります。
もし海外にいる場合は、日本に帰国をし役所に帰国届けを出してから申請をする必要があります。
アイルランド入国後は、1カ月以内に警察署で外国人登録をする必要があります。外国人登録をしていないと90日以上の滞在や就労を行うことができません。登録をすると外国人登録カードが発行されます。発行料として300ユーロ(約37,500円)がかかりますのでご注意ください。
アイルランド到着後は最寄りの社会福祉事務所で社会保障番号(PPS)を取得する必要があります。
就労をするために必要な書類ですので、必ず取得をするようにしてください。申請にはパスポートや外国人登録証が必要となりますので用意しておきましょう。
アイルランドで就労をするためには、税務当局で登録手続きが必要になります。この時、社会保障番号(PPS)が必要となりますので、事前に取得をしておきましょう。
また、「Form 12A」という税金控除の申請用紙の記入も忘れずにおこないましょう。
ビザ申請が却下になった場合は、アイルランド大使館から拒否理由が記載された手紙が送られてきます。
それでは、アイルランドワーホリまでにやっておくことを紹介します。
現地の語学学校に通うなら学校探しも進めておきましょう。
語学学校によって特色や学習方法も異なります。しかし、他のワーホリ人気国のように語学学校の情報が豊富ではありません。
留学エージェントなどを利用して語学学校の情報を集めると効率も良く、安心して学校探しに専念できます。
スクールウィズでもアイルランドの語学学校探しのサポートをしています。語学学校だけでなく、仕事や住居など分からないことがあればご質問ください。
参考:アイルランド留学について見る
アイルランドワーホリが決まったら航空券を手配しましょう。出発直前で取得すると高額な航空券しかない可能性もあるため、早めにリサーチをしてください。
安い航空券が買える目安は渡航の3カ月前くらいです。こまめに航空券予約サイトをチェックして、お得に航空券を購入しましょう。
アイルランドで仕事をしようと思っている方もいるでしょう。アイルランドには日本で言う「職業案内所」があります。通称「FAS」と呼ばれ各地域に置かれています。
また、「FAS」以外にもインターネット上で求人紹介をしているサイトもありますので、事前にチェックしておくと便利です。
日本人向けのアイルランド掲示板です。
仕事だけでなく、住居やモノの売買、サークルなど幅広い検索ができます。アイルランドワーホリに行く人の多くが利用しているサイトなので、こまめにチェックしておきましょう。
アイルランドの求人サイトです。
職種別に求人を探すことができるので、就きたい職業があれば探してみてください。
アイルランドの家探しはインターネット上ですることができます。日本と同じように賃貸サイトや掲示板があるので利用してみてください。
アイルランド最も有名な物件紹介サイトです。
物件数も多いため、好みの家が見つかるまでこまめにチェックしておきましょう。
日本人向けのアイルランド掲示板です。
先ほどの紹介しましたが、家探しだけでなく仕事探しにも使えます。
ワーホリ中はアイルランドに住むことになるので、「海外転出届」を役所に提出してください。提出しなくても問題ありませんが、住民票を抜くことで、健康保険と年金の支払い義務がなくなります。
年金は払ってもいいですが、健康保険は海外では使えないため支払う意味がありません。また、学生が1年以上海外へ行く際も「海外転出届」の提出が推奨されています。
ワーキングホリデー期間に応じて海外旅行保険への加入が必要になります。アイルランドのワーホリビザの条件として「海外旅行保険」への加入と証書の提出が義務付けられています。
加入していないとアイルランドへの渡航を拒否されてしまう可能性があります。仮に加入せずに渡航できた場合でも強制送還される可能性も。必ず滞在期間をカバーできる海外旅行保険に加入をしておいてください。
ワーホリへ行く際は、家族と連絡方法を共有しておきましょう。メールやLINE、Skypeなど、どんな方法で連絡を取るのか事前に決めておくことで、現地についてからバタバタする必要がなくなります。
また、自分が住む家の住所や学校の連絡先なども共有しておくと、もしもの時でも安心です。
海外生活ではクレジットカードが非常に便利です。現金だとリスクが高く、盗難をされてしまったら返ってくる可能性はほとんどありません。クレジットカードであれば、盗難されてもすぐに停止申請をすればお金を失わずに済みます。
また、現地のATMで現金を引き出せたり、キャッシュレスで買い物をすることもできます。カードを作る場合は、2週間前後の期間がかかりますので、早めに作っておきましょう。
ワーホリへ持っていく持ち物を早めに準備しておきましょう。代表的なものは以下の通りです。
・パスポート
・ワーホリビザ
・クレジットカード(現金)
・海外旅行保険証
・PC
・スマホ
・各種充電器
・コンセントの変換プラグ
・衣服
・折り畳み傘
・靴
・タオル
・シャンプーやボディーソープなど
・歯ブラシ
・生理用品
・メガネやコンタクトレンズ
・常備薬
・筆記用具
この他、必要なものがあれば随時追加してください。
今回は、アイルランドのワーホリビザの申請方法について解説をしました。アイルランドワーホリビザは、ひとつひとつ手順を踏めば難しいものではありません。ですが、ワーホリビザの発給人数が他の国と比べると低いことと、申請期限が限られていますので、注意が必要です。
早めに準備をしておけば直前で慌てることも少ないので、今回の記事を参考にアイルランドワーホリビザの申請を行ってみてください。
アイルランドのワーキングホリデーにかかる費用やおすすめの国などの詳細情報はこちらで紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
アイルランドのワーキングホリデーについて見る
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